どうも、小型アンプ大好き萩原悠です!
実際最近の自宅用ギターアンプって本当にすごいと思うんです。
毎年のように新しいテクノロジーで新しい製品がリリースされています。
そんな自宅練習用ギターアンプ業界に、Rolandがまた新しい提案をして来ました!
それは完全ワイヤレスという選択肢。
今日は刀アンプシリーズの最新作、KATANA-AIRの紹介です!
刀アンプとは
そもそも刀アンプとはなにか。
その説明のためにちょっとだけ技アンプ(WAZAシリーズ)の説明からしましょう。
BOSSブランドから初めてリリースされたWAZA Ampは往年のロックドライブサウンドを生み出すことに長けていて、
世界中で人気になりました。
古き良きサウンドと最新のテクノロジーで全てのギタリストに最高のロックサウンドを与えてくれるます。
そんな技アンプのテクノロジーを継承し、もうちょっとお手軽に使えるようになったのが刀アンプです!
特に2017年に発売開始になったKATANA-mini(→レビューしました!)なんかはその名の通り小さいサイズながらもしっかりとしたロックギターの音が話題になり、
結構自宅練習用のアンプとして使っている人が多いようです。
KATANA-AIR
そこへ来てこのKATANA-Airの登場です!
Airってのはなんだ?軽いのかな?
軽くは……ないです!
KATANA-miniが1.2kg、それに引き換えKATANA-Airは2.2kgもあった!(それでも軽い)
ではなにがAirなのか。
なんと!
完全ワイヤレスなんです!!
部屋のどこに置いてても大丈夫!
自分がどこでギター弾いても大丈夫!
すごい!
KATANA-AIRの特徴
ってことでKATANA-Airの特徴を順に紹介していきましょう。
完全ワイヤレス
これが名前の由来であり業界初の目玉機能です。
まずこのKATANA-Airを買うと、トランスミッター、送信機もついてきます。
これをギターに挿すだけ。
そうするとBluetoothでKATANA-Air本体に信号が飛んでアンプから音が出ます!
ついにそんな時代が!!
ちなみに電池駆動(最大12時間)もするので、完全なるワイヤレスが実現したというわけです!
音色作りもスマホで遠隔操作
マジ笑うわこれwwwww
ギターアンプはオーディオスピーカーと違って電源が入ればいいってわけではありません。
弾きたい曲やフレーズによってちょこちょことつまみをいじって音色をセッティングし直してます。
ワイヤレスだからってアンプを遠くに置いてたらいちいちそこまで行って操作をしなければ……
え?
スマホでいじれるの?www
なんと、音量も歪みもイコライザーもエフェクターも、全部スマホからリアルタイム操作出来るそうです!
すげー!!
これほんとに便利じゃん!
レイテンシーなし……!?
ワイヤレス機器というのはどうしても信号の遅延、つまりレイテンシーが出てしまっていました。
しかし今回BOSSはかなりこだわってレイテンシー撲滅に挑んだそうです。
そりゃそうだよね、演奏ってのはタイミングがすごく大事なわけで、それがちょっと遅れちゃうとか萎え萎えに萎えます(意味不明)。
エレキギターの歴史を動かし続けてきたBOSSさんだけに、ここはぬかりない研究がされたようですね。
よくやった!!w
まぁ、厳密にはレイテンシーゼロなんて無理なはずなので、
恐らく同じ送信機を使っているWL-20とかと同じ、2.3msの遅延なんだと思います。
2.3msってもう実際は遅延がないのとほぼ同じです。
音が進むスピードは1秒で約340メートルなので、
2.3ms、0.0023秒ということは、
約78センチです。
78センチ離れた場所の音って遅れて聴こえますか?
無理でしょ!
つまり、体感的に遅延はゼロなんです。
TONE CENTRAL
TONE CENTRALとは、KATANAアンプやマルチエフェクターGTシリーズで採用している、クラウドサービスのことです。
オンラインで内蔵エフェクトを管理、セッティング出来るため、
本体のスペックを超えたエフェクト群が使用可能に。
しかもクラウドサービスってことは常に最新版がメーカーから更新されるので、
どんどん進化していくわけです。
今回このKATANA-AIRでもTONE CENTRALにつなぐことができるので、内蔵エフェクトは最大55種類!!
自宅練習用アンプに付属のエフェクターとしては桁違いの多さですね!
オートパワーオンオフ
これまたすごい!
送信機が振動を感知すると電源がオンになります!
そして、数分間信号が送られないと電源がオフになります!
この設定が如何に素晴らしいかわかります?
振動を検知して電源が入るということは、この送信機が挿さってるギターを持っただけで電源が入るということです!
ギターって弾くためには必ず持つじゃない?
つまり弾く数秒前にギターを必ず持つじゃない?
そうすると、そのタイミングで電源が入るので、
ギターを持って、ピックを持って、ジャンって弾いたときにはもう電源が入ってるんです!
すげーーーー!!!!
逆に電源が切れるときは振動ではなく信号です。
だって、座ってギターを弾いてたらほとんど動かないから振動しないじゃない?
でも弾いてるってことは信号は来ているわけだから、弾かなくなって、信号が来なくなってから数分で電源が切れる。
そんな最高な機能です!!
ほんとすごいわ。
あ、ちなみに送信機は充電式です。
アンプのドックに挿しておけば充電されるらしい。
ってことは?
ドックから送信機を離したらすぐに電源が入るってこと?
すげ。
オーディオ再生もBluetoothワイヤレス!
去年発売になった
はギターアンプなのにBluetoothオーディオスピーカーとしても機能するというのがウリのひとつでした。
そしてこの度発表されたBOSSのKATANA-Airは……
もちろん出来ます!!
そりゃそうだろー!だって完全ワイヤレスがウリですから!!
これで本当にアンプを適当なところに置いておいて、
ギターの演奏やスマホの操作は離れたところからでも大丈夫!
なんというストレスフリー!!
最大30ワット
結構デカいっすね!
自宅練習用で30wはかなり安心のサイズです。
いまどき日本の家庭内で30wを鳴らし切れる部屋なんてそんなにないけれど、
でもこういうのは使い切らなくていいわけだから!
“余裕のある出力”それが大事なんです。
素晴らしいねー!
ステレオ出力
内部にスピーカーコーンが2発入っています!
なので、コーラスやリバーブエフェクトをかけたときの広がり感も抜群です!
もちろんオーディオスピーカーとして使う際もステレオ再生!
AUX端子のついてる自宅練習用アンプは多いけれど、コーンがステレオじゃないと全然音がダサくなっちゃうもんねー。
とても良い!
ACアダプター付属
電池駆動がウリと言っても、結局室内で使う際には電源が届いちゃったりするので、
アダプターを使えるなら使いたいものです。
電池交換とか電池代とかを考えなくて済むもんね!
で、こういう電池駆動の製品てとかくアダプターがついてないこともあります。
でもKATANA-Airは純正アダプターがちゃんとついてくるー!!
よかった!
KATANA-Airワイヤレスは便利なのか
さて、これまでKATANA-Airの特徴をいくつか列挙してきましたが、果たしてどんな人におすすめなのでしょうか。
わたしはギター用のワイヤレスシステムを持ってますが、使うとは当然ライブ時です。
しかも結構音質劣化するので、それでもワイヤレスにしたい理由、それはライブ中の煩わしさを排除するためです。
わたしは企画によっては結構ギター弾きながら暴れまわるので、そんなときはワイヤレス便利ですね。
でも自宅でギター弾きながら暴れるひとっている?ww
そう思って、この製品は誰をターゲットにしているのか一瞬わかりませんでした。
でも、家で弾いてるときこそリラックスして弾きたいよなー。
ギター背負ったままソファーのあっちに座りこっちに座り、ケーブルが絡まる心配もなくだらだら弾けるし、
音色切り替えもスマホでワンタッチ、一緒に流す音楽もそこから再生。
で、終わったら適当にギターその辺に転がしておけば勝手に電源が切れてる。
また弾きたくなったらギターを持つだけでパワーオン、さっきとは違う音色のプリセットを読みだしていきなりギュインギュイン弾ける。
なんだこれ、エレキギターってこんなに手軽だったっけ?
アコギと違ってちょっとだけ準備の必要だった自宅でのエレキギター演奏が、
ここまでストレスフリーになるとは!!
来てるね、新しい時代!
まとめ:KATANA-Airでもっと気軽にエレキギターを!
どうでしょ、4万円はちょっと高いかなとも思ったけれど、
この機能とこのサウンドならかなりアリです!!
なんか機能面ばかり押し出してしまったけれど、普通にギターアンプとして刀シリーズはすごいんだから!
KATANA-Airはその刀アンプの音色とテクノロジーを持ちながら、
今までよりもギターとギタリストの距離を縮めてくれるギアということです!
BOSSさんすごいもん作ったなぁ。
発売が楽しみ!!
(追記:発売されました!)
ってことで今日はこのへんで。
最後まで読んでくれてありがとう。
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!