どうも、最近はエレキとアコギ同じくらい弾く機会のある萩原悠です!
今月はYAMAHAの小型ギターアンプTHRシリーズについて詳しく書く月間です!
THR10を始め、THR10CやTHR10X、THR5やTHR5Aなどについても細かく書いてきました。
このページでは、主に比較の意味で、THR5とTHR5Aのどこがどう違うのか、その違いに焦点を当てて書いていこうと思います!
似たような名前で見た目もほぼ一緒。
でも実は全然違うアンプなんだということに気づいてもらえるかなと思います。
それではいってみよう!
→THRシリーズのレビュー完全版、こちらにまとめました!!
THRとは
→サウンドハウス
そもそも論ですが、THRってのはなにか。
これはYAMAHAが2011年にリリースし始めた自宅用小型ギターアンプの革命機です。
このサイズでこんなに音がいいの!!
しかもエフェクトもこんなに充実!!
発売から5年経った今でも、本当におすすめなギターアンプです。
詳しくはTHR10について書いたページをごらんください。
→THR10が家庭用ギターアンプの中で一番真空管っぽいし最高!!
で、今日お話するのはTHR5とTHR5Aという2機種の比較についてです!
THR5
→サウンドハウス
THR10を一回り小さくして、機能も少し簡略化したモデル。
イコライザーがワンノブーンになってることや、スピーカーの質がちょっと落ちているところなど、違いはちょこちょこと。
詳しくはこちらで。
→THR10とTHR5の違いを徹底レビュー!!
THR5A
→サウンドハウス
THRシリーズ唯一のエレアコ用モデル。
ひとくちに”エレアコ用”と言っても、多彩な音作りが出来、エフェクターも使えるしオーディオインターフェイスにもなる。
詳しくはこちらで。
→エレアコ用アンプTHR5Aをレビュー!
THR5とTHR5Aの違い
さて、まずは簡単に紹介させてもらいましたが、ここから!
項目にわけて違いをレビューしていきましょう!
THR5Aはエレアコ用である
もうこれですよ!
ここが最大の違い、というより、そのためにあるモデルです。
THR10とTHR10Cにもアコースティックギターを繋ぐことが出来るモードを搭載してます。
しかし、THR5Aは、アコースティックギターを繋ぐことを前提としたモードが盛りだくさんです!!
コンデンサーマイクで収音したかのようなモード、ダイナミックマイクで収音したかのようなモード、
ナイロンギター(エレガット)に最適なモードなどなど、
アコギのあんな音こんな音が選びたい放題です。
ここにコーラスかけたりコンプかけたり、イコライザーで高域の出具合を調節したり、本当に至れり尽くせりです。
ちなみに、THR5Aにも一応エレキギター用のモードはあって、EG CLNという、Fender系のアンプシミュレーションのモードがありますが、当然全く歪みません。
自宅練習時にエフェクターを使わずに歪ませたいという方には全く使えません。
エフェクターの違い
THR5Aだけがエレアコ用になってることから、エフェクターにも違いがあります(実はUSBでPCに繋いで操作すれば同じことが出来る。面倒だけれど。)
THR5(THR10も同じ)では
- コーラス
- フランジャー
- フェイザー
- トレモロ
と、モジュレーション系が充実しているところに、
THR5Aは
- コンプレッサー
- コンプレッサー&コーラス
- コーラス
という風になっています。
これはなかなかいい配慮だと思います!
アコギではフランジャーやトレモロはほとんど使わないし。
エレキは自宅練習時にまでコンプレッサーを使いません。
どうしてもサイズには限りがあるので、こうしてひとつのノブをそのモデルにあったものに当てるのはとてもいいと思います!
とにかく簡単に、それが自宅用アンプに求められますよね!
出力サイズは同じ
どちらもTHR5、THR5Aという名前にそぐわず、10ワット出力です。
ただ、これはどちらにしてもそうなんだけれど、やはりスピーカーの質のせいか、
低音がちょっとビリつきます。
特にTHR5Aの方。
中でもTUBEマイクモードにしたときとかは結構気になるかもしれません。
もちろんそれは大きい音を出したときに限りなので、自宅でひっそり弾くときには全然気にならないのですが、
それなりに大きい音を出したいからアンプに繋ぐわけであって……ちょっとヤマハさんにはどうにかこうにか改善したもらいたいなと思ってます。
他、PCとの連携、オーディオインターフェイス機能は同じ
THR5もTHR5AもUSBケーブルを用いてパソコンと繋ぐことが出来ます。
詳しくはTHR10の紹介ページで書いたのでそっちを見てもらうとして、
ここではとりあえず出来ることをリストアップだけしておきます!
- パソコン用外部スピーカーになる PC内蔵のスピーカーで音楽聴くより100倍いい音だよ!
- オーディオインターフェイスになる パソコン内のソフトに録音することが出来るよ!
- 録音、編集ソフトCUBASE AIがついてくる これがあれば別に買い足す必要なくデスクトップミュージックが始められるよ!
→THRシリーズの元祖、THR10の機能紹介
THR5は自宅練習用、THR5Aはちょっとしたライブ用?
これは完全にわたしの個人の考えなんだけど、
THR5は自宅練習用のちょっといいやつで、
THR5Aは小さなライブとかで使うのの最小サイズ、
って感じかなと思います。
両製品のどこを見て思ったってわけでもないのだけれど、
決めてはやっぱりエレキ用かアコギ用かって点です。
エレキは自宅でもアンプがないと練習にならないから必要。
あまり大きい音は出せないけど、でもいい音で練習したい。
そんなときに最適です。
しかし当然ながらサイズがサイズなのであまり大きな音は出せず、ライブで使うって方はあまり多くないかなと思います。
対してTHR5A。
アコギなんですよね。
アコギって自宅で練習するときにアンプいらないじゃないですか。
アンプなしでも十分な音量が出てしまうから。
となるといつ使いたいか。
ちょっとしらライブとかセッションとか発表とか、人前で使うときですよね。
しっかりとしたPAシステムを組むまででもない、でもアコギの生音だけじゃちょっと足りない。
そんなときにこそTHR5Aを!!
以上の考えにより、わたしは
THR5は自宅練習用のちょっといいやつで、
THR5Aは小さなライブとかで使うのの最小サイズ、
と考えます。
異論は大募集!!
値段も同じ
このTHR5とTHR5A、どちらも税込20,000円程度。
このサイズのアンプとしてはちょっと高いかもしれない。
だけれど、THR5のこの音質、THR5Aの使いやすさ。
それらを考えたら全然アリだと思います!
どちらも、ギターがもっと楽しくなるアンプです!!
YAMAHA THR5 [ギターアンプ]
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YAMAHA / THR5A
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まとめ :アコギを弾くためならTHR5A、エレキを弾くならTHR5
以上、簡単にはなりましたが比較項目を挙げて紹介してきました。
まとめると、もう本当に簡単なことです。
アコギのためならTHR5Aを。
エレキのためならTHR5を。
そして、エレキを弾くけどアコギも弾きたいならTHR10を!
です。
\突然のTHR10!!/
YAMAHA 《ヤマハ》 THR10
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そう、THR10なら、基本エレキギター用だけど、アコギ用のモードもあるのです!!
1万円くらい値段上がっちゃうけれど、
スピーカーの質もちょっとよくなるので、低音のビビりも解消されてます。
もしアコギもエレキも両方弾きたい方、ぜひこちらのTHR10もご検討してみてはいかがでしょうか?
ってことで今日はおしまい!最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
→THRシリーズのレビュー完全版、こちらにまとめました!!