どうも、割と本当にYAMAHA信者の萩原悠です!

いや、盲信しているわけではないんだけど、色んな製品を知れば知るほどYAMAHAってよくできているなぁと。


そんなわたしですが、今日はアコギ!
YAMAHAの人気のFGシリーズ!!
そしてFSシリーズ!!

FG800,FG820,FG830,FG850
FS800,FS820,FS830,FS850とではなにが違うのでしょうか!

その違いを徹底レビューしていきます!


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FGとFSの違い比較表


型番 FGシリーズ FSシリーズ
ボディタイプ トラッドウエスタンタイプ フォークタイプ
全長 1038mm 1021mm
ボディ材 モデルにより異なる モデルにより異なる
トップ材加工 合板 合板
胴幅(くびれ部分-一番デカいとこ) 268-412mm 233-380mm
厚さ(薄いとこ-厚いとこ) 100〜118mm 90〜110mm
厚さ 100〜118mm 90〜110mm
ブレイシング スキャロップド スキャロップド
ネック ナトー ナトー
指板 ローズウッド ローズウッド
フレット数
ネック幅(ヘッド側-ボディ側) 43-55 43-52
ネックシェイプ
ネックの長さ(スケール) 650mm 634mm
塗装 グロス仕上げ グロス仕上げ
左利き用ラインナップ ある ない
12弦ラインナップ ある ない
サウンドハウスページへ FG820 FS820

わかりやすさがとどまるところを知らないですね!!

つまりFG820とFS820の違いは大きさ!?


そういうことです、
FG800、FG820、FG830、FG850と、
FS800、FS820、FS830、FS850の違いは、
物理的な大きさです!

数字が同じならそれ以外のスペックは全く同じです!



あ、ちなみに今更ですが、

FG800とFG820、FG830,FG850は全く同じ形、サイズです。

使ってる木材によって変わります。


そしてFG820とFS820、FG830とFS830は同じ木材で出来ています!

つまりこのページで

「FG820はね……」

と書いている内容はとりあえず現行の全てのFGに当てはまると思ってください!

そしてこの差はほとんどが前身モデルのFG720とFS720の違いにもイコールです。

ちなみに、THE FGという機種だけは全く別物になります。高級品ですww


では細かく見ていきましょう。

FGとFSはボディの形が違う



FG820


FS820


まずボディの形です。

これはパッと見でよくわかるかなと思います。

FSシリーズの方がくびれが大きくなっています。

座って弾くときはこのくびれ部分を右足に乗せて固定することになるので、

くびれが深い方が安定しますね。

また、ボディ全体を低い位置で構えることになるので、右腕を遠回りさせなくてよくなるのでちょっとラクです!

特に体の小さい方や女性にはこれだけでかなり持ちやすいはず!

イイネ!

FSとFGはボディの大きさと厚みが違う


ボディの形だけではなく、そもそもの大きさがちょーっとだけ違います。

これも抱えたときにだいぶ変わってきますね。

それこそ女性にはこちらをおすすめ!

うん、今日は女性に優しいアコギ選びってスタンスにしよう!(今決めた♪)

FGとFSはネックの長さ(スケール)が違う


ネックの長さ、これ実はギターによって微妙に違うのです。

レスポールとストラトは違うよね……でもそれはフレットの数ではないのだ!

フレットの間隔がちょっとずつ狭いことにより、

たとえフレット数が同じであっても全体の長さがちょっとだけ違ってきます。

FG830とFS830もそのように違ってきて、その差実に16mm!!




…………




……

じゅうろくみり!!


……


……



微っ妙〜!!!!


「2センチも変わらないなんてマニアじゃないと気づかんわ〜!!」




と思うことなかれ。


たしかに見てもよくわからない。

けど!!

持ち比べてみるとたしかに感じる持ちやすさ!

端のポジションまで押さえやすい!

女性におすすめだよ!(出たー!)


ちなみに、使用する弦は同じで大丈夫ですのでご心配なく!

FGとFSの”音”の違い


ここまで、FGとFSは大きさと形だけが違う、と話してきました。

これはそう、本当なんです。

使ってるパーツや作る工程は全く一緒です。

では音も全く同じで、持ちやすさで選んでいいんだ!





……と思いますか?

それが違うんです。

何故なら、大きさと形が違うからです!


……え?




なにを変えると音が変わるのか


楽器というのは本当に色んな要素が絡み合ってそのサウンドを奏でるように出来ています。

どこかひとつのパーツが違ったりすればもちろん音は変わりますし、ネジの締め具合でも音は変わりますし、

むしろ木材なんかは全く同じ木の全く同じ部位で作ることは物理的に不可能なので、芽の走り具合や密度などの違いで音が変わります。

これはもうギターの個体差というもので、どんなに丁寧に作ってもこの差をなくすことは出来ないし、

なんなら楽器選びの楽しいところでもあります!

ただ、今はその部分は省いて考えて、

ボディの大きさやネックの長さについて。

楽器としての大きさが違うので、音が変わるんです!

ボディが小さく薄いので、FS830の方が音が小さく低音が少ない


FS830はFG830を小型化したモデルなので、

ボディが小さいということは音が共鳴する内側の空間の体積も狭くなることになります。

となると、全体的に音量が小さくなります。

また、ボディ内部に共鳴して作られる音にはどちらかというと低音の成分が多いので、

つまりその内部空間が狭いFSシリーズは低音がすっきりします。


なるほど、FS830よりFG830の方が大きくてふくよかな、暖かいサウンドがするんですね!

ネックの長さ(スケール)が短いと、弦を張る強さが弱くなる


ネックが短くて、つまりは左腕もそんなに遠くまで行かなくて済むし、フレットごとの感覚が狭いので指も広げやすいけれど、

スケールの差はそれだけじゃなくて、弦を張る強さも変わってきます。

使用する弦は全く同じです。

となると、スケールが長いFG800の方がより弦を強く、ピンと張ることになります。

逆に言えば、FS800はFG800よりも弦を張る強さが弱く、抑えやすくなります!

やったー!

アコギの弦って硬いからね、これは嬉しい!

女性に優しい!!

しかし!

弦を張る強さが弱いということは、弦の鳴り方も変わってきます。

ちょっとだけ元気がなくなるというか、まぁそのままか、サウンドのハリがなくなります。

本当にちょっとですけどね!!


まとめ やっぱりFGとFSの違いはサイズだよ


そんな感じで、

今回紹介の仕方としては、

FGよりFSの方が小振りだから、女性やお子さま、手の小さい方にはおすすめだよ!

でも音はやっぱりFGの方がいいよ!


って感じにしました。

結局FGの方がいいってか!そういうことか!

いや、そんなことないです。

FSシリーズ、とてもいいです!

だって、ちょっと小さいだけでこんなに弾きやすいんだから!

ネックの1.6センチ、ボディの厚みは1センチ、

そんなちょっとの違いでこんなに弾きやすいんだ!

FSにしようぜ!

たしかに音はFGの方がいいよ、特にFG850とFS850じゃ全然違うよ!

でもそんなこといいから!

弾きやすい方で、弾けるようになろうよ!

音の違いに気付いてFSを買ったことを後悔するくらいにアコギを知ろう!


そしたら買い換えよう!

FGにじゃない、もっと上のクラスのアコギ!

今度は同じYAMAHAでも入門用じゃなくてLLシリーズにする?

いや、タカミネにする?

思い切って憧れのマーチンやギブソン、テイラーにしちゃう?

そんな楽しい悩みが出来るのも、弾けるようになってからなんだよ?

今すぐ弾けるようになんてならない、だったら弾きやすいアコギで、アコギの楽しさを知ろう!

そして、ちょっと弾けるようになったら、一緒にセッションしましょう!

ご連絡お待ちしています!

それでは今日はこのへんで!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!







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