こんにちは、萩原悠です。
DTM講師とPAのために台湾に来てからというもの、
ライブをする機会がめっきり減ったのでギターの腕がめっきりなまってしまい、
最近はこうしてブログばかり書いておりますw
今日は最近の私が唯一台湾に持って来ているヒスコレレスポールの、
ギブソン社についての紹介をしたいと思います。
参考
→ギブソンレスポールを台湾にまで持って来た理由
ギブソン社とは
まずは基本的なところから。
Gibsonというのはアメリカのギターメーカーの老舗です。
ストラトキャスターシリーズを生み出したFender社と双璧をなす存在であり、
多くのギタリストの憧れの的でもあります。
(左がストラト、右がレスポールです)
アメリカ、ギブソン社の創業自体は1894年、
オーヴィルヘンリーギブソンさんがマンドリンの製作を始めたのが始まりです。
まじイケメンなんですけどw
1920年代からはギターの製作を開始。
徐々に主力商品はマンドリンではなくアコースティックギターへと変化していきます。
そして1936年、初のエレクトリックギターを発表します。
そして1952年、ギブソン社の歴史に残る出会いがあります。
ギタリストかつ発明家として当時ちょっと有名だったある男との出会いです。
レス・ポールさん!
そのレスポールさんとの出会いにより新しいギターを開発します。
その名も……レスポールだっ!(そのまんまや〜!)
1950年代のレスポール
この1952年からこのレスポールには様々な試行錯誤がなされます。
あまり確たる正解のない業界なので、試しては人気出ず、試しては認められず、
そんなことを繰り返しながらマイナーチェンジを繰り返します。
それ故に1950年代のレスポールは毎年違う物になっており、
レスポール好きであればあるほど
「何年モデルのが一番いい!」
というこだわりが出て来ます。
ちなみに、わたしは1959年モデル以外は眼中になかった人です☆
1960年代のレスポール
今となっては1950年代のモデルは年代毎に違った特徴を持つラインナップとしてそれぞれが人気ですが、
当時は残念ながら今程の知名度もなく。
つまりあまり売れなかったんですね。
そして1960年、過去8年間の試行錯誤の中で一番大きな変革が訪れます。
ボディを薄くしてネックへの凹み部分(カッタウェイと言います)を下側だけでなく上側にも。
[ソリッドギター]の意味を込めレスポールSGとの名前で売り出す。
しかし、どうやらこれ、レス・ポールさんが気に入らなかったみたいで、
「マジなんなのこれもうレスポールじゃねぇよ俺ギブソンとの提携やめるわバイビー。」
的な感じで暫くレスポールモデルは製産中止になります。
そこそこしょんぼりもしたと思いますが(知らんけど!)、
ギブソン社は自分たちの理念を信じてレスポールSGシリーズを毎年リリースし続けます。
まぁこれもあんまり売れなかったんだけどね……。
それから数年が経ち、
ギブソン社のギターはエリッククラプトン等の大物ギタリストの使用により名を挙げることになります。
著名な方々が我れ先にとこぞって使い始めたのが、
残念ながらギブソン社イチオシのレスポールSG
……ではなく1950年代のレスポールです。
当時は下蔵楽器もハードオフとかもないわけで(今でもどっちも日本にしかないけど!)、
どのように中古で出回ってたのかは全く知り得ませんが、
中古業界でも宝物のような扱いになったことも受け、
ギブソン社の平謝りによってレス・ポールさんとの提携を再開。
1968年より再度オリジナルモデルのレスポールの製産が始まります。
つまり
1952〜1960年モデルのレスポールはあるけれど
1960〜1967年モデルはない
1960〜1967年モデルはない
ってことになりますね。
ここまでのまとめ
前者の1950年代のレスポールを[初期]とか[第一期]という風に区別されることが多いです。
そしてなんか残念な扱いになってしまったレスポールSGシリーズは、
SGシリーズとして別の道を歩む事になります。
ホントここで生産中止にならなくてよかったねw
後にギブソンレスポールはそのパワーのある音から
1970年代にはレッドツェッペリンのジミーペイジによって、
1980年代にはガンズアンドローゼズのスラッシュによって、
主にロック界で不動の地位を確立することになります。
特に初期のレスポールは年代毎に全然違うスペックだったりする上、状態のいい木が使えたりという条件もあり、
それぞれの年代にそれぞれのファンがいます。
しかしやっぱり一番人気は1959年モデルかな?
そらそうだ!
カッコいいもの!
(うちの子自慢)
1952年のも1960年のもカッコいいしそれぞれにいい音だけども、
僕が一番好きなのは1959年モデルです。
マジうつくしす。
さぁ記事に客観性がなくなってきたところで、今日はこのあたりで終わろうと思います。
今度詳しく年代レスポールの紹介でもしようかな。
ではまた!
今日も最後まで読んでくれてありがとございます、
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
→わたしがギブソンレスポールを買った日のこと
→ギブソンレスポールを海外にまで持って行った理由