どうも、ガンプラ初心者の萩原悠です!
先日、初めてのランナー塗装というものをしてみました!
たしかに手軽だった!
でもやっぱりやりにくいところもあって、
そんなランナー吹きのメリットとデメリットについてまとめてみました!
5秒で説明すると…
・細かい部分塗装をしないなら時間短縮スプレー節約!しかしゲート跡だけは注意!
ランナー吹きとは
そもそもランナー吹き(=ランナー塗装)とは、
ガンプラを組み立てる前、
それどころかパーツをランナーから切り離す前に、
ランナーごと塗装するというやり方です。
こだわって作るプラモデラーはあまりこの手法を使わないらしいですが、
とにかくお手軽だという噂を聞きつけ、今回やってみようと思い立ちました。
ランナー吹きの手順
手順もなにも、まぁほぼそのまんまなのですが、
パーツを切り離す前に一気にスプレー吹いて色をつけるというものです。
細かい手順や注意点に関しては、
実際にわたしがランナー塗装をやってみたときの感想を書いたページがあるのでそちらをごらんください!
ランナー塗装のメリット
ランナー塗装のメリットはズバリこれです!
- 簡単に一気に塗装出来る
- スプレーの節約になる
- パーツが重なってない
- 色が均一になりやすい
- 1色〜3色くらいでは絶大な効果を発揮する
こんな感じでしょうか。
少しずつお話しましょう。
簡単に一気に塗装出来る
ランナー吹きの一番のメリットはこれでしょう。
なんと言ってもババっと塗装出来ます!
今回わたしが作ったズゴックなんてランナーの数3つ(+関節パーツランナー)ですからね!
例えばこのまま塗るとなったら、
3パーツだけ塗ればいいのと同じことです!
一度組み上げたガンプラを塗装用に再度分解してから塗装となると、
パーツ数がかなり増えちゃいますよね?
スプレーしてる時間もそうだし、
持ち替えたり乾燥させるために立てたりという諸々の小さな時間も全部節約出来るとなると、
これはかなり早いんです!
パーツが重なってない
たとえば全部のパーツを一色で塗ればいいと言った場合も、
組み立て終わったガンプラにそのままスプレーするというのは難しいんです。
腰のパーツが大きいため足のパーツにまでスプレーが行き届かないとか、
腕のパーツの上から肩パーツが覆ってたりすると腕部分が十分に着色されません。
→グフをウェザリングしたときの失敗。詳しくはこちらで。
そのため結局パーツをバラして塗ることになるというわけ。
ランナー塗装ならその心配がない!
パーツが重なっているということはまずありませんからね!
スプレーの節約になる
スプレー塗装したことある方にとっては常識ですが、
スプレーは対象に向けていきなりシャっとやるのではなく、
対象の横から通り過ぎるように動かしながら使うべきなのです。
となると、実は1パーツ塗るのにもかなり無駄が出てしまうんですよね。
それがどうでしょう、パーツがたくさんまとまってて、スプレーしないといけない回数が減ってるとなったら。
そりゃスプレーの消費量も格段に抑えられます!
ガンプラ初心者のわたしが思ったのは、
スプレー代がバカにならない!
重なってるパーツをバラしてひとつひとつ塗装してたら缶スプレー1本じゃ全然足りなかったりして!
足りなくなったらまたお金かかるってのもそうだし、
買いに行かなきゃいけないから作業も中断しちゃう。
このストレスがかなり軽減されたのは大きいですね!
色が均一になりやすい
これは塗装あるあるでしょうか、
右手と左手を別々に塗ってたら濃さが違っちゃうとかって。
わたしは二体目のガンプラ、グフを作ったときにめちゃめちゃ気になっちゃって。
それは当たり前ですが、別々に塗っているから起こる事。
しかしランナー吹きなら同じようなパーツは大体同じランナーについているため、
同じ色にしたい部分は同時に塗れちゃうんです。
これはとってもラク!
1色〜3色くらいでは絶大な効果を発揮する
ランナー塗装のメリットを一番感じるのは全体を単色で塗るときでしょう。
全部のランナー片っ端からスプレー吹いちゃえばいいわけだから。
また、ランナーごとに色を変えることは簡単なので、
2色か3色くらいに色分けすることは全く苦ではありません。
そもそもランナーはそうやって色ごとにパーツがついているわけなので、
オリジナルで塗装しようってなっても”色の分け方”が大きく変わることはないでしょう。
ランナー塗装のデメリット
では逆に、ランナー塗装のデメリットとはどんなところでしょうか。
わたしが実際にやってみて感じたのはこんな感じ。
- ゲート跡の処理が必要
- パーツに凹凸や曲線が多いとスプレーが行き届かない
- 部分塗装には向かない
少しずつ説明しますね。
ゲート跡の処理が必要
これがランナー塗装最大の欠点にして、
上級者がランナー塗装を好まない理由でしょう。
カラースプレーというのはプラスチック自体の色を変えているのではなく表面に別の色を乗せているだけなので、
当然ながらスプレーの当たった面だけに色がつきます。
つまり、色をつけたあとに切ってしまうとその断面は未塗装の、本来のプラスチックの色が出てしまいます。
この部分をどうするのか、これがランナー塗装最大の悩みどころ。
大きく分けて道は2つ。
- 所々の色残りは諦めて完成させる
- 切ったあとに部分的に塗る
です。
カラースプレーをなにかの容器(プリンのカップとかでもいい)に吹き溜めて、
それを筆で塗るなどがいいようです。
なんかちょっと手間になったなww
ちなみにわたしは、塗装前にゲートを数カ所切っておいて、
出来るだけゲート跡になる部分を減らしておきました。
ポイントは、塗装中&乾燥中にポキっと折れちゃわないように、
太いゲートや重心バランスの取れそうなゲートを残しておくということです。
補佐的な細いゲートは全部切ってやりました!
パーツに凹凸や曲線が多いとスプレーが行き届かない
ランナーについている時点で凹凸が多かったり曲線がキツかったりすると、
パーツ同士が邪魔をしたりランナーの陰になったりしてスプレーが行き届きにくくなります。
なので、ランナー塗装は平面のパーツが多いときの方がラクに出来るということですね!
大きいパーツがあったりでうまく塗装出来ないときは、
ランナーをガシガシ切ってしまいましょう。
なにもランナー塗装だからってランナーそのまま塗らなきゃいけないわけではありません。
塗装しやすいように適当にランナーを切り離してもOK!
もちろんこれをあまりにもたくさんのランナーに切り分けちゃったらランナー塗装のメリットが半減してしまうけれど、
大きいパーツのわきとかは切っちゃっても良さそうですね!
部分塗装には向かない
これはもう、そうです。
ランナー塗装は複数のパーツを広範囲一気に塗る技(?)なので、
部分的に色をつけるという目的には全く使えません。
なので、それはランナー塗装した後に筆でちょんちょん塗っていきましょう!
まとめ:ランナー塗装は早いけどゲート跡が塗れない
結局はわかりきっていたことです。
たしかに全パーツをバラバラに塗っていくよりも、
気楽に均一な塗装が出来たし、
作業も早くスプレーの節約にもなりました。
が、結局ゲート跡が残ってしまうので、
そこを後から塗ってやらないといけません。
厳密に同じ色に出来るかというとなかなか難しいところ。
ただ、気軽にサクッと少ない色で塗りたいとあればかなり有効な手段だと思いました!
是非みなさんも一度やってみてはいかがでしょうか!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!