どうも、作編曲のご依頼と同じくらい録音のご依頼もいただく萩原悠です!
最近はこうしてマイクに関してわたしが知ってること、身につけてきたことをサイトに書き起こしています。
そして今日は!
コンデンサーマイクに必要なものをまとめます!!
「宅録用にコンデンサーマイクを買ったけどこれじゃこれじゃ使えないじゃーん!」
ってならないように、しっかり準備しましょうね。
コンデンサーマイクとは
一般的にダイナミックマイクよりも高音質と言われるコンデンサーマイク。
しかしその高音質の実力を存分に発揮するためには色々必要なことやモノがあります。
コンデンサーマイクとはなんぞやってのは以前書いた記事を見て頂くとして、
今日はその周辺の準備、特に買い揃えるモノについてです!
コンデンサーマイクを使うのに絶対必要なもの
まず最初にリストアップしてみましょう。
- マイク本体
- XLRキャノンケーブル
- ファンタム電源
- ポップガード
- ケース
- 乾燥剤
- ヘッドフォン
あれ、意外といっぱいある!
ひとつずつ紹介していこうと思います!
ケーブル
これに関しては
「そんなんわかるよ、バカにするなし!」
と思われるかもしれません。
しかしちょっと待ったー!
ケーブルもなんでもいいわけじゃないんです。
安くてもいいんだけど、
ちゃんとXLR-XLR、両方がキャノン端子のものでないといけません。
マイク側はXLRじゃないと挿さらないから当たり前なんだけど、
反対側をTS標準端子でミキサーやらインターフェイスに挿してて
「音が出ません!」
っていうお悩み、実は結構あるんです。
こういうやつ。
たしかにね、ダイナミックマイクならそれでも全然繋がるし、
なんならダイナミックマイクに付属でついてきたケーブルがそれだっていうケースもありますよね?
じゃあなんでコンデンサーマイクではそれが出来ないのか!
その答えが次の項目です。
ファンタム電源
コンデンサーマイクは、どこかから電源を送ってやらないと動かないのです!
その電源の名前がファンタム電源。
+48Vとか書いてあるのがそれです。
ミキサーやレコーダーやマイクプリやインターフェイスに書いてあるのを見たことがある人も多いと思います。
そのスイッチを入れるとマイクケーブルを伝ってマイクに電源が送られます。
……そう!
マイクケーブルを伝って行くのです!
別途電源ケーブルが必要なわけではありません!
そこで絶対に必要になるのがXLRケーブルってわけです。
標準端子からはファンタム電源が送れません。
逆に言えば、ファンタム電源の必要ないダイナミックマイクは標準端子でも大丈夫というわけです!
現場でうっかりケーブルの種類を間違えると、本当に音がでませんのでご注意です。
ポップガード
これはちゃんとしたレコーディングの風景でよく見ると思います。
マイクとボーカリストの間にあるアレです。
あれはポップノイズというものを防いでいます。
ポップノイズ……
パピプペポの発声は唇を一回閉じてから勢い良く破裂させる発声法のため、
かなり強い勢いで息が飛んでいき、ノイズになります。
そいつをこの網で防ごうというのがポップガードの役割です。
また、コンデンサーマイクは湿気にもべらぼうに弱いので、口の湿気から守る役割もあります。
直接口を近づけてコンデンサーマイク使ってる人みるとあわわわわって思っちゃう!
ミミズにお湯かけてるようなもんだぞ!(違います。)
スタンド
コンデンサーマイク使うなら、必ずマイクスタンドに立てましょう!
ぶっちゃけダイナミックマイクはどうだっていいんです、ハンドリングノイズにも強い設計のものが多いから。
しかしコンデンサーマイクの繊細さが仇となり、
手で持ってるとそれ自体がノイズになってしまいます!
しかもマイクと口との距離もどうしたって安定しないし、
そもそもポップガードも手持ちするんかいとなってしまうので、
マイクスタンドは必須です!
生配信系の方には卓上型もあるので、省スペースで便利です。
ケース
これは実はコンデンサーマイクを買えばついてきます。
なので、ここで言いたいのは
「ちゃんとケース使ってね!」
ということです。
ギターだって買えばギターケースがついてきます。
しかし別にギターはスタンドに立てておいても良いです。
それと同じようにコンデンサーマイクもスタンドに立てっぱなしで……
ダメ!絶対!
先述のようにコンデンサーマイクは湿気などの外的要因にも弱いため、使い終わったらしっかりケースに入れて管理しましょう。
乾燥剤
コンデンサーマイクを保管するのに使います。
湿度で言うと30〜40%がよいらしいです。
ケースに入れておきましょうね!
ヘッドフォン
突然のヘッドフォン!!
これ、意外と盲点かもしれませんが、
録音するときはちゃんとヘッドフォンしないと、スピーカーから再生してる音も一緒にマイクに入っちゃいますからね。
特に歌を歌いたい場合、小さいイヤホンで聴きながら全力で歌うわけにもいかないので、
それなりにしっかりしたヘッドフォンを買いましょう。
おすすめはやはりド定番のこちら!
SONY / MDR-CD900ST
→サウンドハウス ¥13,700-
→サウンドハウス ¥13,700-
さすがにいきなりそれは高ぇよという方は、サウンドハウスブランドのこちらをどうぞ。
CLASSIC PRO / CPH7000
→サウンドハウス ¥3980-
→サウンドハウス ¥3980-
ミックスをするとかになるとSONYの方が100倍鮮明に聴けるけれど、
録音だけだったらまぁいいかなってレベルです。
まとめ:意外と色々必要
いかがでしたか?
コンデンサーマイクデビューしようと思ってた人の鼻をへし折るのに十分すぎる準備量ですね。
あれっすよ、もしゲーム実況とかおしゃべり配信とかだったら、
めちゃめちゃ気軽なセットがあるのでこういうので十分だったりしますよ。
こういう感じので一気に揃えて、まずはやってみる、それがいいと思います。
“初めからそれなりにいいものを”
というのも大事ですが、上を見るときりがないし、”それなりに”とはどれくらいなんだってのでまた悩んでしまいますからね。
まずは踏み出してみる、そして段々わかってきたら徐々に良いものにしていく、
それが正しいステップかなと思います。
楽しめよー!
ってことで、今日はこのへんで。
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!