どうも、ガンプラ初心者の萩原悠です!

一応普段は作編曲やらギターやキーボードの演奏のお仕事をしてて、

このサイトも一応そういうためのものなのですが……

先日ガンプラを作ってみまして。

そしたらなかなか楽しいのよ!

ってことで10日間連続ガンプラブログ投稿中です!


ここでは初めてのスミ入れ編です!

シャーペン使ったりスミ入れ筆ペン使ったりしてみたので、

その体験談をまとめてみようと思います。


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ガンプラを作った

GUNDAM 0 6


これは前回のあらすじ。

生まれて初めてのガンダムアニメ、

機動戦士ガンダムユニコーンを観て(→感想はコチラ)、

内容とかあんまりよくわからなかったけど、せっかくだからガンプラも作ってみようかなと。

ガンプラにも色々種類があるんだと思って調べてみて(→違いを比較)

とりあえず初めてだし一番お手軽で簡単だというHGUCシリーズの、

ユニコーンガンダム、ユニコーンモードというのを買いに行き(→ヨドバシAkiba行ってきたレポート)、

なんだかんだで3時間以上かかってしまいましたが色んな発見があり結構おもしろかった!(実際に作ってみた)

しかしこのガンプラ、

あまりに真っ白である。

これはこれで美しい気もするが、

せっかくだからもうちょっと踏み込んでみたくなり……

なにか機能面で改造してみたいというアイディアもなく、

全部塗装して色分けしたいという欲もない。

では、スミ入れをしてみよう!


スミ入れとは


スミ入れとは、

簡単に言うとスミ()、を入れることです。

どこに?

にです。

ガンプラにはよく見ると薄い溝がたくさん入ってることがわかります。

GUNDAM
ここに沿って黒く塗っていくこと、それがスミ入れというものです。


スミ入れの目的は


溝に沿って黒く塗っていく……なんのために?

これはひとえにリアルさの表現のためです。

溝を黒く塗ることでリアルに見えるのは、

主に以下の二つの理由ではないでしょうか。
  • 立体感を作る
  • 汚れを作る

そもそもこの溝自体にはなにも機能的な意味はありません。

しかし全長20メートルの戦闘ロボットであるガンダムは多くのパーツを組み合わせてできている(という設定の)ため、

この溝の部分で本来なら別々のパーツなんですね。

それを再現するための溝というわけです。

これは実際の立体物であれば必ずあるべき、継ぎ目というか境目というかです。


例えば、今現在わたしが執筆に使っているMacbookProですが、

GUNDAM 1
ホラ、真ん中のトラックパッドの周りにが見えるでしょ?

よく見るとキーボードひとつひとつの周りにが見えるでしょ?

溝があれば影ができて暗くなる、黒く見える。

それのシュミレートとして黒く塗るんです!

実際は別に色が黒いわけではないんです!

ちなみに、今実は日高屋でこれ書いてるんですけど、お箸を入れるところをご注目ください。

GUNDAM 2
引き出せるようになってるための別パーツ、そしてその周りは……黒く見える!!!

こういう”黒く見える部分“を厚さ1ミリ、溝はその1/4くらいのガンプラでも黒く塗ることによって、

立体感や重厚感が出るというわけです。

実際がどうなのかではなく、”結果的にどのように見える、感じるか“なんです。

たしかに、わたしの本職の音楽の世界でも、

どんな場所で歌っているか、どれくらいの距離から演奏しているのかなどをシュミレートするためにあえてリバーブをかけたり音を濁らせたりします。

原理はトリックアートと同じ、それがスミ入れの世界。

今回のスミ入れはそんな目的でやってみましょう。

スミ入れの道具


早速スミ入れをしようと決めたわけですが、

道具はなにが必要なんだろう?


調べてみたところ、

まずは道具の種類は大きくわけて3種類です。
  • ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン
  • スミ入れ用ガンダムマーカー筆ペン
  • シャーペン

なるほど、どれにしたらええねん……

それぞれどんな特徴があるのか調べてみました。


ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン



一番一般的なのがこれでしょうか。

ペン先が極細になっているマーカーペンです。

これでパーツの溝にを黒く塗っていくということです。

はみ出たりしたら消しゴムで消せるので結構お手軽だそうな。

流し込みスミペン、という名の通り、

溝全てをカキカキしていくというより、溝の端に押し付けて、液状の塗料を溝に沿って流していくという使い方らしい。

カラーバリエーションも豊富なのでパーツの色や最終的に仕上げたい色合いごとに選ぶのがいいらしく、

それを見越したセット販売もされています。


簡単なのはいいけれど、

乾くのが早いためモタモタしてるとはみ出した部分とか垂れちゃった部分とかが固まっちゃうらしく、

そうするとヤスリやコンパウンドで削らなきゃいけなくて、

しかも削ったらそこだけ質感が変わっちゃって……

という無限ループに入る可能性もあって、

ちょっと難しいそうです。


スミ入れ用ガンダムマーカー筆ペン



こちらもガンダムマーカーの、ペン先が筆ペンになっているタイプ

普通のペンタイプほど先が細くはならないのだけれど、

筆ペンタイプだともはや溝の中だけではなく、溝付近をベタっと塗っちゃうらしい。

そして周りを濡らしたティッシュとかで拭き取ることによって結果的に溝だけ色がつく、

そういう使い方だそうです。

難しいこと気にせずに使えるらしく、作業も早く、なにより安い!


シャーペン



シャーペン?

ここへ来てまさかのシャーペン!

いやいや、名前だけ聞いたら誰もが持ってるあのシャーペンを思い浮かべますが、

このガンプラ用のシャーペンは……


やはりただのシャーペンだそうです!!


みんな絶対持ってるあのシャーペンです。


シャーペンや鉛筆はつまり黒炭なので、まさに炭(スミ)です。

特徴としては、

  • 簡単に書き込める
  • はみ出たら消せばいい
  • 用意が容易(←オモロー!)
  • ちょっと薄い

こんな感じでしょうか。

ガンプラ初心者は一番簡単に取り組めそうですよね。

ただ、これは重要かも。

0.3mmの芯を推奨!

これが、鉛筆ではなくシャーペンを紹介する理由です。

あまり芯が太いと狙った溝に入りません。

シャーペンが一番簡単だと思ったのでとりあえずシャーペンでスミ入れすることにしましたが、

わたしは0.3mmのシャーペンなんて持ってなかったので、文房具屋で買って来ました!

ガンプラ用シャーペンじゃなくて普通の。


シャーペンを使ったスミ入れのやり方


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早速やってみました。

というより、やり方っていうほどのやり方がないんです。

とにかくボディの溝(モールドというらしい)に沿ってシャーペンでカキカキするだけです。

あ、思ったほど書けないんだな。

一回シャっとやっただけじゃ全然スミ入れ出来ない!

ので、そこそこムキになって書き込みました。

でもこんなんで少しは効果あるのかなぁ……

ある!!!

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左半身、画像右側だけやってみた。

ちょっと立体的になったのと、

今までノッペリしてたのがちょっと引き締まった感じになった!

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こんな簡単な作業で!

写真 2018 09 15 2 03 08
これは上側だけ塗ってみた。

やっぱり立体感出たでしょ?

ちょっと面白いな。

汚しの要素も入れてみました。

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溝とかかなり雑に汚しています。

ただ……やっぱりちょっと色が薄いなぁ。

もうちょっとはっきりしててもいい気がする……

特に、白いパーツならまだましだけども、それ以外の色付きパーツの部分ではほぼ効果がないwww


ってことで、もうちょっとやってみよう。

スミ入れ筆ペン買ったwwww

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スミ入れ筆ペンを使ったスミ入れのやり方


上でも一度書いてますが、

スミ入れペンには何色かラインナップがあり、

白いパーツにはブラックのペンだとちょっと濃すぎて不自然だというアドバイスをもらいまして、

今回ほとんどの部分が白パーツであるユニコーンガンダムには、

迷わずグレーをチョイス!

試しに余ったアンカー部分に塗ってみたけど……

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薄いっ!!!

思った以上に水性だった。

さて実際塗ってみました。

もうね、まずはベターっと塗ってしまうらしい。

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右の胸あたりね、ベタ塗りが雑すぎてダラけ顔のユニコーンさんww

で、この状態から、溝以外の部分を濡れたティッシュとかで拭きます。

わたしは細かいところも使いやすいだろうと思って、綿棒にしました。

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ペットボトルのキャップに水いれてます。

これで拭き取るわけだ。

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あれ、なんかいい感じじゃないですか?

シャーペンのときよりも均一に綺麗にまとまった印象。

ホラ見てくれ〜!

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なんか、メカっぽくなりましたね。

ポーズはアレだけどww

ちなみにさっきシャーペンのときも見てもらった、シールドの裏はこちら。

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矢印で指した側が筆ペン、反対側がシャーペンです。

やっぱりくっきりしましたね。

ただ、やっぱり白いパーツでないと色がほとんどわからないですね。

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これなんて複雑だから結構頑張ったんだけど、全然見えない。

水性だから全然定着しないし、

なんなら濡れたティッシュじゃなくても指で触ったら取れちゃうし……。

やはり濃いパーツには濃いペンが必要か……


了解!


ガンダムマーカー筆ペン ブラックを買って来た!


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安いから買っちゃうww

というかね、あるとき駅の天井付近を見ながら思ったんです。

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あの電線みたいのって、同じサイズの保護カバー的なのがついてるけれど、中が見える度に真っ黒だなぁ。

あの感じ、やりたいなぁ……。

やりましょう!

ってことで濃い色の筆ペンを買って来たというわけです。 

早速色の濃いパーツにスミ入れしていきましょう。

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おや、溝一箇所だけ塗ってみたけど、なんかめっちゃかっこよくないですか?

がっつり塗ってみました。

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やはりこの色のパーツにこのペンはかっこいいな。

ミリタリー感が出た。

ってことで、あれこれに塗ってみた。

特に銃の先端部分を溝じゃなくて凹凸部分にも端に残るようにしてみたんだけど、

なんかすごく重そうになってとても良き。

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スミ入れ終了


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最終的にはこんな感じになりました。

黒じゃなくてグレーだから自然な感じに彫が深くなった感じですね。

メカ感が出てきたと思うのですがどうでしょうか??

筆ペンは結構適当にやっても出来ちゃうので、

慣れれば1時間くらいで仕上がるんだろうなと思います。


まとめ:シャーペンでまずは感じを掴んでみては?


さぁ、今回はわたくし、初めてのガンプラで初めてのスミ入れに挑戦してみました。

そもそもやってみようかなと思ったきっかけは、

最近ハマってるスマホアプリゲーム”アークザラッドR”のログイン画面。

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この飛行船、めっちゃスミ入れしてありますよねww

つなぎ目がめちゃめちゃ汚れて、くっきりとオイル汚れっぽくなってます。

なんかやりすぎな気もするけれど、

これくらいの表現の方が質感が表現できてていいなと。

こういうこと自分でもやってみたいなと思ってスミ入れを始めました。

実際面白かったですね。

組み上がったガンプラがちょっと立体的になって、

ほどよく汚れもして戦闘ロボットっぽくなったし。

しかも今回わたしが使ったのはシャーペンと筆ペンという、

とても簡単に扱えるものからでした。

それでこれだけ満足するんだから、

みなさんもよかったら一度シャーペンで試してみるといいと思います!

どんどんハマっちゃって、やたらと時間をかけるようになっちゃうかもだけどw

そんな、黒いスミの深い闇のお話でした。


ちなみに、申し訳ないことにスミ入れまで終わった完成時の写真は撮り忘れています。

バラバラにしちゃったんです……。


トップコートのスプレーをするために!

次のページはトップコートの準備編です!

追記:TAMIYAスミ入れ塗料を使ってみた



こちらは一旦ユニコーンガンダムを作り終えて数ヶ月後のお話。

二体目のガンプラ、グフを作ってみました。

TAMIYAのスミ入れ塗料というのを使ってみたのですが、

まぁ簡単!


これスゴイよ!

実際安いしめちゃめちゃ簡単。

オススメです!