どうも、やっぱりアナログ好きの萩原悠です!
デジタルディレイとアナログディレイ、どちらもいいところがありますよね。
でもやっぱり暖かい音で自然な残響になるアナログディレイは気持ちいいですよねぇ。
FOXGEARというブランドから新しいアナログディレイがリリースされたので紹介します!
実際わたしもMXRのカーボンコピーアナログディレイを持ってなかったら即買いしてたわ……。
そんな使いやすくも暖かいエフェクターです!
FOXGEARとは
新しいアナログディレイがどうとかの前に、まずはFOXGEARの説明を。
2018年末、オカダインターナショナルさんを国内代理店として日本に入ってきたイタリアのエフェクターブランドです。
GURUS AMPとBARONI-Labという2つの別々のブランドが共同で開発に取り組んだ合併事業です。
まだまだ名前は全然知られていませんが、
初期ラインナップ12機がすべて1万円前後とリーズナブルでありながらサウンドはなかなか本格的なため、
一時期のワンコントロールブームのようなFOXGEARSブームが来るんじゃないかなぁ〜と思っております。
ECHOES
こちらです!
シンプルな3ノブ設計。
てかえ、ええっ、安い!!!
BBD素子によるアナログディレイ
まぁぶっちゃけ最近は安いブランドでもアナログディレイ出てるのですが、
FOXGEARのECHOESも8000円かよ……。
アナログディレイって、デジタル回路で綺麗に複製して遅らせたタイミングに鳴らすのではなく、
いわゆるバケツリレーの原理で、少しずつとなりのバケツに移していくという仕組みになっています。
細かいことはまた今度ゆっくりまとめるつもりなので、
今はすみません、サラッと流させてくださいm(_ _)m
フィードバック,タイム,レベル
もうホントにシンプル!
- フィードバック
- タイム
- レベル
の3ノブです。
タイムは返って来るディレイのタイミングを、
フィードバックは何回反射音が返ってくるかの回数を、
そしてレベルはそのディレイ音全体の音量を決めます。
つまり、ディレイにありがちなトーン的なノブがないんです!
てことは、音色をあれこれと作ることが出来ません。
ただ、逆に言えばそれで十分なんです!
固定である部分はそれが最適だってことなんだから!
現に、わたしはこのディレイの音かなり好きです。
絶妙な角の丸み具合。
この丸さが好きじゃないってことは、それはもうアナログディレイ向いてないってことだから大人しくデジタルディレイ買っとけ!
ティーシーエレクトロニック(Tc Electronic)
↑この両機種ももちろん大好き。
BOSS DD-7高音質多機能デジタルディレイ実力のレビューとモード紹介!! | 萩原悠.com
ECHOSEX Babyとの違い
FOXGEARブランドから最初にリリースされた12機のコンパクトエフェクター。
その中にはECHOESのほかにもう一台ディレイが含まれていました。
それがECHOSEX Baby。
こちらはアナログではなく、割と多機能系のディレイです。
トーンの設定も出来るし、”AGE“という独自のパラメータもあります。
これは磁気テープの劣化によってディレイ音がヘニョヘニョになっちゃうのをシミュレートした機能で、
具体的には反射してるエフェクト音の音程がランダムで揺れます。
設定次第では”揺れ”という範囲を超えるので、ぶっ飛んだ設定にして不思議空間を演出することも可能です。
もともとECHOSEXというのはGURUS(FOXGEARブランドを立ち上げた2社のうちの片方)の人気商品として現行のラインナップで、
本家のECHOSEXは5万円もするため、
FOXGEAR立ち上げ時の話題は割とこのECHOSEX Babyがかっさらったと言っても過言ではありません。
ECHOESと比べても出来ることが多く万能なため、まぁそっちの方が最初は売れるだろうな。
でも、わたしはECHOESの音が好きだ!
MXRカーボンコピーディレイとの違い
最後に、わたしが普段使ってるアナログディレイとの違いについてお話しましょう。
MXRのCarbon Copy Analog Delayと言えば、コンパクトアナログディレイの決定版、
「アナログディレイって言ったらとりあえずこれじゃね?」的なポジションの1台です。
そんなカーボンコピーディレイと比較すると……
カーボンコピーの方が少し暖かい感じで、ECHOESの方が少し柔らかい感じ。
というか、ECHOESはちょっと色が薄いのかな、そういう意味では、
「デジタルディレイだと角が立ちすぎて使い難い」
って方には最適です。
ただ、カーボンコピーディレイの方が”いかにもアナログ!”なモッサリ感があって、
わかりやすくアナログっぽくしたいならカーボンコピーの方がいいように思います。
また、カーボンコピーディレイにはモジュレーションスイッチがついてて、
音を揺らして広がりを作ることも出来るので、そういう機能的な面ではMXRカーボンコピーの方が有利かも。
でもアナログさとか古臭さはギターとかアンプとかで出せてるとかであれば、
わざわざディレイでも音をモコらせなくても十分暖かい感じは出せると思うので、
そしたら8000円で買えるECHOESもメチャメチャありです!
てか改めて……安いなぁ。
まとめ:初めてのアナログディレイに是非!
さて、そんな感じで、途中で何度もつぶやいてしまいましたが、
ECHOESはとにかく安い!
しかし安っぽい音ではないので自信持って使えます。
ぶっちゃけ筐体が丈夫かと言われると怪しい。
外側のフチはいいんだけど、天板部分不安だなぁ。
あ、電源アダプターのみで動作します。
ディレイだから電池で使うってことはないだろうけれど、
電池入りませんのでご注意!
今のご時世、超高音質だけが”いい音”ではないというのをアナログディレイを通して気付いてもらえるんじゃないかなと思います。
きっとこれから流行ると思う。
是非導入してみてください!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!