どうも、ワイヤレスマイクにはまだ少しだけ抵抗のある萩原悠です!
ここ数日、ワイヤレスマイクに関するレビューや説明を多く書いて来ましたが、
カラオケボックスはどうなるんだと質問をいただきましたので、
それについても書いておこうと思います!
カラオケも軒並みワイヤレス化
ここ15年くらいですかね、大手のカラオケチェーン店のマイクがどんどんワイヤレス化して行ったのは。
それまではワイヤードで当たり前だったのに、最近の世代からするとワイヤードは古臭い、カッコ悪いという印象になるそうです。
わたしら世代からするとマイクケーブルの扱い方もかっこいいボーカルの仕草の1つだったんだけどなぁ……。
ワイヤレスは電波法により制限されている
電波というのはすごいもので、
線で繋がってなくても届きます。
そうですよね、みんな携帯電話持ってますよね?
線で繋がってないのにインターネット見れるし、
電話で声も聴こえますよね。
これは携帯電話用に電話会社に割り当てられた周波数帯を利用しているのですが、
ワイヤレスマイクにもA型帯、B型帯、C型帯、2.4GHzと定められた周波数帯があります。
それぞれの周波数帯には特徴があり、
遮蔽物に強いもの、免許が必要なものなど様々ですが、
周波数帯ごとの最大チャンネル数、最大同時使用可能数というのは限りがあります。
あれ、でもカラオケボックスってめっちゃたくさんマイクありますよね?
干渉したり混線したりしないんですかね?
実はですね、カラオケボックスのワイヤレスマイクはまた別の、
赤外線式ワイヤレスマイクなんです!
赤外線とは
赤外線とは、周波数にすると300T〜400THzというとんでもなく細かい波長の光線です。
紫外線がultravioletなのに対して赤外線はinfraredというのですがこれは全然浸透してないですねw
赤外線は情報の通信手段としてだったりセンサーとしてだったり、はたまた熱を生み出すことも出来る便利屋さんですが、
音の伝送だって出来ちゃうんです。
赤外線方式ワイヤレスマイクの特徴
それが赤外線方式、カラオケボックスで使われてたり、
ちょっとした会場での司会に使われてたりします。
どんな特徴があるのでしょうか。
遮蔽物にめっぽう弱い
基本的に遮蔽物があるとそれを迂回することが出来ず、
そのため、壁を隔てたり部屋を出て扉を閉めるとほぼ通信が出来なくなります。
これがカラオケボックスで広く使われている理由ですね。
隣の部屋のマイクだって直線距離にすればすぐ近くのはずなのに、こっちの受信機が誤って受け取らないのはこういうカラクリです。
壁を通り抜けることが出来ないんです!
せいぜい20メートル程度
赤外線は光なので、そもそもそんなに遠くまで情報を伝達出来ません。
光なら届きますけど、目に見えないくらいの波長の光ですからね!
あまり大きな会場での使用は危険と言えるでしょう。
黒いものに弱い
赤外線というのは黒い色に吸収されるってご存知ですか?
黒い服を着てたりすると赤外線で透過出来ない、なんてよく聞く話ですよね……
あ、よくは聞かない?汗
まぁそんなわけで!
黒い壁は赤外線を吸収してしまうため、カラオケボックスの壁は白いんです!
試しに、黒いコートとパーカーで覆ってみたところ、こんな至近距離でも通信が途絶えました。
直射日光にも弱い
そもそも太陽光はすべての光を持っています。
その中に赤外線も含まれていて、その赤外線が干渉してしまってワイヤレスマイクの通信の妨げになります。
カラオケボックスに窓がないのはそういうことだったんですね!
てっきりハッチャケ姿を外に見せないためかと思った!
赤外線ワイヤレスマイクは普通に売ってる
カラオケボックス専用のものというわけではなく、
普通にお手軽に購入出来ます。
この部屋にあったのはマイク2本と、ドック型の充電器と、受信機。
つまりこのセットですね。
まぁお手頃!
例えば学校とか、教室が多いけれど教室の中でしか使わないとか、
そういう場面では赤外線方式のワイヤレスマイクがおすすめです!
まとめ:赤外線も使いようによっては便利
ってことで、なかなかステージでの使用は見られないですが、
条件のカラオケボックスなどの条件の整った環境では絶大な力を発揮する赤外線ワイヤレスマイクのお話でした。
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
これなんかめちゃめちゃ安いので、1本導入したいって場面ではめっちゃおすすめ!
ちなみに、カラオケボックス入って何故かTwitterで大喜利大会やってましたw
早々にみんなが解決してくれましたが、面白いので大喜利として続けさせてください。
— 萩原悠 (@hagiwaraU) 2018年12月12日
これ、なんのため?
引き続き“ワイヤレスマイス導入完全マニュアル!”をご覧くださいませ!