どうも、普段は作曲やレッスンをしております、萩原悠です!
ギター選びのアドバイザー的なこともやっているのですが、
いや〜やっぱり数を見てこないとわからなかったですね。
わたしも最近ようやくわかってきたところです。
そんな経験から得た知識と見解を、みなさんにもおすそ分けします!
ギター選びのポイント、気をつけてみるべきポイントをまとめます!
見た目
![YUU_3324 2.JPG YUU 3324 2](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
まずはなにはともあれ見た目です!
初心者さんはもうこれだけで選んでしまってよいと思うし、きっとプロになってサウンドに責任を持たなければいけなくなってからも、この”見た目”の部分は捨て切れないでしょう。
せっかく買うんだから、愛着の湧く一本がいいですよね!
詳しくはコチラ!
→初心者がギターを見た目で選ぶべきである2つの理由
予算
お買い物ですから、悲しいかな予算という絶対的な壁があります。
音やスペック、見た目も含めて完璧だと思っても、
金額が想定予算の3倍だったらそのギターとは縁がなかったということになります。
というか!
高いギターがいいってことはわかりきってるんです!
10万くらいでいいギターないかな〜と思いながら楽器屋をフラフラしててたまたま30万円のギター弾いたらめちゃめちゃよかったなんて、当たり前なんです!
そこを頑張れるかどうかは人それぞれ。
さすがに3倍はアレだけど、予算10万円のつもりで、欲しいギターが11万円だったときどうするのか。
妥協して似たような感じの8万円のギターにするか。
適当に10万くらいかな〜と思ってた社会人の方なら11万円出せなくないでしょうし、この場合は出しておいた方が後悔がありません。
ただ、本当に上限が10万で、これ以上はどうやったって出せないってときもあります。
そうすると妥協して8万の方にするしかないんですね。
これが予算という絶対的な壁の存在です。
また、分割で買うってのもありです。
楽器屋さんは信販会社と特殊な契約をしていることが多く、
無金利のまま24分割とかできてしまうお店も多いです。
金利ゼロなんて楽器業界かアップルくらいです。
12万円のギターを12分割して毎月1万円ずつにするもよし、
12万円のギターを24分割して毎月5,000円ずつにするのもよしです。
詳細は店員さんに相談してみましょう!
本体スペック
次に細かいスペックについてです。
このあたりまで決めていくと大分選択肢は絞られるはずです。
ピックアップ
![](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
エレキギターの音の違いの3割くらいはピックアップで決まるような気がします。
セイモアダンカンのどのモデルが〜とかそういう細かいことはわからなくても、
大まかにハムバッカーなのかシングルコイルなのか、
これはとても重要なポイントで2本目以降のギターでは絶対にチェックしなければいけないところですね。
ハムバッカーにして太い音を出すか、
歯切れの良さや程よい枯れ具合を求めてシングルコイルにするか、
はたまたシングル-シングル-ハムの3発配置にするか…
これによって買うギターの方向性が決まって来て、
つまりは候補が半分以下にまで絞れるということになります!
最重要!
アーム
![used_10.JPG Used 10](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
トレモロアームを使うのかどうか、これもまたプレイに大きな差が出てきます。
Gibson社でアーム付きギターってなかなか少ないので、
レスポール系でアームが欲しいとなると他社のコピーモデルにするか、もしくはあとから改造でアームをつけることになりそうです。
また、特にメタル系とかでがっつりとアーミングプレイをしたいとなると、フロイドローズ式アームを搭載したモデルがいいですね!
普通のシンクロナイズドトレモロユニットでグィングィン派手にアームを動かすとどうしてもチューニングが狂ってしまうからね。
フレット数
ギブソン系は22フレット、フェンダー系は21フレットがデフォルトで、
つまりはギブソン系の方が半音高い音まで出せます。
この半音が大事で、特にギターソロなどのリードプレイのときに力を発揮します。
また最近では24フレット仕様のギターも多く、JacksonやPRSなどでは定番仕様となっています。
どうせなら24フレットあった方が音域も広くて使いやすい、別に使わなければ使わないでもあるに越したことはない。
って感じなのですが、やはり主流は21フレットギターやと22フレットギターです。
恐らく
「別にそこまではいらない」
って理由なのと、
例えばほぼ同じ仕様で22フレットのギターと24フレットのギターだと、ボディにめり込んでる部分の長さが2フレット分多くなることがあり、
その結果フロントピックアップの位置がリア側に寄ることがあります。
つまり、フロントとリアのピックアップの位置が近くなる、それすなわち、ピックアップごとの個性が少し薄まるということになります。
ホンのちょっとの違いなので気にしなくてもいいのかもしれませんが、フロントを多用するギタリストにとっては見過ごせないポイントかもしれません。
スケール
スケールというのはネックの長さです。
実はギターによってちょっと長さ違うんですよ!
てかむしろだいたいネックの長さ決まってるって知ってました?ww
表にまとめてみました。
レギュラースケール | ミディアムスケール | ショートスケール |
---|---|---|
ストラト系 | レスポール系 | ムスタング等 |
647mm | 628mm | 609mm |
ショートスケールってのはかなり少ないです、ほとんどがレギュラースケールかミディアムスケールです。
つまりストラトよりレスポールの方がちょっとネックが短いんですね。
また、Ibanezとかでエクストラロングスケールっていうもっと長いスケールがありますが、ここでは割愛します。
弾きやすさ,持ちやすさ
なんか急にざっくりなくくりになってしまいましたが、弾きやすさ、持ちやすさは大変重要です!
しかしこれはとても曖昧で、なにをもってして弾きやすいと言うか、人それぞれだったりします。
例えば、Ibanezのネックの薄さは弾きやすいと言う方は多いですが、
レスポールに慣れてるギタリストには大変弾きにくいです。
握ってる感じがしないとか力が入れにくいとかで大不評ですww
また、King of 座って弾きにくいギターのフライングVですが、
ネックの全てがボディから突き出すかたちで接合されているので、ハイポジションは大変弾きやすいです。
SGも同じように、ハイポジションは弾きやすいしボディも薄くて軽いけれど、
今度それ故にヘッドとの重量バランスが悪くて立って弾くとヘッドがずり下がります。
Grecoのストラトタイプはボリュームポッドの位置が手に当たる、
レスポールのピックアップセレクターはギターを下げて弾く人には邪魔、
そんなこと言ってると悪口合戦になってしまいます。
弾きやすい、持ちやすいは人によって違います。
是非いろんなギターを触ってみましょう!
その他
あとは他に、ギター本体とは直接関係ない部分についてのお話をしたいと思います!
ケース
ギターを買うときはだいたいケースがついてきます。
新品はもちろん、だいたいの場合は中古でも。
しかしついてくるかどうかよりも、どんなケースがついてくるかが重要です。
まぁだいたいは
安いギターにはそれなりのケース
高いギターには立派なケース
がついてきますね。
そこも含めて値段、と言っていいでしょう。
ただ逆に、高級なハードケースがついてくるけど、実際は持ち運びづらいからソフトケースの方がいいってこともありますよね。
そしたらソフトケース買わなきゃ。
まぁもしかしたら、もしかしたらですよ?
基本的にハードケースの方が高価なので、店員さんに相談するともしかしたらソフトケースに交換してもらえるかも?
(わたしは責任とりませんよ!!)
ちなみに、わたしのおすすめはセミハードケースってやつです!
→セミハードケースが最強におすすめな理由
保証
保証、これ大事です。
新品で買うとほぼ100%メーカー保証がついてきます。
(ごく稀に保証のつかない新品アウトレット品もあります)
この保証がどの程度の範囲で有効なのか、そして期間はどれくらいなのか、確認しましょう。
たとえばボリュームを回すとザラザラとノイズがでるようになったとか、そういうのは結構すぐに直してくれますし、なんなら購入店だったら半永久的に面倒見てくれるかもしれませんが、
そもそも音が出なくなったとかなると、どこかのポッドが死んだか断線したかなので、保証期間を過ぎてしまうと有料となることが多いはずです。
また、いくら保証期間でも、ギターを倒したらネックが折れてしまったとか、ぶつけて傷がついてしまったとか、
そういうのは対象外です。
それと、弦が切れてしまったってのも”消耗”ということになるので対象外です。
まぁこういう線引きは保証書に書いてあるはずなので、一度暇なときに読んでみるといいと思いますよ!
状態
特に中古は絶対大事!
新品と違って多かれ少なかれ劣化、消耗しているというのが中古ギターの大前提です。
いや、むしろ新品ギターでも完璧ってことはありえないんです!
どこまで許容できるかを見極めましょう!
ネック
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これは新品でも万全じゃないことあります。
なので、ギターを買うなら弦高やオクターブチューニングも調節してもらっちゃいましょう。
ただ、3万円以下の安いモデルや、テレキャスターは永遠にオクターブが合わないこともあるので、
そこはもう割り切って、あまりゴネないようにww
フレット
これは新品は大丈夫なはずです。
弦とこすれ合う部分なので、弾けば弾くほど磨耗していきます。
たとえば全く同じギターが中古で2本あって値段が違う、
そんなときはフレットの減り具合の差だったりします。
フレットが減りすぎて交換しなきゃいけないとなったら、
そこに3〜5万円かかりますから。
傷、汚れ
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新品であっても店頭で確認出来るなら必ず見ておきましょう!
楽器屋さんに並んでるギター、どれだけ綺麗に並んでてもやっぱり少しは傷がついてしまいます。
これはもうしょうがない。
でもどこまでを”しょうがない”で済ませられるかってのは人それぞれかなと思いますので、
自分にとって許容できる範囲かどうかを確認しましょう。
ちなみに、新品ギターの場合は、
「このモデルがいいんですけど、どうしても店頭品じゃ嫌なので在庫はありませんか?」
と相談してみることは出来ます。
必ずしも在庫があるとも限りませんが、相談してみる価値はあります。
ただ、このあとに紹介します、個体差の問題が出てきます。
ギターには個体差がある
さて、ギター選びのポイントの最後がこれです。
ギターには多かれ少なかれの個体差があります。
天然素材である木材を用いて、そしてそれらを組み立てているわけですから、
組み上げのクオリティだったり、木の良し悪しだったりで結構音も弾きやすさも変わります。
なので実際に店頭で試奏して、それが気に入ったから在庫品を購入、または色違いをメーカー取り寄せ、
そういう風にしてしまうと最初に試奏したギターと別の個体になるので、つまりは全く同じ音にはなりません。
ここがギター選びのロマンであり、最大の難点です。
楽器屋で試奏してサウンドハウスで買う的な、
そんなシンセサイザーあるあるはやめた方がいいです。
まぁ……それこそそういうのはギターの色んな音がわかってきてからの話なので、
初めてのギター選びとかには全く無縁なレベルなんですけどねww
まとめ:ギター選びは結構大変
さていかがだったでしょうか、
一応まとめてみましょう。
- 見た目
- 予算
- 本体スペック(ピックアップ,アーム,フレット,スケール,他)
- 弾きやすさ
- ケース
- 保証
- 状態(ネック,フレット,傷)
- 個体差
これだけの要素がばっちり揃ったギター、本当はそういうのに出会いたいものです。
でも正直なかなか難しいかもしれません。
いくつかは妥協しなければいけない。
もうこれは仕方のないことです。
賃貸で部屋を選ぶときも、家賃と間取りと周辺施設と駅からの距離と……
色々天秤にかけて、最終的に
「収納が少ないけど駅近いからいっか」
「角部屋ってのはまぁ諦めよう……バストイレ別の方が優先!」
としていきますよね。
しかし悩んでるうちに売れてしまうのも物件と同じです。
思い立ったら即行動!
頑張って最高の1本を手に入れてください!
ってことでここまでとさせていただきます。
ちなみにわたくし萩原悠(→twitter)は、初心者さんのためのギター講座ページを作りました!
予算に合ったギター選び、チューニングの仕方、コードを押さえるコツ、おすすめのクロスやカポ、その他色んなお役立ち記事をまとめましたので、
よかったら参考にしてください!
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