どうも、マルチも全然大好きな萩原悠です!

ここでは初心者さんが始めに買うマルチエフェクターオススメを紹介していこうと思います!

値段も高すぎず、機能もそこまで複雑でないものをまとめました!

Multi Top

スポンサーリンク

エフェクターとは


Fx
そもそもエフェクターとはなんだ?

エレキギターやエレキベースの音色を変えるための機械で、

よくギタリストやベーシストの足元になんか転がってますよね。

あれです。

機種によってサイズは大小様々ですが、

単一の機能、効果を持つものをコンパクトエフェクターと呼び、

複数の効果、音色を作り、記録しておき、読み出せるものをマルチエフェクターと言います。

どちらが優れているとかでなく、どちらにも一長一短あり、

一概にどちらがいいとは言えないのです。


マルチエフェクターのメリット/デメリット



では、マルチエフェクターの方が優れているとこはどこでしょうか?

ざっくりこんな感じ。

  • 一気に色んなエフェクトが手に入る
  • セッティングを保存して一発で読み出せる
  • あらかじめ最強セッティングが入ってる
  • コスパがいい
  • 機材トラブルが少ない

こんなとこですかね。

ひとつずつ見ていきましょう。


一気に色んなエフェクトが手に入る


Effector 22
これがマルチたる所以です。

マルチエフェクターをひとつ買うだけで、

50〜200くらいのコンパクトエフェクターが収録されててそれらが全部使い放題です!

どれにしようかな、どれにしたらいいんだろうな、

オーバードライブがいいのかディストーションがいいのか、

フェイザーフランジャーってなにが違うんだろうな、

ユニヴァイブってなんだろう、

リバーブディレイって別々に買うと結構高いな、

ワンフレーズだけファズを使いたい、

ノイズゲートってわざわざ買うほどかな……

それらが全部入ってます!

やっぱりね、エフェクターは使ってみないとわからんです。

それらがとりあえず全部手に入っちゃうわけだから、

買ってからひとつずつ音を出して覚えていけばいいんです。

ライブで色んな音色を切り替えられる



収録されているたくさんのエフェクターから、好きなモノを繋げて行って完成したセッティングを、内部に保存しておくことが出来ます。

そしてフットスイッチで一発で読み出しが出来る!

これをコンパクトでやろうとすると、別途スイッチャーを買い足すか、もしくは音色切り替えのときに2つも3つもペダルを踏まなきゃいけなくなるのですが、

マルチエフェクターならイッパツです!

ライブをやるとなったら必須ですよね!

AメロからBメロにいくときにそんないくつもペダル踏んでられないわ!

手より足の方が忙しくなってまう!


あらかじめ最強セッティングが入ってる


Fx
これですよ。

コンパクトエフェクターは当然ながら自分でひとつずつ繋げて自分でパラメーターを模索していくのですが、

マルチエフェクターには最初からメーカーの人や著名のプロミュージシャンが作った美味しいセッティングがたくさん入ってます。

だいたい30〜100くらい。

始めはこのプリセットから自分の好みの音色を選んでギャンギャン弾くだけでもめっちゃ楽しいです。

そこからだんだんわかってきたらセッティングをちょっと自分好みに調節してみるとかね、

そうやってプリセットをガンガン有効活用しましょう!

マルチエフェクターのプリセットにはひとつずつ名前がついているため、

・NATURAL CLEAN
・HIGH GAIN LEAD
・FUNKY CUTTING

とか、どんなときに使えばいいかまでわかります。

“リード”的な名前がついてるパッチはギターソロにもってこいのサウンドなので、

逆にそこから

「ギターソロの音ってどうやって作ったらいいんだろう?」

というヒントを得ることも出来ます。

“ナチュラルクリーン”と名前ついてるけど本当になんの色付けもないナチュラルではないということがわかります。

いわば【スッピン美人メイク】みたいなものです。

本当のスッピンじゃもうダメなんです!(わたしの意見じゃないです!世論よ!世論!)

マルチエフェクターひとつ持っておくと、エフェクターの知識がどんどん増えていきますよ!

コスパがいい






入ってるエフェクトがコンパクトエフェクター50〜200個分くらいという説明をしました。

では値段はどうでしょうか、コンパクトエフェクターの100倍するのでしょうか?

いいえ、1〜10倍くらいです。

もちろん3000円のコンパクトエフェクターもあれば8万円のコンパクトエフェクターもあるので一概には言えないけれど!

マルチエフェクターも実は5000円くらいから売ってて、

一番のボリュームゾーンは1万〜8万くらいです。

初心者さんは3万円も出す必要はありません。

そのお金があるならあと3万円いいギターを買いましょう!

(超重要!)

機材トラブルが少ない



コンパクトエフェクターに比べたらマルチエフェクターは難しいです。

内部で色んなセッティングをしなくちゃいけないから。

なので一見トラブルが多そうに感じますが、逆です。

事前に仕込んでおくことはいっぱいあるけれど、

本番でのトラブルはめちゃめちゃ少ないです。


コンパクトエフェクターをたくさん繋ぐと、その分たくさんのパッチケーブルと、電源ケーブルが必要になります。

その全てがちゃんと正しく繋がってないと音は出ません。

音が出なくなったとしたらどうする、全部のケーブル一本一本が正しく挿さっているか、目に見えない断線が起こってないかを検証しないといけません。

ちなみに上の汚いエフェクターボード、これ数年前セッションバンドのときに持ち込んだわたしのボードですww

これはそんなにエフェクター多い方ではないですが、

パッチケーブルや電源ケーブルの数は約30本。

ケーブルは両端を挿して使うわけだから、接点の数は倍の60箇所。

さーて、音が出なくなったときにどこのせいか判明するまでにどれくらい時間かかるかな?

マルチなら超ラクです。

イン!アウト!電源!終わり!



オススメのマルチエフェクター


それでは、ここから使いやすさとコストパフォーマンスに優れたオススメマルチエフェクターを紹介していきます!

独断と偏見ではありますが、マルチはコンパクトよりも格段にモデル数が少ないので、

結局は世の中で流行ってる定番機種を並べただけみたいになってしまいましたが、

ちょっとずつ特徴や使い勝手などのレビューも添えて紹介していこうと思います。

ZOOM / G3Xn






  • 70エフェクト
  • 75プリセット
  • 1.84kg
  • コンパクトエフェクターを並べてる感覚で使えて、エフェクターを学ぶのにも最適
  • アダプター同梱

ZOOMGシリーズも随分歴史が長くなり、

G1,G3,G5と色々なサイズ展開もありますが、

このG3が初めて使うマルチエフェクターとして一番オススメです!

それぞれのエフェクターのオンオフもスムーズに出来て、

本体ノブが多いことから直感的な音作りにも対応!

なんかちょっと古い匂いのするディスプレイですが、

各エフェクターのアイコンが表示されるため、

「あ〜ここではこれが繋がってるんだなぁ」

と見た目でわかりやすいのもポイント高い!

エフェクターの並べ方も自在なので、

“エフェクターとはなんぞや”

を勉強するのにも最適な一台です。

ちょっとでも小さく安くしたいという方は、

エクスプレッションペダルのつかないこちら、G3nというモデルでもいいかもしれませんね!





BOSS / GT-1






  • 108エフェクト
  • 99プリセット
  • 1.3kg
  • さすが天下のBOSSサウンド!!
  • アダプター別売

ギター用マルチエフェクターの大定番GTシリーズが突然小さくコンパクトになったもんだから業界が騒然!

これまで5,6万円してたGTがなんと2万円を切る価格に!

BOSSのデジタル技術の結晶COSMを搭載し、108種類のエフェクトを内蔵、

99のファクトリープリセットが予め用意されているため、

とりあえず片っ端から弾いてみましょう!

ZOOMのGシリーズより音がいいと思います。

難点を挙げると、
  • バンクの概念がいため、隣のプリセットに移動するしかない
  • 同じエフェクトの重ねがけに上限がある
  • ペダルが安っぽい
  • アダプター別売り

こんなとこかな。

一番大きいのは”隣のプリセットにしか移動出来ないこと“です。

1番にバッキングの音、2番にソロの音、3番にアルペジオの音……

って感じで作ったとして、アルペジオからバッキングに切り替えるには一番左のペダルを二連打しないといけません。

しかもちょっとペダルが安っぽくてスピーディーに返って来ない感じ。

なので、コントロールペダルをうまく使って音作りをする必要があります。

一番右のCTL1ペダルをオンにすると歪みがオンになってリバーブがオフになる

みたいな使い方も出来るので、これを駆使してライブを乗り切りましょう!


MOOER / GE200





  • 151エフェクト
  • 200プリセット
  • 1.4kg
  • 安めのマルチの中では最強音質と、その割に小さくて軽く、ディスプレイが見やすい
  • アダプター同梱

中華系激安エフェクターブランドとして近年グイグイ名を挙げているMOOERが、

ついにマルチエフェクターをリリースしました!

コンパクトエフェクターの時点でコストパフォーマンスがすごく高いと評判だった上に(わたしも大好き!)、

マイクロアンプシリーズのヒットに裏付けされている通り、内蔵のアンプモデリングも申し分なし。

ディスプレイもめちゃめちゃ鮮やかなカラー表示!

GE 200 4
G3nやGT-1と比べられることが多いですが、いやこれはもうワンランク上ですね。

アンプを使わずにこのままライン録音したりライブで卓に送ったりするならGE200がとってもオススメ!

でもアウト端子がTSしかないんだよなぁ……

GE 200 10
上位機種のGE300にならあるんだけど、

ちょっとさすがに値段が張るので今回は割愛します。


ZOOM / G1 four






  • 70エフェクト
  • 40プリセット
  • 340g(かっる!!!)
  • 最強に軽い!
  • アダプター別売

ZOOM G3よりワンサイズ小さいG1

の最新モデルが2019年に登場しました!

第四世代ってことでG1 four(じーわんふぉー)。

名前はちょっとややこしいですが、モノとしてはすごくいい製品です。

軽くて小さいし!

なんなら第四世代であるため、G3Nよりも音がいいです!

ルーパー(大体の他の安いマルチにも入っている)はもちろん、

なんとドラムマシーンも内蔵していて、それに合わせて弾くだけでめちゃめちゃ楽しい個人練ができちゃいます!

G1 FOUR 7
そしてやっぱり一番注目して欲しいのはこの値段です。

7000円台で買えちゃうんだったらもう最高じゃんって話!

現にHELIX(20万円)などの高級大型マルチを持ってるギタリストがサブで買ったりというポジションにもなっていて、

ライブ中にそんなに音を切り替えないという方にはもうコレでいいじゃんというレベル。

ボリュームペダル、ワウやワーミーなども使いたいという方はエクスプレッションペダルつきのG1X fourがオススメ!





それでも1万円切るんだからすごいよなぁ……


ZOOM / MS-50G






  • 172エフェクト
  • 40プリセット
  • 350g
  • ライブ中に自在に音変えれるわけではないけど、”音色数:サイズ”比は最強
  • アダプター別売


こちらもまたZOOMから、ついにはコンパクトエフェクターサイズ!

リリースから幾度かのアップデートを繰り返し、

今では172種類のエフェクターが使えます!(多すぎぃぃいい!!)

その中からひとつのプリセットには直列で6個までつなげられる構成になっていて、

よほどこだわりまくった音作り以外はこれで完結します。

ただ、実質踏めるペダルがひとつしかないため、ライブ中に自由自在に音を切り替えられるかと言うと閉口してしまいます。

どれかひとつのパッチをオンオフするモードか、

複数のパッチにA,B,C……と印をつけていって、ペダルを踏む度にA→B→C→A→……と変わっていくモードのどちらかを使うことになります。

IMG 4083
一度のライブでバッキングかリードかの音しか使わないという方や、

自宅で音作って曲弾くだけという方にはサイズや値段の点で最強のマルチエフェクターです。


まとめ:マルチを買うとギターが楽しく、うまくなる!


エレキギターの楽しさのひとつに、色んな音が出る、ってのがあると思うんですよ。

あのバンドのあのフレーズはエフェクターを使っていたのか!

あの音ってギターだったのか!

などなど驚きが盛り沢山です。

そうしてギターがもっと楽しくなってたくさんギターを触ってるうちに、

いつのまにもっと弾けるようになっちゃってるってわけ!

やっぱりどんな真面目で効率のいい練習法よりも、

「好きで毎日触ってる」

の方が上達します。

「練習のときに歪ませちゃうと正しい弾き方が身につかないよ」

「エフェクターいじりばかりが楽しくなっちゃって基礎がおろそかになるよ」


……うるせぇ!!

最初は楽しく弾いてりゃいいんだよ!

で、楽しくて好きだから、もっと上手くなりたいと思ったらそのときにちゃんと基礎練すればいい。

バンドでプロになりたいと思ったらマルチエフェクターで変な音出して遊んでるよりもしっかりとしたメトロノーム特訓するべき。

ってことで、是非マルチエフェクターを導入してみてください!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!