どうも、EarthQuaker Devicesファンの萩原悠です!
新しいオーバードライブがようやく国内でもリリースになりました!
その名も、Plumes。
羽毛の意味の名を持つこのペダルはTS系のオーバードライブ。
それでいてとてもノイズレスで気持ちいいです!
早速レビューしていきましょう!
EarthQuaker Devicesとは
EarthQuaker Devices(通称EQD)とは、
アメリカのオハイオ州にて2004年に立ち上げられたエフェクターブランドです。
ビルダーさんたちそれぞれが本当にエフェクター作りを楽しんでいるのがわかり、
他のブランドには作れない非常に面白いエフェクターがたくさん!
知れば知るほどめちゃめちゃ好きになってしまうブランドです。
Plumes
コチラです!
既に海外では発売されており、
ナンバーガール(再結成!!)の田淵ひさ子さんのボードには既に導入済み。
野音での足もとー!
— 田渕ひさ子 (@__hisako) August 20, 2019
BD2この日はワザで!arrowsとケンタはもはや御守り。plumesはドテカイ音に設定!音作りの幅も広くてお気に入り!私は電子スイッチ上手く踏めない時があるのでプロビデンスのloop boxに。そしてCE2とRV3は同時に踏みたい時があるのでloop boxに。そしてロングディレイ用のRV6! pic.twitter.com/jdVtnQhozR
では、早速動画でPlumesのサウンドを確認してみましょう。
なんともアンプライク!
というか、アンプとギターの美味しいところを盛り立てる仕事人な感じ!
Reverb.comさんの動画も観てみましょう!
このplumesは公式も
【誰でも一度は通るであろう”あの”音】
【”真空管をスクリーム”させるペダル】
と 言っている通り、
IbanezのTube Screamerを元に作られています。
つまりは1970年代に登場した、
歴史上最も古いオーバードライブのひとつですね。
JRC4558という同じオペアンプも使われています。
そのクセこのノイズレスっぷり!
これはパーツの選定や抵抗の値などはもちろん、
物理的にどのパーツをどこに配置するかも含めてこだわり抜いたために実現した、
エフェクターの変態が集うEarthQuaker Devicesらしい逸品です。
3つのクリッピングモード
plumesの中央にはトグルスイッチがつけられていて、
このスイッチでモードが切り替わります。
具体的には、クリッピングの仕方が変わるわけで、
クリッピングとはつまり歪ませ方。
波形を対照に潰すのか、片方だけ潰す非対称クリッピングか、それとも潰さないかの3択です。
潰さないってことはもはや歪ません。
オペアンプだけ通って増幅されるのみ。
てことはこれもうブースターですよね!
Modeのつまみを真ん中、2に合わせるとオープンなブースターサウンドになります。
Mode1が対称クリッピング。
こちらはどうやらLEDダイオードになっているようです!
そしてMode3はシリコンダイオード非対称クリッピング。
つまりこっちの方がチューブスクリーマーらしいサウンドってことですね!
このキャラクターの幅もまたPlumesの魅力のひとつです。
抜けるサウンド
PlumesのToneに注目!こんなに下げても高音域バッチリ出ております😉 モード3、JTM45でスピーカーはG12H30、ギターは59年のストラトのネックピックアップです🤟 pic.twitter.com/qnX1GdiiZq
— アースクエイカーデバイセス EQD (@EarthquakerJP) August 24, 2019
このPlumes、トーンの効き幅も広く多彩なサウンドを作れるのですが、
トーンノブを絞っても抜けるような明るい成分は残したままなんです!
貼り付けた動画にあるように、トーンが9時くらいであっても本家チューブスクリーマーのトーン12時に匹敵するような抜け具合!
元々の解像度とノイズレスさ故に実現した、現代のTSって感じしますね!
モーメンタリー機能
最近のEarthQuaker Devicesのエフェクターには、
フレキシスイッチという機能が搭載されていて、
通常のオンオフ切り替えに加え、
踏んでる間だけオンにする
という機能も備えています!
このワンフレーズだけ歪ませたい、ってことありますよね。
それをいちいち踏んで離して踏んで離してとやるのは面倒。
フレキシスイッチを備えたPlumesなら、踏んでブースト離してオフ、ということが出来ます。
ちなみに、さすがに0.5秒以下だと”一回踏んだ”という扱いになるようで、
約1秒以上踏んでるとこのモーメンタリー機能が発動しているようでした。
まとめ:現代版最強TS
さすがはEarthQuaker Devices、ただのコピーモデルにはとどまりませんでした。
ヘッドルームを広くとり、
クリッピング切り替えができて、
ノイズも少なく、
モーメンタリー機能も搭載、
そんなPlumes、なんか安いんですよ!
これまでのEarthQuaker Devicesのエフェクターって単純なものでも19,800円とかしてたので、
まぁそこに合わせるか……もしかしたらもうちょいするのかなぁと思っていましたが、
EarthQuaker Devices史上一番安いかな?
TS系と言われるペダルはいろんなブランドから数多く作られていて、
ヴィンテージのTSサウンドの追求とあればもっと古臭い音のするペダルもありますが、
そもそもギターの音は古くないといけないというわけではなく、
結局かっこよければいいんです。
そんな中でTS系の使いやすさや歪み具合を求めたときに、
いやいやPlumesが最強かもしれません。
こんなん絶対流行っちゃう。
EarthQuaker Devicesがもっと知名度爆上がりしちゃう。
是非足元に導入してみてください!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!