どうも、ループステーション使いの萩原悠です!
BOSSのRC-3を愛用していますが、なんと新しいループステーションが発表になりましたね!
RC-10R!
お〜なるほど、随分苦し紛れな型番だけどいいとしよう!
2系統のループトラック、
2つのソングディビジョンで曲を展開させることも可能、
300近いリズムパターン内蔵(ネットで追加リズムのダウンロードも可能)、
MIDI制御可能、
これは面白い!
必要十分なちょうどいいルーパーになりそう!
ってことで、わかる範囲で書き記してみようと思います。
BOSSのLoop Station
ルーパーというちょっと特殊なジャンルのエフェクター。
その代表格もやっぱりBOSSです。
2001年にRC-20 Loop Stationというモデルに始まり、
ちょっと機能の増えたRC-20XL、
一番デカいRC-50、
コンパクトエフェクターサイズに落とし込んだRC-2、
その強化版であるRC-3、
RC-20の強化版RC-30、
RC-300の強化版RC-50、
原点回帰超シンプルのRC-1、
と、数多くのモデルをリリースし、
2018年にはシリーズ累計100万台を突破!(すっげ!!!)
そんなループステーションシリーズに新たな仲間が!
それが今回のRC-10Rなのです。
RC-10R
こちらです!
おっと……これは……
先月(2019年6月)に発表になった200シリーズじゃないですか!
200シリーズとは
左から順にEQ-200、DD-200、MD-200、OD-200。
今までとは違う筐体である意味BOSSらしくない新しいシリーズだなと思ってましたが、
RC-10Rも全く同じ筐体じゃん!
ってことはRC-200として一緒に出せばよかったんでないの?
やっぱり現行のRC-300やRC-50との兼ね合いで、RC-200って名前にしたくなかったのかな?
もしくは、リズムマシンとしての部分を強く押し出しているのかもしれない。
RC-10Rの、Rを。
公式動画で確認!
こちらがBOSS公式の動画です!
すごい!
これを1人でやれるってすごいじゃん!!
ただのループじゃなくて曲がちゃんと進行してる!!
ルーパーとリズムマシンの融合
RC-10Rはルーパーとリズムを連動させる新しいコンセプトで生まれたようで、
これまでのループステーションシリーズにあった簡単なリズムが流れるだけの機能ではなく、
曲の展開に合わせてどんどんリズムも展開させていくことが出来るようになってます!
イントロ、パターン1、パターン2、エンディングの4つを一度に登録しておくことが出来、
それをフットスイッチで展開させて行くのです。
なにそれ便利……
もちろん自分で弾いたバッキングループも同時に展開させたり、リズムはそのままでバッキングだけ展開させたりということも出来ると。
ほほぉ!
それがこの小さなエフェクターで出来るとなったらそりゃすごいわ!
しかも足だけの操作で!
リズムパターンはまずは280種類
RC-10Rは、リリース時には280種類のリズムが収録されているようです。
ロック、ポップス、ジャズ、ラテン、エレクトロニカなどなど、
いろんなジャンルに適したループが入っているというわけ。
ちなみにこれは後々、BOSS TONE CENTRAL(最近BOSSが力入れてるサービスで、エフェクターの音色とかが追加配布される)で追加リズムももらえるそうです!
リズムとギターは別々に出力することも可能
本来ギターはギターアンプから出すべきもの。
でもリズムは同じようにギターアンプから出したらバシャバシャになってしまってあまりいい音とは言えませんよね。
そもそもギターと同じケーブルを伝って出力するなら全部のエフェクターも通っちゃうわけだし。
RC-10Rはちゃんと別々の出力を用意しています。
ギターとは別にPA送りしたりキーボードアンプに繋いだりするのがいいですね!
ちなみに、リズムパートだけにかけられるリバーブも搭載しているので、
ギターと合わせたときにリズムがタイトすぎて浮いちゃう場合はリバーブでふわっとなじませましょう。
こういうところが「さすがBOSSだなぁ!」って思いますよね。
WSVファイルのインポートも可能
内蔵のループだけでなく、Mac/WindowsからWAVファイルのループ素材をインポートすることも出来ます!
マジか!
すごいな!
それこそAKAIとかが配布しているリズムループとかもそうだし、自分で好きなグルーブをを切り出して作ってもいいわけだ!
もうこれはちょっとしたサンプラー感覚で使えそうですね!
SMFもインポート可能!
……は?
SMF、スタンダードミディファイルやろ?
MIDI音源入ってるってこと?
それを演奏してくれるってこと?
だとしたらすごすぎる!
ルーパーでありリズムマシンであり、MIDI音源内蔵!?
これならテンポへの追従もばっちりだしね、とても頼もしい!
MIDI端子……
外部からのMIDIの受信ももちろん出来ます!
ただ、MIDI端子が……小さいねん。
今までみたことないMIDI端子、というよりこれミニステサイズなんですよね。
なので変換しないと使えないんです。
変換端子は別売り!
これは先述の200シリーズでもそうだったんだけど、
なんだろ、スペース的には全然問題ないのにわざわざこの小さい端子に……
もしや、近々正式発表されるというMIDI2.0ってのと関係あるのかな……
ルーパーとしても十分な機能!
どうしてもリズムマシンとしての機能ばかりが取り上げられてしまいますが、
ルーパーとしても十分すぎる機能です。
最新のRC-1で取り入れた超見やすいループインジゲーターを2つ搭載、
最大6時間(ステレオ)の録音時間、
32bit/44.1kHzの十分すぎる音質、
フレーズメモリーは99個、
2トラック別々に使えるなどなど、
ルーパーが欲しいけどRC-300とかデカいのはいらないって方にも納得の機能です!
まとめ:RC-10R面白い!
これはすごく面白いと思います。
リズムマシンとルーパー、
よく考えたら近しい存在だったけれどうまく融合したモデルってのはなかった。
思えばスイッチャーとマルチエフェクターを融合させたMS-3も業界唯一無二として人気ですもんね。
(わたしも買った。)
こうしてユーザーのやりたいことを先回りして実現してくれるあたり、
やっぱりBOSSってすごいんだなぁと思います。
リリースが楽しみ!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!