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“ポピュラー音楽作曲のための旋律法”メロディ作りの超理論派参考書

どうも、理系感情派音楽家の萩原悠です。笑

皆さんは作曲するとき、なにに気をつけてメロディを作っていますか?

最終的には聴いて良ければいいんです。

理論なんて要りません。

ただ、どのようなメロディがどのように聴こえるのか、

それを知っておくとより聴く人の心に響くんです。

そんな抽象的かと思われていた部分をしっかり書籍にまとめてくれている超永久保存版の参考書があるので紹介します。

ポピュラー音楽作曲のための旋律法

です!


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ポピュラー音楽作曲のための旋律法


Senritu
こちらの本、300ページを超える大ボリュームで、

かなり読み応えがあります。

とんでもなくミニマルな部分からメロディ作りに焦点を当てて、

どんなメロディにするとどんな印象を持たれるのかというのを分析して書かれています。

もうね、変態の域ですwww

少しずつ紹介していきましょう。


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作曲初心者には向いてない


この本、恐らく作曲始めたばかりの方には難しすぎると思います。

せめて5曲以上作ってからにしてください。

この本には”メロディの作り方“は載ってないんです。

どんな印象にしたいからどんなメロディにするのか“という、

なんなら作曲を使った心理学と言ってもいいかもしれません。

つまり、”作曲だけならなんなく出来る“というスキルが最低限求められるのです。

そこもおぼつかない、

「鼻歌歌ってたら3曲出来ました!」

くらいの方はやめておいた方がいいと思う……

まぁ一応これより下も読んでいただいて、それで判断してみてください。

内容自体は面白いので、逆にワクワクするかもしれないし!

収録内容


もう本当に大ボリュームなので紹介するのも大変ですが、

まずはざっくりと各賞のタイトルだけまとめてみます。
  • 第1章 旋律 ~音の運動と旋律の体験~
  • 第2章 音高と音程 ~音の高さとその変化による作用~
  • 第3章 音長と音価 ~音の長さとその変化による作用~
  • 第4章 拍子、ビート、リズムパターンとリズム ~周期的な時間構造と位置による作用~
  • 第5章 旋法と音階 ~長短調やペンタトニック、旋法による作用~
  • 第6章 和音と和声 ~和音や和声による作用~
  • 第7章 歌詞 ~歌詞と旋律の複合作用~
  • 第8章 旋律の構成 ~旋律を構成する要素とそれらを結びつける原理~
  • 第9章 楽曲の構成と形式 ~曲全体の構成要素と一般的な形式~
  • 第10章 楽曲を構想する ~楽曲をどのように発想するか~

どうでしょう、なんか難しそうですねwww

全部書いたら面白くないけど是非とも紹介したいから、
第2章の中の中段落のタイトルも書きますね。
    第2章 音高と音程
  • 音高と音程について
  • 音高による音の性質
  • 音高の運動の向き
  • 音高の運動の幅
  • 音高の運動の向きと幅との複合
  • 音高の運動の組み合わせ
  • 不自然な音高の運動
  • 音高の運動と音域の複合効果
  • 声の音域
  • 楽器や声を想定して旋律を書く

どうすか、内容どっぷりと濃いめな感じするでしょう?笑

ここではつまり、

メロディがドレミ〜だったらどんな印象になり、
ドシラ〜だったらどんな印象になり、
ドミソ〜だったらどんな印象になり、

みたいな、メロディが上がったり下がったりの方向や跳躍の距離によってどのような印象を受けるかというお話がガッツリと書かれているのです。

第3章では音長と音価、

つまり

ドレミ〜



ド〜レミ

の違いについての記述がたっぷりされているということになります。

苦手な人は苦手でしょう


ここまで読んでて、頭の痛くなった方はおりますか?

そんなあなたは、読まなくていいです。

向いてないです。

音楽は楽しくやりたい、そんなに数学的に勉強して作曲するのは嫌だ、

そう言いたい人の気持ちもわかりますから。

ただ、あなたの曲、いつも同じになってませんか?


狙った通りの印象を与えられる


この本の恩恵はこういうことなんです。

ぶっちゃけこんなこと勉強しなくても曲は作れます。

むしろこんなこと考えてない人の方が多いでしょう。

しかし、この本を読んで旋律法を使いこなせば、

悲しい曲をさらに悲しく、楽しい曲をさらに楽しく聴かせることが出来るんです。

しかも、歌詞1文字単位で。

感覚で作詞作曲をする人ほど伝えたい歌詞があるでしょう?

“ここの歌詞はこういう意味で、ここの言葉でこういう印象を持って欲しい”

しかし悲しいストーリーの悲しいシーンなのにメロディが明るくなっちゃってたり、

文字数とメロディの抑揚が歌詞の文字とあってなくて、

意図したところが強調されなかったり、

そんなもったいないじゃないですか。


心に響く作品を作るには、心だけで作るよりも理論を少し使えた方がいいんです。

ハワイに旅行に行くならやっぱり英語が喋れた方がいいんです。

ペンタトニック野郎にもオススメ


ペンタトニックスケールというのも立派なスケール(旋律)の一つですが、

その無骨で印象の強いところがロック界隈でとても重宝され、

しかもギターで弾くのにとても適した音使いのため、

ペンタ大好きギタリスト、もとい、

ペンタしか弾けないギタリストという方々がとても多くいます。

ペンタしか弾けないギタリストたちは皆例外なく理論が苦手で、

楽譜が読めない人が多いです。

つまりこの”ポピュラー音楽作曲のための旋律法“を一番読めないタイプの種族です。

が、そんなペンタさんたちにもこの本はおすすめ。

ペンタトニックがペンタトニックらしく聴こえるフレーズ、

ペンタトニックらしく聴こえないフレーズ、

違うキーのペンタトニックを使った展開などなど、

ホンの20ページ程度ではありますがめちゃめちゃ内容の濃い解説になっています。

これを読むだけで、相変わらずペンタトニックしか弾いてないのに今までよりもバリエーションが何倍にもなるというわけです。

ちなみに、ニクいですね、ペンタトニックの項目が終わったら次はブルーノートの項目が始まります。

ギタリストはそのまま読み進めちゃえばいいですね!

うまくペンタトニックと絡めて書いてくれているので、

「こんな簡単にブルーノートスケールが弾けるのか!」

と驚くことでしょう。


ちょっと大ボリュームすぎる使い方に困る


300p
とてもいい参考書なのですが、如何せんボリュームが多くて。

一気に全部読むのは無理です。

ではいつどこを読めばいいのか……

ちょっとなんとも言えない!

参考書って2種類の使い方があると思っていて、

ひとつは事前に読んで、得た知識を使った作曲する。

もうひとつは、作曲しながら壁にぶつかったら読んで問題を解決する。

この本は……どっちの使い方をしたらいいのだろう。


わたしの考え方として、

まず一回事前に読んでおく。

で、

「メロディの上行下行にはこんな印象を与える力があるのかぁ」

などと知っておく。

一回で覚えて今後全てのメロディ作りにそれを活かせたらいいがそれは無理!

なので、歌詞を見ながらこの本に書いてあったことを出来るだけ思い出す。

そしてなんとなく参考にしたいようなところが出てくれば読み返す、

特にそういうところがないなら作り始める。

そんな感じかなぁ。

こうして段々自分の中に旋律が与える印象ってのを植え付けていくのが一番いいんだと思う。

作曲するたびにこの本を300ページ読むのも大変だし、

なんてったって音程とリズムとスケールと和声と楽曲展開が別の項目に書いてあるもんだから、

どこを読んだらいいかわかんないんですよねww

これはもう膨大すぎる。

絵を描くときに毎回

赤はどんな印象で、橙はどんな印象で、朱色はどんな印象で、赤と橙を絵全体の中で7:3になるようにしたらどんな印象で、逆に3:7にしたらどんな印象で……

という本をイチイチ全ページ読まないですよね?

そう、結局は覚える、

というより、

自分の中で”なんとなくそうな気がするから”と言えるくらいにまで消化するのがいいんだと思います。


まとめ:伝えたいことを伝えられる旋律を作ろう


最初にも書きましたが、

メロディは、結果的に聴いていい感じならそれでいいんです。

むしろメロディが良くなくても曲が良ければいいんです。

ただ、そこでいう”良い“とはなんなのか、わたしはいつもそれを大事にしています。

舞台音楽や映像音楽を担当することの多いわたしは、

聴いた人がどんな印象を受けるか、これを一番重視して作っているのです。

なんとなくメロディが上がった方が進んでる感じになるなぁとか、

その程度のイメージでそれまでは作っていましたが、

ここで全て説明してくれたので、

この本に出会ってからはよりわかりやすく、しかも手早く最適なメロディを作れるようになりました。

皆さんも是非、聴いてくれる人の心を揺さぶるメロディ作りにこの本を活用してみてください。








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