どうも、歪みはやっぱりコンパクトで、萩原悠です!
すごく正直に言うと、やっぱりアンプの歪みが一番なんですけどねw
でもコンパクトエフェクターをあれこれつなぎ替えながら歪みを作るのが大好きなんです!
ここでは今一度基本に立ち返り、
ブルースドライバーを技-WAZA CRAFT-でセルフモディファイした、
BD-2wのレビューをしたいと思います!
BD-2とは
BD-2とは、ブルースドライバーという名前がつけられているBOSSの超王道オーバードライブエフェクターです。
昔から変わらぬ王道っぷりのように思えますが、実は発売は1995年と意外と遅く、
BOSSのODシリーズや、他者でいうIbanez TUBE SCREAMERシリーズ、MXR DISTORTION、PROCO RATシリーズあたりと比べるとかなり後発であると言えます。
なのにこんなにも
ー歪みエフェクターの基本ー
とされるのは、
その使いやすさと、意外とどんな音も出せちゃうというところでしょう。
だって、ブルースドライバーって……ぶっちゃけあまり歪まなそうじゃないですか?笑
でもこれが意外と歪むのよ。
GAINを3時以降にすればしっかりディストーションクラスの歪み量になります。
それでいて潰れ過ぎない、抜けのいいジャリジャリサウンド。
ピッキング次第で自在に音が変わる。
数多くのロックギタリストに愛され続けているのも頷けます。
技-WAZA CRAFT-とは
Waza Craftとは、2013年に突如として始まったBOSSのコンパクトエフェクターの新しいシリーズです。
と言っても、全く新しいエフェクターを作っているわけではなく、
BOSSの歴史の中でも評価の高かったモデルをセルフモディファイしてリリース、というのがコンセプトです。
たしかに近年ではBOSSのエフェクターを改造してリリースするというメーカーも出てきたくらいに、
エフェクターのモディファイというものが一般化されつつあります。
特にBD-2に関しては、Keeley、Weewd、JHSなどを始め、多くの改造品が楽器屋さんに並ぶようになりました。
そこにまさかの本家様も参戦!!?
ということで瞬く間に話題になりました。
その第一弾として発表されたのが
SD-1w、DM-2w、そしてこのBD-2wなのです!
あ、今更ですが、この末尾のwがWaza Craftである証です。
そして技-WAZA CRAFT-は本家とは別モノ製品として販売されるため、
BD-2wやSD-1wがリリースされたとは言え、
本家BD-2やSD-1が廃盤になるということはないようです。
BD-2w
それがこちら、BD-2wです!
とりあえずまずは本家BOSSさんの動画を貼っておきましょう。
まぁこれを見ていただいたら一目瞭然(一目?一耳?)なのですが、
一応わたしからも説明させてもらいましょ。
見た目はBD-2とほとんど変わらず、1つだけ、なにやらスイッチがついてますね。
これこそが技-WAZA CRAFT-です!
スタンダードモード/カスタムモード
この切り替えスイッチ、
SとCだけが書いてありますが、
こちらはスタンダードモードとカスタムモードの切り替えです。
スタンダードモードってのがいわゆる普通のBD-2、特になにもいじってない状態です。
で、カスタムモードというのがモディファイされた回路を使った音になります。
つまりBD-2wの音はトグルスイッチをCにしたときに発揮されるということですね!
(厳密にはSモードでもBD-2とちょっと音が違う)
BD-2wの音質
気になるその音質ですが、
まずローミッドがグンと太くなります!!
ブルースドライバーの弱点ともされていた音の軽さでしたが、
いやこれはすごい、存在感と音圧感が段違い。
高音域のジャリジャリ具合はそのままに、しっかりとした低音が出るようになりました!
ライブで大音量を出すなら是非!
もしあなたがそこそこ歪ませるジャンルのロックをやっているなら、
BD-2wはとてもいいと思います。
エレキギターがコード弾くときのドンというパワー感、
BD-2wになって遥かに強くなりました。
ただ、個人的に思ったのは、
レコーディングしてしっかりミックスしてとなると、
この低音部分はあとからイコライザーで削りたくなるかもしれない。
それくらい十分すぎる中低音が出ていて、ちょっと他のパートを邪魔しかねない。
ってことは、レコーディングには普通のBD-2がいいかなぁ……
しょうがない、2つ買いますか……いや待て。
切り替えればええねん!!
モード切り替えでBD-2の音も出せるから、
これ1台でどっちの音も出せてめっちゃ便利やん!
一応本家BD-2との比較はギター博士様がやってくれています。
わかりやすいなぁ。
銀ネジ
技-WAZA CRAFT-シリーズの外観上の特徴として、
バッテリーボックスのネジが銀ネジになっています。
古いタイプのBOSSエフェクターはこれだったんですよね。
見た目かっこよくて好きですし、
BOSSコンパクトシリーズ唯一の青い個体であるブルースドライバーともとてもマッチしてると思います!
まとめ:BD-2wは邦ロック好きにこそおすすめ
なんかね、BD-2の音は邦ロックにぴったりなんですよ。
スピード感とか歪み方とか。
そして今までの弱点だった低音感がBD-2wになって解消されました。
これは現代のロック好きにはたまらないサウンドです!
ぶっちゃけ今の若い子からしてみたら1995年発売のエフェクターなんて生まれるより前からあるなんてことにもなるだろうし、
今はもっと新しくて高性能高音質なエフェクターがいっぱいあります。
ただ、エレキギター、エフェクターのジャンルって、新しいだけが正解じゃないんですよね。
ブルースドライバーのド定番サウンド、まずはここから初めて、
その先にプレイやフレーズで自分らしさを求めてみませんか?
ってことで今日はこのへんで。
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!