どうも、DTMerの萩原悠です!
外部スタジオでのお仕事も頂きますが、大半が宅録、自宅制作環境でのDAWを使ったDTM作業になります。
と申し上げたところで、皆さんDAWとDTMの意味の違いってわかります??
なんか同じものを指しているような気がするけど……
でも微妙に、いやはっきりと違います!
今日はそんなお話です。
打ち込みとか宅録とかの意味も同時に解説します!
DTMとは
DTMとは、DeskTop Music(ですくとっぷみゅーじっく)の略で、
読み方はそのままでぃーてぃーえむです。
歴史的な背景はすっ飛ばしまして、
つまりはパソコンで音楽を作ること自体をDTMと定義します。
卓上(デスクトップ)で音楽をやってればDTMじゃないかって意見もありますが、
机の上にシンセサイザーいっぱい並べて演奏してもそれはDTMとは言わない気がする。
やはりデスクトップって言葉はパソコンから来てるのかな。
日本ではよく”打ち込み“という言葉と同義で使われてます。
(厳密には”打ち込み”はMIDIのノートを置いていく作業を指す)
DAWとは
DAWとはDigital Audio Workstation(でじたるおーでぃおわーくすてーしょん)の略で、
でぃーえーだぶりゅーと読まれたり、だうと読まれたりします。
これはなんのことかと言うと、
パソコンの中で音楽をやるための編集ソフトのことです。
代表的なところに
- Cubase
- LOGIC
- SONAR
- ProTools
- FLstudio
- SSW
- Digital Performer
- Live
- ACID
などがあります。
パソコン内部で楽曲制作、打ち込み、ミックスンなどをするためのベースになる部分で、
この中にドラムの音がするソフトを立ち上げたりリバーブがかかるソフトを挿入したりするわけです。
しかも多くのDAWソフトは買ったときにそれなりに音色もエフェクターもついてくるというありがたさ。
DTMとDAWの違い
なんとなくわかってきたでしょうか。
改めて要点だけ書き出すと
- DTMはパソコンを使って音楽をやること
- 音楽をやるためのパソコンのソフトのこと
です。
いまどきDTMをやるとなったらほぼ必ずDAWを使いますし、
DAWを使って音楽をやるならそれはDTMです。
DAWはモノでDTMはコトです。
いくら言語が崩れやすい日本であっても、
「DTMをする」とは言うけれど、「DAWをする」とは言いません。
注釈
LINEはアプリ(つまりモノ)なのに「LINEするねー」とは言う文化である。
「I do LINE」はおかしいですよね。
中国語では”電話(モノ)”と”電話する(コト)”は明確に言い方が違いました。
LINEはアプリ(つまりモノ)なのに「LINEするねー」とは言う文化である。
「I do LINE」はおかしいですよね。
中国語では”電話(モノ)”と”電話する(コト)”は明確に言い方が違いました。
宅録とは
日本国内では”宅録“という言葉もよく使われます。
宅録とは、一体なんなのでしょうか。
これはもう漢字のまま、自宅録音です。
あまり”録音”に限ったことではなく、外部スタジオを使わずに自宅で制作することを宅録と言う風潮があります。
つまり、ほぼDTMと同義ですww
ちなみに、デスクトップ(卓上)の影響で、
なんとなく”卓録“と間違えられがちですが、
正しくは”宅録“です。
打ち込みとは
さきほどチラッとお話しましたがもう一回。
“打ち込み”とは、今ではほぼDTMのことを指します。
ただ、やはりこれはプログラミングをすることからきていると思うので、
厳密にはMIDIのノートを置いていく作業のことな気がします。
つまり
「打ち込みでギターの録音中」
はなんとなく気持ち悪い。
その作業はどちらかと言うと宅録。
あ、あとは打ち込みによって作られた音源形態のことも”打ち込み”って言うかな。
使用例
さて、DAWとDTMの使い分けがわかったところで、
最後に2つの用語を使って会話を想定してみましょう。
A「お前DAW買ったんだって?」
B「そうそう、DTMやりたくてね。」
A「打ち込みって難しそうだよな」
B「でもDAWに便利な機能がいっぱい入ってるっぽいよ。」
A「DAWはLOGICだっけ?」
B「いや、DTMerが一番使ってる人多いらしいからCubaseにした。」
A「DTMでなにすんの?」
B「DAWの使い方を覚えてからだけど、ボカロも買って歌わせるつもり。」
A「宅録し始めると友達減るらしいよ……」
B「なん……だと……」
A「ドラムの打ち込みとかギターの宅録とか、なんか暗そうじゃん」
B「大丈夫、有名ボカロPになればウハウハだから!」
– 2ヶ月後 –
A「出来た!音源出来た!遂にDTMで1曲仕上げた!」
B「お〜、DAW買って2ヶ月にしては結構いいじゃん。」
A「宅録だと全部自分でやるようだから、編集とか大変だったわぁ。」
B「あ、ボカロじゃねーんだ。歌は宅録?」
A「いや、うちで大声出せないからスタジオで。」
B「ドラムとベースは打ち込み?」
A「ドラムは打ち込みだけどベースは生。」
B「あ、ベース弾けたんだ。」
C「わしが弾いたのじゃ。」
B「え、弾けたの?(むしろいたの?)」
A「そう、DAW持ってるっつーからデータ送って弾いてからまた送ってもらったのだ。」
C「趣味は宅録と盆栽じゃ。」
B「へ〜なんか面白そうだな。」
A「やってみれば?オーディオインターフェイス買えばDAWソフトついてくるし、それでDTM始められるよ」
B「ほぉ、でもなんかどれ買えばいいかわからん。」
萩原悠「そんなあなたは、コチラのページをご覧ください!」
それでは、楽しいDTMライフを!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!