どうも、二ヶ月くらいだけ”生主”だったことのある萩原悠です!
ニコニコ生放送、ポッドキャスト、ツイキャス、SHOWROOM……
色々なサービスを使って個人で配信してコミュニケーションを取ったり番組を作ったりということが簡単な時代になりましたね。
ただ、そこからちょっと手の込んだことをやりたかったり、ちょっとクオイティを上げたかったりすると意外と大変だったりします。
そんな生放送や動画制作にとっても便利な機材が、Rolandから発表されました!!
これはなかなかアイディア商品だと思います、流行っちゃうね!!
ってことで紹介します、
Roland
GO:MIXER!!!!
(このページは2017年1月に初稿を公開し、以降に2箇所のみ加筆をしています。時系列がかみ合わない箇所も御座いますがご了承ください。)
Roland / GO:MIXIER
GO:MIXER
→サウンドハウス ¥10,000-
この度Rolandから発表されたのはめちゃめちゃコンパクトなオーディオミキサー!!
一辺9.5cmの四角いボディ。
出来ることは最小限だけれど電源も不要だし入力端子は多数搭載。
そうだ、難しいことはやらなくていい、ただちょっと話したり楽器弾いたりBGM流したりが出来ればいいんだ!
そんな方々の強い味方!!
それがRoland GO:MIXERなのです!!
GO:MIXERで出来ること
って言ってもよくわかんないですよね。
そもそもこれ、なにをするためのモノなのか。
そいつをズバッと解決してやるところから始めるゼ!!
簡単に言うと、
マイクやギターなどを高音質でスマートフォンに取り込むことが出来る
です!!
……いや、さすがに簡単に言いすぎたwww
でもそんな感じなんです。
昨今のiPhoneやAndroidは本当にすごい。
色んなことが出来るってのはそうなんだけども、なによりカメラがすごい!!
本当にデジカメいらずな画質クオリティになってしまいました。
この高画質カメラを使って、ニコ生やSHOWROOMなど生配信をする方も増えたし、
YouTubeやニコニコ動画に動画をアップロードする方もたくさんいます。
しかしこの際にちょっとネックだったのが音質。
スマホに標準搭載されているモノラルマイクでは色々厳しいっす。
はっきり言って素人臭さが出るのは画質でも画角でも内容でもなく、音質でした。
それを解消してくれるのがこのGO:MIXER!!
スマホにGO:MIXERを繋いで、そこにマイクなりギターなりを刺してすぐに配信!
ビデオRECを始めればこちらのGO:MIXERに入力している音が映像と一緒に保存されます。
あとから編集作業で音を合わせたりする必要がまるでないんです!
どうです??
これなら今よりもっと簡単に、誰でも手軽に配信も録画も出来るでしょ?
YouTuberの敷居がまた一段と下がるねっ!!
GO:MIXERのスペック
それでは、いよいよGO:MIXERの基本スペックを見ていきましょう。
スマートフォンに繋げられる
このページにこれから書く全てのことを、
“それがスマホで出来るんだぜ?”
と思ってもらえたら助かります。
はっきり言って、パソコンを使えば簡単に出来ることだったりします。
でもこのGO:MIXERを使えば、
それらをパソコン不要、iPhoneやAndroidで出来るようになるのです!!
そう考えたらGO:MIXERは結構すごい発明品なんじゃないかなと思えてきますよ!
このGO:MIXER本体を購入するとLightningケーブル、USB-OTGケーブルが付属します。
では今度こそスペック分析へ!
豊富なインプット端子
オーディオミキサーと謳ってるくらいですから、インプット端子が沢山あって、
それらのボリュームを独立してコントロール出来るんです!
で、そのインプットというのが
- マイク入力(フォン端子)
- ギターorベース入力(HI-Z)
- ライン入力(ステレオ)
- ステレオミニ入力
- ステレオミニ入力
マイクとギター、マイクとキーボードとかが両方繋げられるってのがこのGO:MIXERのウリ所です!
1台のスマートフォンにマイクとギターを入力して、音量バランスをとりながらそのまま配信ですよ?
これ結構すごいでしょ!!
しかしわたしが思うにもっと便利なのは、ミニステ入力が2系統あるというところです!
そんなちゃんとした楽器や機器を持ってる人ばかりじゃないじゃん。
ミニステ端子だったら割とどんなプレイヤーにも対応してる。
ウォークマンやパソコンのイヤホン端子から繋いだり、
俺とお前のiPhone両方繋いで好きな曲を順番に掛けてったり、
そんなことが簡単に出来ます!
割と
「ミニステで十分なのに端子が1つしかないからどちらかをステレオ標準LRに変換しなきゃ……めんどくせ」
って場面ありますよ。
特にすごく凝ったことをやるとか音質に拘るとかじゃないときは余計に。
ミニステが2系統、これがGO:MIXERの最大の利点だとわたしは思ってます!
センターキャンセル機能
きたーーーーーーー!!!!!
これがなんともイマドキな機能!!
センターキャンセルです!
ご存知でしょうか、原理としては音源の中央(左右の真ん中)に定位している音だけを音量下げる機能です。
意味わかります?
なんでそんなことすると思います?
イヤホンやスピーカーはステレオなので2つで1対。
その真ん中から聴こえる音源は……
ボーカルです!
雑に言い換えれば、ボーカルの音だけを下げる機能、
別名ボーカルキャンセラーです!
ちょっと!!
“歌ってみた配信”をしてみたい人には神機能じゃないですか!!
ボーカルキャンセラーはパソコンのソフトとかで一度音源を取り込んで加工して、
“ボーカルキャンセラーを使った音源”
っていうデータを一度作成してからじゃないとこういう音源をバックに歌うってことは出来なかったのに……
なんとボタンひとつですぐにボーカルキャンセル!!
神!!
今すぐ歌ってみれる!!
(※センターキャンセルはあくまで”中央にあたりにある音を強引に音量を下げる”機能です。ボーカルだけ綺麗に消えるわけもないですし、ギターソロとかスネアとか中央にある音は音量落ちます。左右に振ってあるボーカルやコーラスはガンガン残ります。過度な期待は禁物やで。)
ドライバー不要
スマホだとあまりドライバーって概念ないかもしれないけれど、
いわゆるオーディオインターフェイス状態になるので、
普通はそのハードを動かすためのドライバー(ソフトみたいなもの)が必要です。
が!
このGO:MIXERはドライバー不要!!
挿せばすぐに使える!!
箱を開けたらすぐに使える!!
これが意外と便利で、なんか特別なもんをインストールしておかなきゃとかだととっさのときに使えない。
挿すだけで使えるなら、
「ちょっとお前もやってみろよ!」
なんて貸し借りも簡単!
とにかく簡単に使うんだ、とにかく簡単に配信するんだ!!
パソコンでも使える
今更ですが、実はGO:MIXERはパソコンでも使えるよw
あるときはアンドロイドで、またあるときはパソコンで、そしてまたあるときはiPadで。
同じ使い方でいけるのは嬉しいね!
モニターアウト端子
GOMIXERのアウトプットはMONITOR OUTと書かれたステレオミニがあるのみ。
完全にイヤホンでのモニターしか考えてませんね。
でもそんなもんか、わざわざスピーカーとかに繋がないよね!
それのために標準プラグ用のLRアウトをつけて、大きく、重く、値段も高くなるくらいだったらミニステアウトだけでいいね!
(もちろんミニステアウトからスピーカーに繋ぐことも出来ます)
サイズ、重量
このGO:MIXER、サイズは
一辺が95mmの正方形、そして高さが28mm。
重さは100gだそうな。
…………軽いっ!!!!
え、まじで?
100g??
本当に??
わたしが使ってるiPhone 6s、143gなんですけど……
これより圧倒的に軽いの??
やばくね??
え、あ、一辺95mm???
iPhone 6sの縦が138mmですよ??
え、マジか。
めちゃめちゃ小さい!!
ちょっと比較のために95mm x 95mmの四角を書いてみた。
すごいな、名刺の縦サイズとほぼ同じ……。
これなら本当にどこへでも持っていける散歩しながらの配信も全く苦にならない!!
(持ちにくい形だけどw)
(※追記)新製品発表会にて、触ってみた
(この項目は2017年2月2日に開催されたRolandさん新製品発表会に行ったあとに書いています。)
実物が展示してありました!
いや〜本当に驚いた!
だって!
こんなに小さい!
こんなに小さい!!
これ会場で見たとき、何故かわからないけど涙が出た。
本当になんの涙だったんだろうwww
しかしこのサイズでこれだけのことが出来るんだから、やっぱりすごくいいと思う!
結構すごいね!!
以上がRolandの新製品GOMIXERのいいところです。
どうですか?結構いいですよね?
すごく便利。
でも、やっぱり機能を限りなく絞った製品です。
出来ないことってのも沢山あります。
性格の悪いわたしが本気を出して、
「こういうときどうすんねーん!」
っていうのを一生懸命探してみました。
レッツゴー!
GO:MIXERでは出来ないこと,短所
もしかしたら、これから配信とか動画制作とかやってみたいっていう方にはわかりにくい部分かもしれません。
わからないってことは困らないのかもしれないけれど、出来れば一度しっかり読んでからの導入をお願いしますね!
XLRキャノン端子がないのでファンタム電源が送れない。コンデンサーマイク不可
前項”豊富なインプット端子”でシレッと書いていたのですが、
マイク入力はTSフォン端子です!
XLR端子ではありません!!
つまり、ファンタム電源が送れないんです!!
高音質なコンデンサーマイクをお持ちの皆さん、購入を検討している皆さん、残念!!
フォン端子で入力出来るダイナミックマイクをお使いくださいませ。
再度お伝えします。
GO:MIXERでは、コンデンサーマイクが使えません!!
アンプシュミレーターがない。エレキギターが残念。
ギターを直接挿すことが出来るHi-Z端子です。(ハイインピーダンスってやつ。)
よっしゃ!エレキギターをケーブル一本でこのGO:MIXERに繋いでめちゃめちゃROCKしてやんぜ!!
ちょい待ち。
エレキギターをそのままスピーカーに繋いでる状態ですよね?
音ペケペケのポテポテやぞ?
そうなんです、エレキギターの音ってのは、エレキギター用のアンプに繋がなければエレキギターらしい音になりません。
“エレキギターも直接接続可能!!”な端子を持っているけれど、直接挿したらしょうもない音しか出ません。
これはどうしたものか……
解決方法としては、
- アンプのヘッドフォンアウトから繋ぐ
- アンプシュミレーター付きのエフェクターなどから接続する
- Amplugを使う です!
既にアンプを持ってるなら1がよいと思いますが、現実的なのは2かなぁ。
いまどきのマルチエフェクターなら大体アンプシュミレーター機能ついてるし。
それか、ほんとに安く済ませるとあれば3ですね。
Amplug。
これのイヤホンアウトからギターインプットへ。
まぁAmplugのイヤホンアウトがステレオミニ端子だから、また変換が必要で微妙だけれど……
(だったらGO:MIXERのLINE IN端子に繋いだ方がいい気がする。)
そんな感じで、エレキギターを繋ぐのは簡単、だけれどエレキギターをいい音で繋ぐのはなかなか難しいです。
ベースの方がその辺適当でもいいかも。
同じようにベースアンプシミュレーターが必要なんだけど、ベースの方が直接挿しても全然ダサくないので。
でもいい音で配信したいなら上記の1,2,3のどれかで対策をとる必要アリ!
マイク2本は使えない
友達同士集まってみんなで配信しようぜ!
もしくは、ラジオの対談形式みたいな感じでやりたいね。
ってなったときも、マイクは1本でお願いします。
マイク端子がひとつしかないので。
このあたりで気づくと思います。
このGO:MIXERは基本的にひとりで使うものなんだと。
複数人での使用にはあまり向きません。
マイクが2本同時に使えないということは、逆に以下のことも言えるということになります。
ギターやベースを2本同時に使えない
ですよね。
インピーダンスと入力レベルの問題なのですが、
マイクのマークがあるところにはマイクを、ギターベースのマークがあるところにはギターかベースを、キーボードのマークがあるところにはキーボードを挿すための最適なチューニングになっています。
細かいこと気にしなければ、全4端子(マイク,ギターベース,キーボードL,キーボードR)にマイクを突っ込むことも出来ますが……
多分音量も音質も残念になりますよ。
本体にマイクがついていない
全体的にとってもいいと思うのですが、本体に小型マイクをつけてくれたらどんなによかったか。
TASCAMのオーディオインターフェイスにも
ZOOMのMTRにも
ちょろっとついてるこのちょっとしたマイク。
これがあったらどんなによかったか!!
そしたらBGM流しながら喋りながらってのが今の100倍簡単に出来たのに!!
マイクがいらない、マイクケーブルがいらない、マイクスタンドがいらない、そうなったらめちゃめちゃよかったのに!!
ということで、一年後で構いません、8,000円アップで構いません、Rolandさん!!
内蔵マイク搭載の改良型
GO:MIXER Pro
を是非とも作ってください!!
とまぁ、そんな感じかな。
やっぱり入門機です。
最初の1台としてはとってもいいと思うけれど、
どんな風に使いたいのかをしっかり考えてからがいいね!
でもね、それなりに規制のある道具を使って、
どうにかこうにかやりたいことが出来ないかって試行錯誤していくの、
わたしは結構好きですし、応援したいとも思います。
なんかわからないこととかあったら相談してくださいね!
GO:MIXER 発売日,価格
今わたしがこれを書いているのは、GO:MIXERの情報が解禁された2017年1月6日です。
(2月2日の新商品発表会にて現物に触れたので写真は追加しています。)
まだ発売日も価格もわかっておりません。
一応リリースは2017年3月と言われているけれど、まだまだ変更はあるかもしれませんね。
価格は……どうかなぁ、YAMAHAのAG-03が15,000円くらいで……
それより高いとも思えない……
でも6,000円ってこともないでしょう……
9,800円〜12,800円くらいってとこ?
発表されたらまたここに記載しますね!
(※追記)発売した!!
(この項目は2017年3月30日に書いています。)
発売した!!wwww
2017年3月30日、ついに店頭に並んでました!!
ローランド GO:MIXERが発売してた!とってもおもちゃっぽいけど僕は知ってるよ、こいつ、すごいんだよ!配信や動画などのコンテンツをもっと手軽に出来るんだ!https://t.co/VTDRGTTeVu pic.twitter.com/0RyBrQElxY
— 帰って来た萩原悠 (@hagiwaraU) 2017年3月30日
一万円か!
そうなったのか!!
いいじゃないですか、みんなが手を出しやすいお値段!!
もしかしたらこれからはAmplugと同じ立ち位置にまで上り詰めるかもしれないね!!
まとめ わたし萩原悠、結構欲しいです!
さていかがだったでしょうか。
後半ちょっと叩きまくったかもしれないけれど、なかなかよさげでしょ?
散々”入門機”とか言ったけど、実はこれわたしもちょっと欲しいんです。
だってこれがあればiPadでSkypeレッスンとか出来そうだし。
(わたし萩原悠、DTMやギターの講師してます。遠方だったりお忙しい生徒さんとはSkypeを使ってレッスンしています。)
映像はiPadのカメラを、そして音はマイクとかギターとかキーボードを使えばいいんだもんね?
便利じゃん!!
参考曲とかメトロノームとかを流すときもiPhoneからLINE in端子につなげばいいし、これすっごく便利だと思う!
よし、もし8,000円切ってくれたら買おう!!(ちょっとケチw)
だって100gだもん、カバンに入れっぱなしにするっしょ!
毎日パソコンもハンディレコーダーも持ち歩いてるわたしですよ?GO:MIXERも参加でしょ!!
買ったらみんなにテレビ電話かけまくりますねww
そんな感じで、今日はおしまい!
さいごまで読んでくれたりがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!