どうも、小さいエフェクターが好きな萩原悠です!

やっぱりボードのサイズって限りがありますからね、

「こんな音を取り入れたい!」

と思ってもボードに組み込めなかったら意味がない!

その点One Controlはすごいよな〜ほとんどの機種が最小サイズだし。

Lemon Yellow Compressorとかも、このサイズでいい仕事してくれるしなー!

ちょっと地味だけどいい働きのコンプレッサーの紹介です!

最近のバキバキサウンドでない、いい意味で大味なコンプです。

ギタリストにもベーシストにもオススメ!

LemonYellow 1

スポンサーリンク

One Control



One Controlとは、2010年に日本で立ち上げられたエフェクターブランドです。

One“には”全て“の意味を込め、足元でサウンドのトータルプロデュースをというこのブランドは、

1970年代にMXRが小型化に成功させた40年後、

更なる小型化を確固たるものにしたブランドです。

小型で値段も安いけれど音もなかなかよくて、

そして初めて電池駆動を可能にしたという革命を起こし一躍有名ブランドの仲間入りを果たしました。

そんなOne ControlのコンプがLemon Yellow Compressorです!

Lemon Yellow Compressor







こちらです!

黄色い!

……金色い?

レモンよりはるかに輝いてるwww

アルミ削り出しによる高級感と耐久性。

これもOne Control製品の魅力ですね。

で?

サウンドはどんなもんなんだ?


Lemon Yellowの動画でサウンドを確認





こちらでそのサウンドを確認してみましょう。

と言っても、歪みやモジュレーションなどに比べて、

コンプレッサーは違いがわかりにくいかもしれませんね。

よくできてるんですよ?


Lemon Yellow Compressorの使い方


LemonYellow 2
使い方はいたってシンプルです。

ノブが3つ。

  • LEVEL
  • GAIN
  • RATIO

あれれ?

LEVELGAINって……

なんか歪み系のエフェクターみたいだな。

まぁ珍しいっちゃ珍しいけど、原理は一緒なのです!

LEVELは最終的な出力の音量を、

GAINはコンプに突っ込むための音量を、つまりはコンプのかかり具合を調節します。

そしてRATIOが潰し具合。

最近のコンプレッサーはバキバキ系サウンドを作るモノが多いのでRATIOもキツめにまで設定できますが、

Lemon Yellow Compressorでは1:5まで。

というと、「まぁそこそこかかってるかな」くらいになります。

つまりあまりガッツリかけるためのコンプじゃないってことですね。

ところで、側面になんかスイッチがあるで。


SUSTAIN/COMP.


LemonYellow 3
One Controlのエフェクターって、

底面にご丁寧に全部書いてあることがほとんどなので、

わからなければひっくり返しましょうw

それによると、SUSTAINCOMP.の切り替えだそうです。

ほほぅ?

BOSSのCS-3もCOMPRESSION SUSTAINERという名前であることから、

ギターベース界隈ではコンプレッサーをサスティンを伸ばすために使うという使い方もあるんですね。

CS 3 3
で、Lemon Yellow Compressorの場合、

COMP.の方が普通の状態で、

SUSTAINの方は小さい音量をがっつり上げるモードだそうです。

BJF…………あ、

Mad Proressorか!

同じ人が作ったエフェクターで同じようなのあったわ!





これについてるSUSTAINモードと同じだ!

実際やったらと音が伸びるし、歪みと併用するともうこれはサスティナーというよりフィードバッカーww

不自然なくらいに音を伸ばしてくれます。

が!

お気づきでしょう、やっぱりノイズもそこそこ増えます。

なので、ギタリストは普通の使い方ならCOMP.に固定でOKです。

ベーシストでバンド内の低音感をとにかく一定にしたいって方にはアリかもしれません!

ギターで使ったときの音の特徴





Lemon Yellow Compressorをギターで使うとどんな音になるのか。

こちらの動画をごらんください。

(色んなエフェクターのデモをアップしてくれていますが、どの動画もおしゃれでかっこいい。前半はひたすら曲になってますが、後半でパラメーターいじりながら弾いてくれています。)

どの音も全体的にちょっとずつ明るく前に出て来てるように感じると思います。

かと言ってパッツンパッツンにはなっていません。

しっかり粒を揃えるだけ揃えて聴きやすくするのに最適です!

SUSTAINモードもそんなにノイズまみれになってる感じもしませんよね?

ベースで使ったときの音の特徴





こちらの方も言ってくれている通り、ベースにもすごくいいですね。

派手な作用ではないけれど各弦のバランスもよくなり確実に音が前に出てくる音です。

「パラメーターを全開にしてようやくコンプがかかるくらい」

と仰ってるようにナチュラルなサウンドなので、

“よくわからないままコンプをいじってて結果的に音が奥に引っ込んじゃう”

という初心者あるあるに陥ることがありません。

ただ、わたしは自分で弾いてみたとき、ベースだとちょっと低音は削られるかなと思いました。

一番大事な中音域に少し音が寄った感じ。

よほど低音重視なバンドでなければ気にならない帯域です!


まとめ:縁の下の力持ち!


昨今、特にベーシストの間ではアタックがバキバキなサウンドが流行っているため、

コンプ=バキバキ

というイメージの方もいるかもしれません。

がしかし、そもそもコンプレッサーは音量の差を抑えて聴きやすくするためのモノです。

それでいて音がしっかり前に出て明るく抜けもよくなるというのがこのLemon Yellow Compressorの特徴です。

ほどほどのセッティングにしておけばコンプを使ってることに気づかれることもないでしょう。

それってすごくない?

コンプ使ってないのに聴きやすいって!

よほどいい楽器かよほど上手いかですよ!

そんな風に持ち上げてくれるのがLemon Yellow Compressorの素晴らしいところです。

この価格帯で出来るなんてとっても嬉しい!

是非導入してみてください!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!