どうも、ルーパーがもっと広まってほしいと思っている萩原悠です!
みなさんルーパー使ってますか?
これから始める方の多くは、BOSSのLoop StationシリーズかTC ElectronicのDITTOシリーズかで悩まらると思います。
このページでは、TC ElectronicのDITTO LOOPERシリーズの各モデルを比較しながら紹介したいと思います。
どんな違いがあるのか、どのモデルがオススメなのか、
参考にしてもらえたらと思います!
TC Electronic
現代のエフェクターを語る上でTC Electronicというブランドを避けて通ることは不可能でしょう。
エフェクター製作において第一線を走り続けるTC Electronicは、
デジタルエフェクターの分野で特に絶大な人気を誇り、
昨今ではMASH機能TONE PRINTなど、
更に使いやすく便利になるような機能を展開し人気を博しています。
そんなデジタル技術をもってすれば、高品位なルーパーを製作しているというのも納得がいくでしょう。
DITTO LOOPER の比較
簡単に表にまとめてみました。
(画像だからスマホで見てくださる方はもうホントちっちゃくなっちゃってごめんなさい!)
こんな感じで、色んなモデルがありユーザー側が自分にあったモデルを選べるようになっています。
それぞれのモデルの特徴についてもうちょっと解説していきますね!
DITTO LOOPER
こちらがDITTO LOOPERシリーズの中の”DITTO LOOPER”というドンズバモデルです。
全てはここから始まったわけですね。
とにかく機能を排除しシンプルに使えるようにと作られた元祖DITTO。
サイズはいわゆるワンコンサイズと言われる小ささで、
ボードにも組み込みやすく、なんならギターケースにポンと入れておくことも可能。
音質は全てのDITTO共通のデジタル24bit、ドライスルー(原音をデジタル化しないことによって音質の変化を限りなくゼロにする)を採用。
ダビング回数は無制限、アンドゥ&リドゥももちろん出来る、
小さいからって馬鹿に出来ない、本格ルーパーです。
tc electronic Ditto Looper ルーパー
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DITTO STEREO LOOPER
トゥルーバイパス、無制限ダビングなど、最小DITTO LOOPERの全ての機能に加えて、
ステレオ入出力になったことと、
StarJamサービスという機能に対応、世界中の一流ミュージシャンが制作したループバッキングが手に入り、
その演奏とともにループセッション出来るという夢の特典付きです。
パソコンから音源をインポート、逆にDITTO STEREO LOOPERに録ったデータをパソコンで読み出すことも出来ます。
tc electronic DITTO STEREO LOOPER
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DITTO X2 LOOPER
ステレオ入出力、パソコンとの親和性などのDITTO STEREOが持ってた機能の全てを持ちながら、
なんとエフェクトもつきました!
逆再生と1/2倍速再生、どちらも原理としてはシンプルなのですが、
いきなりやられるとびっくりする面白い特殊効果です。
また、このエフェクトスイッチの方をループ停止専用のフットスイッチにすることも出来て、
左側を再生とダビングのスイッチに、右側を停止のスイッチにとわけることによって使い勝手がよくなります!
うん、X2の利点はエフェクトよりも、ツインスイッチになったことかもしれませんね!
TC Electronic DITTO JAM X2 LOOPER
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DITTO X4 LOOPER
現行DITTOシリーズの”最ツヨ“モデル。
デュアルループトラック機能を持つX4は、
例えばループ1に4小節のパーカッシブ・トラックを録音し、ループ2に16小節のコード進行を録音したり、(Syncモード)
ループ1にAメロの演奏を、ループ2にサビの演奏を録音しておき、ループを切り替えることで(Serialモード)展開性のあるループ・コンポジションを構築することが可能です。
X2では2種類だったループエフェクトもこのX4なら7種類!
特にテープをぎゅっと止めたようなtape stopやDJっぽくグリッジを刻めるHOLDモードが面白い!
ただループさせるだけに留まらない多くの機能が、
あくまでギタリストが使い易いように作られているというのがポイントです。
最上位モデルなのに相変わらずドラムマシーン機能やループバンク機能がないという潔さがBOSSとの違いです。
DITTO MIC LOOPER
ボーカリストのためのDITTOもあります!
DITTO MIC LOOPERはDITTOシリーズがギタリストと共に培ったノウハウをボーカリストにも広め始めました。
このサイズだけどちゃんとループとストップが別のスイッチになってる!
マイク入力ゲインを自動設定してくれるという神機能、
そしてファンタム電源搭載によりコンデンサーマイクにも対応可能!
マイク1本とDITTO MIC LOOPERだけでこれだけのことが出来たら、めっちゃ楽しいですよね!
(こちらは一応TC Heliconという別ブランドの商品ですが、同じTCグループのボーカル部門がTC Heliconなだけです。)
TC Helicon DITTO MIC LOOPER
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DITTO JAM X2 LOOPER
BeatSenseという商標登録澄みの独自技術の採用により、
なんと、ループの方が演奏にテンポを合わせてくれる!!
は?
なに言ってんの?
DITTO JAM X2 LOOPERにはマイクが内蔵されていて、
(ループの方のではなく)今演奏している方のテンポをトラッキングしてくれます!
そしてループ再生の方のテンポを微調整して今演奏しているテンポに合わせてくれるという、
過保護すぎるオカンのような機能!
たしかに、バンドでルーパーとか使っちゃうと、
もう同期演奏かのような正確なテンポキープが必要になっちゃって、
実質使いにくかったのです。
そんな”ルーパーあるある“をぶち壊してきました。
内蔵マイクでもいいし、更に精度を上げるなら付属の外部マイクを使ってドラムやパーカッションに取り付けましょう。
より正確に、事故なくルーパーをバンドに取り入れることが出来ます。
ルーパーの新時代は、TC ElectronicのBeatSenseが切り開いた!
ただちょっと気をつけないといけないのは、
DITTOシリーズで唯一これだけ最大ループ時間が5分ではなく2分です。
また、モノラル入出力です!
この部分、他のDITTOより性能が劣っているので、
当然ステレオだろう、当然5分いけるだろうと思っている方も多いと思います。
気をつけて!
まとめ:あなたにあったDITTOを!
いかがだったでしょうか。
基本的には大きいDITTOの方が多機能です。
が、”多機能“なのと”使い易い“のは必ずしも比例するとは限りません。
バッキングを簡単なループ再生したいってだけなのにエフェクトなんていらないし、なんなら小型でスイッチひとつの方が使い易いですもんね。
なので、どれも似たような見た目ですが、
それぞれ自分の使い道にあったDITTOを選んでくださいね!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!