どうも、好きが高じてフェイザーをブログにまとめています、萩原悠です!
そんな中で、最古のフェイザーペダルであるDOD Phasor 201も試す機会に恵まれました。
めっちゃシンプルなペダルなのでレビューもいらないような1台ですが、せっかくなので書き留めておこうと思います!
さわやかで、ちょっと音が硬くなって音抜けがよくなる印象のフェイザーです!
DOD
今回紹介するのはDODというブランドの製品です。
DODっていうとエフェクターブランドの中では老舗に分類されるかな。
1974年にアメリカで設立されたブランドで、David Oreste Di Francesco氏が立ち上げました。
コンパクトエフェクターというジャンルを引っ張って来たブランドのひとつではありますが、
時代の流れと新規参入の渦に飲まれ2008年には一旦全モデルが生産終了。
最近になって再生産が始まりました。
そんな中でも随分古いラインナップとされる201 PHASORが今日の話の中心でございます。
もう40年前からあるんだからすげぇや。
DOD PHASOR 201
![PHASOR201_1.jpg PHASOR201 1](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
こちらです!
まずは動画で見てみましょう。
もうこれ以上説明することがないってくらいシンプルなペダルですね。
が、せっかくなのでもうひとつ。
こっちの方の方が使い方がわたし好み!
(前半はアルペジオばかり。中盤以降にジャカジャカ弾いてたり歪みと合わせてたりします)
でここからがわたしなりの感想です。
音がちょっと硬い
![PHASOR201_2.jpg PHASOR201 2](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
これはなんでなんだろう、フェイズのぶつかり具合というか、
ちょっと中高域にアタックが強くなる感じがありますね。
フェイザー特有の奥まっちゃう感じがないというか、
音抜けがいい!
これがDODのフェイザーの最大の特徴です。
SPEEDと一緒にDepthも変わっている
![PHASOR201_3.jpg PHASOR201 3](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
見ての通りSPEEDノブ一発のPHASOR201ですが、
どう聴いてもSPEEDをあげるとDEPTHに相当するパラメーターも一緒に動いてると思います。
右に回すほどにうねりが速くなり、そして幅も広がっています。
なので、どっちかというとSPEEDというよりもDEPTH的な使い方がいいのかもしれません。
さっきの動画(特に2つめ)の方もそういう使い方をしてそうです。
復刻版は使いやすい仕様に
現在販売されているPHASOR201復刻版は、
当時のモデルと比べていくつかの点で現代仕様になっています。
特にすごい驚くべき点ではなくて、今では当たり前のようなことですが。
オンオフLED
![PHASOR201_5.jpg PHASOR201 5](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
エフェクターはオンにしたらどこかしらが光る、
そんなのも昔はありませんでしたからね。
今では当たり前なこの機能もしっかりついています。
MXRのPhase45なんて復刻版でもライトついてないんだぜ……
![](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
![](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
電源アダプター対応
![PHASOR201_4.jpg PHASOR201 4](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
これも最近では当たり前ですが、
当時の仕様にはなかったものです。
ボードに入れて使いやすくて、ライブでも安心です!
トゥルーバイパス
フェイザーってそんなに常にかけっぱなしにするようなものでもないので、
オフにしてるときの音質ってのは大事です。
トゥルーバイパス化されたPHASOR201、嬉しいです!
Phasor201に似ているフェイザー
最後に、このPhasor201に似ている他ブランドフェイザーを独断と偏見で選んでみようと思います。
サウンドを知るための指針に、もしくはどれを買おうかなの参考にしてもらえたらと思います。
Electro Harmonix / Small Stone
Electro Harmonixブランドのフェイザーで、さわやかがウリのSmall Stoneです。
COLORというスイッチを下に下ろしたモードだとさわやかさではなかなか似ています。
が、DOD Phasor201には中高域にアタック成分があり、音抜けがとてもいいです。
奥まらないフェイザーがDOD、主張しすぎない揺らぎがSmall Stoneという違いでしょうか。
EarthQuaker Devices / Grand Orbiter
こちらは新し目のブランドEarthQuaker DevicesからGrand Orbiter。
なんと言っても高音質で、音抜けの点ではちょっと似てます。
Grand Orbiterの方がより自然に音が抜ける感じで、
DODはやはりちょっとクセがあります。
まとめ:アタックの立つ抜けのいいフェイザーです
さて、そんな感じで、DODのフェイザーをご紹介しました。
ヴィンテージフェイザーと言うとどうしてもMXRのPhase90やElectro Harmonix製品が思い浮かびますが、
実はDODのPhasorもほぼ同世代なんですよ?
ちょっと上記2ブランドの製品よりもクセが少なかったかなぁ〜。
でもその分万能に使える、使い勝手のいいフェイザーです。
その上でアタック感がしっかり出るので、
フェイザーは好きだけど奥に引っ込んじゃうのが嫌だって方はぜひ導入してみてください!
安いしね!
ってことで今日はこのへんで。
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
DOD Phasor 201
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