どうも、実は最近エレガット欲しい萩原悠です!

そんなわたしがちょっと気になっているのが、

ヤマハサイレントギター

SLG200です!

購入前提で調べてみたのでここに書き残しておきます。




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サイレントギターとは


自宅練習でも、旅先でも、スタジオでも、ステージでも。サイレントギター™は演奏する場所や場面に関わらず、アコースティックギターサウンドを奏でたいギタリストの気持ちに寄り添い高いポテンシャルを発揮するギターです。


YAMAHA公式サイトより


ヤマハが開発しためちゃめちゃ画期的なアコースティックギター、それがサイレントギターです。

2001年に発表、発売されたSLG100というモデルを皮切りに、

インパクトのある見た目、

軽さ、手軽さ、音の良さも相まって世界中で非常に人気を博しているモデルなのです!

そのサイレントギターSLGシリーズの最新モデルが、

2015年8月にリリースされたSLG200というモデルです!

SLG200


SLG200 29
これがそのSLG200です。

正式にはSLG200SSLG200N(とSLG200NW)という違ったモデルになります。

見た目のインパクトがすごいですが、まずはこのモデルごとの違いをお話してからにしよう。

SLG200S


SLG200 32
SLG200Sの最後の“S”スチール弦って意味です。

つまり、いわゆるフォークギターのサイレントであり、

よくあるエレアコです。

“静かなアコギが欲しい”

と思ってる方が選ぶべきなのはこのSLG200Sの方です!



SLG200N


SLG200 5
こちら、型番のSLG200Nの”N”部分がさっきのSLG200Sと違うわけですが、

この“N”ナイロンの意味です!

そう、こちらはナイロン弦が張ってあるギター、ガットギターなんです!

クラシックギターとも呼ばれるこのギターは、

フラメンコ系音楽の必須アイテム、日本の昭和歌謡にも多く登場しました。

スチール弦にエレキ機能のついてるギターを”エレアコ”と呼ぶのに対して、

ナイロン弦にエレキ機能のついてるこのギターは“エレガット”と呼ばれます。

わたしが今欲しいのはコッチです!!


SLG200SとSLG200Nの違い


SLG200 1
基本的には今お伝えしたように“張ってある弦が違う”で良いのですが、

フォークギターとクラシックギターでは弦の素材に合わせて弦の巻き方、固定の仕方にも違いが出てきます。

ペグの違い


まずはペグ部分を見てみましょう。

SLG200 30
SLG200Sの方はよくみかける、エレキとほぼ同じ構造なのに対して、

SLG200N、ガットギターは見慣れない方も多いかもしれません。

これはSLG200Nが特殊なのではなく、ガットギターはこういう感じなのです。

SLG200 6

ブリッジの違い


フォークギターとクラシックギターではブリッジにも違いがあります。

これがフォークギターのSLG200S。

SLG200 31
弦を通してくるだけですね。

それに対してこちらがクラシックギターのSLG200Nのブリッジ。

SLG200 5
なんと弦を結んでる!!

ちょっと面倒にも感じますが、

正直ちょっとかっこよくないですか?


ネックスケールの違い


SLG200 34
実はネックスケールが違います!

つまりネックの長さ……そしてそれはつまり、フレットの間隔違います!

上の画像でも、ナイロン弦を張っている上側にあるネックの方がフレット間隔が広いのわかりますか?

これがクラシックギターもんです。


以上のように、SLG200SとSLG200Nというのは、

“SLG200の中で弦が違う”

というよりも、

“フォークギターとガットギターという全く違う楽器をそれぞれサイレントギター化した”

という方がわかりやすいかもしれませんね!



SLG200の特徴


見ていただいた通り弦の違い、ペグやブリッジの構造の違いはありますが、

それ以外のエレキ的部分の機能は全く同じです。

ということで、ここからはSLG200シリーズの特徴を紹介します!


斬新な形!!


SLG200 4
今更ではありますが、やっぱりまずはこれでしょう。

非常に特徴的な形をしています。

だって……ねぇ、空洞ってか……フレームだけやん!!!

ギターは木でできている、特にアコギはその木がないと音が全く鳴らない

そんな常識に真っ向から立ち向かうこの作り。

こんなギター使ってたらそりゃ目を引くこと間違いなしです。

で、この形になっているということが見た目以外の点でもこのSLG200の特徴になってきているのです。


音が小さい,サイレント


サイレントギターですから!

音が小さいんです!

でもなんで?

それは、ボディがないからです。

アコースティックギターってのはボディの内部に音が共鳴して音が大きくなるという仕組みです。

どんな木を使ってどんな風に貼り合わせ組み合わせをしたら音が大きくなるか、

それがアコギ製作の現場では求められるわけです。

しかし、そんな大きな音出せる環境ばかりではありません。

とくにこの日本という国は狭いから。

アコギをジャカジャカ弾ける家庭はそんなに多くはいのではないでしょうか。

サイレントギターはそんな方々にも大人気です!

軽い


ボディがない、つまり、軽いんです!!

うわ〜嬉しい!

やっぱりギターは小さいモノではないので、

持ち運びがそこそこ面倒です。

通常のアコギは重さ大体2.2kg〜3kgくらいかなという気がするのですが、

このSLG200は、

SLG200Sが約2.1kg、

SLG200Nに至っては約1.8kg!!

500mlのペットボトル1本分の差がつきます。

少しでも軽いというのはとってもいいことだ!


ケースに入れるときは……


SLG200 2
ただでさえ軽いことで運搬しやすいのに、

ケースはこんなに小さい。

え、ウソやん……これ本体より小さい……

絶対入らないやん……

そう思いましたよね、まさかこんなことになっているとは。

SLG200 23
外れるぅうううぅうううう!!!

そう、ただのフレームだけなので、

簡単に取り外すことが出来るんです。

SLG200 24
こうしてケースに別々に入れることによって、ケースのサイズも格段に小さくすることができたというわけです。

なにこれ嬉しい……

エレアコである


SLG200 21
こんなに音の小さいサイレントギターSLG200ですが、

このままではただの練習用ギターです。

しかし、SLG200はすごいんです、これでエレアコなんです!

つまりシールドケーブルを使ってアンプやミキサーに繋ぐことが出来ます。

リアルなサウンドを実現するSRT


エレアコったって、

やっぱり音質がちゃんとしてなければ”練習用ギターのおまけ機能”止まりです。

しかしヤマハのサイレントギターはすごい。

特に最新のSLG200はすごい!

SRTパワードピックアップという新技術の採用により、

あたかもちゃんとした環境でマイク立てしたかのようなリアルなサウンドを作り出します。

ピエゾで拾っただけのペチペチサウンドとは全然違う!

(前モデルSLG100はピエゾで拾っただけ。これを使ってる人は今すぐ買い換えよう!)


2バンドイコライザー


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SRTのおかげでリアルなサウンドを成し得たSLG200ですが、

更に音を作り込める2バンドのイコライザーを搭載。

高音と低音の具合を別々に調整することによって、好みや編成に合わせた音作りが出来ます。

実際に色々いじってみましたが、

結構フラットのままだと低音がふくよかに鳴る印象。

もしバンド編成でのアコギパートとしてだったら是非とも低音を少し削ってやりましょう。

そうすることによってすっきりとしながらも主張のあるサウンドになりますよ!


リバーブ,コーラス


SLG200 16 3
アコギと言えども、実際にはちょっとだけエフェクトをかけた方がそれっぽくなるものです。

その最たるエフェクトがリバーブとコーラスではないでしょうか。

リバーブはホールで部屋や弾いているような自然な残響をつける効果があり、

むしろこれがないと不自然すぎるんです。

アコギにゼロ距離で耳を当てて聴くことなんてないじゃない?

必ず部屋の反響も一緒に聴いてるんです。

その反響音をシュミレートしてくれるのがSLG200のリバーブ。

便利!

また、コーラスをかけて広がりをもたせたアルペジオなんて、めちゃめちゃきらびやかで素敵です。

結構使えるサウンドなので、むしろこのエフェクトなしに弾くのがつまらなく感じると思います。

内蔵されてるなんて素敵だぜ!


メインアウトとイヤホンアウト


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メインのアウトプットはもちろんシールドが挿さるTSモノラルアウトです。

このままアコギ用のアンプに繋ぐもよし、

D.I.に繋いでPA送りするもよし、簡単にライブで使うことが出来ます!


また、自宅練習時にはイヤホンアウトを活用しましょう!

イヤホンしてちょっとリバーブかけたりするとわりと感動します。

ホールで弾いてるみたいやんか!

気持ちいい!

チューナー


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SLG200がお手軽である理由のうちのひとつ、チューナーさえも内蔵されている!!

ぶっちゃけエレアコとしては珍しくないんだけど、

箱型になってないアコギでもチューナーつけてくれたんですね。

SRTピックアップ万歳!!


電池と電源アダプター


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SLG200はパワードピックアップやデジタルエフェクト、チューナーまで搭載しているので、

やはり電源が必要です。

(そのまま弾く分には不要)

基本的には電池を使うのかな。

電池ボックスがあるのでそこに電池を入れます。

アルカリ電池で最大22時間とのことですが、

このあたりはあまり当てにならないんじゃないかなと思いますw

また、別売りにはなりますが、ヤマハのPA-3Cというアダプターを使うことによって電池切れを恐れず使うことが出来ます。

SLG200 20
電池のランニングコストを考えると絶対アダプターの方がお得だけど、

ライブ時にシールドの他に電源ケーブルにも繋がれてないといけないことへのストレスを考えるとどうだろうか……



SLG200はお得?


さて、ここまで色々と見ていただきましたが、

皆さんどう思います?

自分は結構いいと思ってます。











まぁ、正直5〜6万円でいい音のエレアコを買おうとしたら他にもいいギターはいっぱいあります。

YAMAHAならLL6とかね。




しかしやっぱり生音デカいから……

むしろLL6なんて生音がいいことが最大のウリなので!

日本の家庭環境で、そんなに大きな音出せる方ばかりではありません。

そんな方には是非おすすめ!

エレガットであるSLG200Nの方はもうちょいおすすめ度が高いです。

その理由は2つ。

理由1.ナイロン弦


スチール弦+ピックアップ

よりも

ナイロン弦+ピックアップ

の方がナチュラルっぽい気がします!

どちらも磁気のマイクじゃなくて振動を変換するタイプのマイクなので、

どうしても嘘っぽくなってしまいますが、

スチール弦よりもナイロン弦の方がちょっとマシです!!

理由2.対抗馬が少ない


エレアコよりもエレガットの方が対抗馬となるギターの数が少ないんです。

なので……まぁつまりは繰り上げで上位に食い込んでるだけかもww


SLG200のカラーバリエーション


SLG200には若干のカラバリがあります。

それがTBLNTTBS

つまりはトランスルーセントブラックナチュラルタバコブラウンサンバーストという3択です。

それぞれ見た目はこんな感じ。

ナチュラル




タバコブラウンサンバースト




トランスルーセントブラック




……あんまかわんなくね?

そうなんです、

サイレントギターSLG200はボディがないので、

色をつける部分がほとんどなくなっちゃったんですwwww


そのため、TBLでもNTでもTBSでもぶっちゃけあまり大きな違いはありません。

TBLだけ真っ黒な印象だなってくらいですね。


SLG200NWというワイドネック仕様も出た!!






ナイロン弦仕様のSLG200Nはナット幅が50mmとなってます。

これはスチール弦のSLG200Sのナット幅43mmに比べてかなり太めです。

しかし新しく出たSLG200NWは、なんとナット幅55mm!!

これはかなり太い!!

でもクラシックギターっで弦がそれぞれ離れてた方が弾きやすいようで、

そんな本格派のために作られたラインナップのようですね。

わたしはエレキギター弾くことが一番多いので、ナットが45mmを超えるとウゲ〜ってなりますwww


まとめ:いつでもどこでも!SLG200!


さていかがだったでしょうか。

結構魅力的ですよね。

まとめるとこんな感じ。
  • 生音が小さい
  • 軽く持ち運びやすい
  • リアルな出力音
  • スチール弦モデルとナイロン弦モデル

こんな感じです。

がっつり使いたい人のほかに、ちょっとしたセッションなどに持ち出したい方、

家でひっそり弾きたい方。

いろんなシーンに合いますね!

是非あなたの生活にもサイレントギターを!!


ってことで今日はこのへんで。

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!





(アダプターがセットになってるのもあるようだ!)