どうも、アコギを選ぶ人の見方!萩原悠です!
いや〜最近知人や生徒さんから
「いい感じの入門ギターってどれ!」
と聞かれる機会が多かったことに始まり、なんとなくアコギについて色々調べてみました。
で、このページでは10万円前後くらいで買えるアコギ、エレアコをまとめました。
10万円用意出来ればこれはもう入門機ではなく中級モデルが視野に入ります。
そしてこのあたりの価格帯では高級ラインナップの下位モデルも選択肢に入ってくるため、選ぶのが楽しくもあり難しくもあります。
“5万円でエレアコを買おう”を書いたときの方が簡単でしたねww
頑張ってまとめたので是非参考にしてください!
K.Yairi(ヤイリギター) /RF-65 HB
まず10万円という予算で手が届く評判の良い国産モデルをご紹介!
ヤイリのエントリーモデルであるエンジェルシリーズ!
しかし一切の妥協なし!!
岐阜県にて30人の職人さんたちが1本1本丁寧に作り上げてます。
ヤイリのモデルの中のRFってことで、これは小ぶりなモデルになります。
ボディも独特の小ささで、ネックスケールも短めです。
女性にも持ちやすいのでギタ女に最適!!
ボディが小さいことと、サイドバックがマホガニー材でできているため、音量はちょっとだけ小さめです。(他のと比べるとホンの若干です)
生鳴り重視で選ぶ方にはちょっと違うかも?
トップはスプルース単板
サイドバックがマホガニー合板
ネックもマホガニーで指板はエボニーです。
YAMAHA LL16 ARE
5万円でエレアコを選ぼう!!のときに一番推していたLL6の上位機種。
サイドバックも単板で作られることにより、LL6より更に生鳴りがよくなっています。
ARE(Acoustic Resonance Enhancement)というYAMAHA独自の技術により、木材が既に熟成された楽器のようにしっかりと鳴ってくれるという施術がなされています。
特に偏ったクセもないため、これから始めるビギナーにも、ちょっと弾けるようになって来た方のアップグレード機としても、そして上級者の最高のサブとしても活躍します。
ただ、予算10万円出せるとなると他のメーカーも結構気合入れて作っているので、
“5万円で〜“のときほど絶対YAMAHA超推し!って感じでもなくなってきます。
ちなみに、LLシリーズはもっと上にLL26とかLL36とかもあるけど、実はエレアコになってるのはLL6とLL16だけなので注意!
トップ イングルマンスプルース単板
サイドバック ローズウッド
ネックマホガニー+ローズウッド5プライ
Taylor(テイラー)/114ce
「今のエレアコはみんなテイラーの真似してる。ギブソンでさえテイラーを意識して作っている」と言う人もいるくらい現在のアコギ界のスタンダード。
材は他メーカーの同価格帯に比べてそんなに上質でない代用材と言われるけど(いや〜でもぶっちゃけ表現が正直なだけで、他のメーカーもそうなんじゃないかな)、特筆すべきはピックアップ。
もはやいつ生音からアンプに変わったのかわからないとまで言われるくらいピックアップの質がいいと噂です。
で、実際に弾いてみたらたしかにそんな感じ!
嫌みのない感じのサウンドがスピーカーから出ている!
そしてめちゃめちゃ弾きやすい。てか弾きやすい!!とても弾きやすい!
これがテイラーブランドだ!
音のまとまり具合も気持ちよくて、なんかすごく”ちょうどいい”感じがする。
音量が大きいわけでも音色が深いわけでもないけれど、なんかとてもよい。
今回のこのページで一番おすすめなのがこのテイラー114ceです!
10万円でこれはすごい!
トップ シトカスプルース
サイドバック サペリ
ネック サペリ
マーチン GPX1AE
予算が10万円とあれば、アコースティックギター2強のうちの一角、マーチンのアコギが選択肢に入り始めます。
しかしそもそもマーチンってエレアコ少なめなんですよ。
それでいて10万くらいまでと考えるとまだまだ自由に選べませんし、 USAではなくメキシコ産になることもあってか、
一般的な”マーチンらしいマーチンのアコギ“とはちょっと変わってしまいますね。
ただ、それでも憧れのマーチンがいいとあればおすすめなのがこのGPX1AE!
サイドバックにマーチンの独自技術HPL(ハイプレッシャーラミネート)という特殊合板を使うことによってコストを抑えて製作することが出来たというわけ。
まぁ……このHPL、名前はかっこいいけど実は木屑レベルの細かい木をめっちゃ圧縮して形にするという工程で作られています。
なのでちょっと木の材質ランクとしてはちょっといただけないかなと……
プリアンプは信頼のフィッシュマン!
マーチンギター特有のどっしり感はちょっと足りないけど、作りはとてもよいギターです!
トップ シトカスプルース
サイドバック HPL
ネック バーチ(樺)
シーガルs6 slim quantum
ここでちょっと、変化球を。
シーガルというカナダのメーカーです。
“どのポジションで弾いても音量が均一”
というのを目指したとメーカーサイトには書いてありますが……
「そんなことあるかい!!」と思った。だって意味わからんじゃない。
むしろ、今まで他のメーカーのでポジションによって音量が違うなんて気にしたこともなかった……
でも……
なんかわかる!!
ローポジションでの鳴りと、ハイフレットにちょこちょこ移動してみても同じように鳴る気がする!!
“鳴りのよさ”というより、音のふくよかさっていうのかなぁ。
音が細くならない。
これはちょっと面白いかもしれない、たしかにアコギってハイフレットにいくにつれて弦の振動がするどくなるから音が細くなってしまうんだけど……
なんだろ、余裕のある音がする。
割と独特な音、今まで触ってきた楽器とはちょっと違う感じなので戸惑いがある……でも楽しい!
サイド・バック材に使われているのはシガール独自の技術による3レイヤーワイルドチェリー。
マホガニー材のもっちりサウンドとメイプルのカラっとサウンドの両方を持ち合わせているとのこと。
わからなくない!面白い!
あ、ネックもスリムで弾きやすいです!
トップはセダー単板
サイドバックは独自の3レイヤーワイルドチェリー
ネックはシルバーリーフメイプル
takamine PTU441
日本のメーカー高峰からの1本。
このクラスで国産を手に入れたいとあれば迷うことなくタカミネ!(いや、ヤイリと迷ってw)
このPTU441は小さめボディとショートスケール、つまり抱えやすいってことですね。
そしてなんと言ってもタカミネはプリアンプが本当に高品質!!
3バンドイコライザーとチューナー機能付き、
スピーカーから出てくる音のリアルさ、太さ、もうなんの色付けもいらず、まさにそのままライブして全然いい音!
難しいことはよくわからないけれど、とにかく一刻も早くライブがしたい方にはとってもおすすめです!
スプルーストップ
サイドバックがローズウッド
ネックがマホガニー
ワンランク上のモデルDMP551Cは15万円で選ぶアコギのページで紹介しています!
まとめ 10万円なら選択肢は広い!!
さていかがだったでしょうか。
10万円ってことは、結構しっかりとアコギ(エレアコ)をやってみようと思ってる方が多いと思います。
安い買い物ではないので慎重に選びたいですよね。
このページを読んでもらって、なにかピンと来た機種はありましたか?
ちなみに、たとえば今すぐ自分がこの中からどれか一本買うとしたら……
テイラー114ceですね!
試奏させてもらったところやっぱり気軽にストレスなく弾けるので、ホントに何時間でも弾けそうでした。
(店員さんのストレスが溜まっていきそうだったので早めに切り上げましたがorz)
もちろんテイラーの他にも今回ここに挙げたアコギたちはおすすめばかりです!
ちょっと小ぶりなヤイリ、
大定番のヤマハ、
国産大手のタカミネ、
憧れのマーチン、
個性的なシーガル、
どれにしてもクラスのアコギなら安心して使えそうです。
是非是非、あなたに最高の一本を見つけてくださいね!
ちなみに、
→5万円で選ぶアコギ5本
→15万円で選ぶアコギ7本
→アコギ選びのポイントまとめ
→その他アコギ記事一覧
のページも参考にしてみてね!
ってことで今日はここでおしまい。
最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!