こんにちは、萩原悠です。

先日Kindleでブラックジャックによろしくを読み始めた

というブログを書きましたが、

ブログのコメントも過去最高を記録(ほんとに大した数字じゃないけど)、友人からも
「見てみたよ〜」
と連絡受けたりしました。

なんだか嬉しかったのでもう一度この作品について書かせてもらいます。


読み終わりましたよ!13巻まで全部!



今日はとりあえず感想をば。


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ブラックジャックによろしく…まぁ泣いたね!



ブラックジャックによろしく9
ここまで次々と問題提起をしてくる作品は久々に見ました。

大きく分けると

・第一外科編
・内科編
・NICU(新生児集中治療室)編
・小児科編
・第四外科編
・精神科編



という風に分かれると思うのだけれど、
まぁ〜どこに行っても歯痒い思いをした。

取り扱う内容が内容だけに「飽きる」って言葉は不謹慎と言われるかもしれないけど、
そのようなマンネリは皆無。


なんかジャンプ漫画とかって強い敵を倒したらまたそれより強い敵が出てきて同じこと繰り返すみたいな、
「ぶっちゃけフリーザと魔人ブウどっちが強いのよ。てかどうせ悟空さがなんとかしてくれるべ」
的なことになったり、

少女漫画は結局一途にしたいけど揺れたりトキメいたりしなきゃいけないから
「結局道明寺とくっつくくせに何回イケメンが出て来てトラブル起こしてんねん。てかそれだけのネタでよく37巻も続いたな!」
みたいなとこあるでしょ?

(両作品とも大好きですけどね!!)

そういう
[先が読める感][これが正解でしょ感]
がなかったこともとてもよかったです。

年寄りは莫大な金をかけてあと少し長らえるべきなのか。
癌との戦い方の正解なんなのか。
障害を持った子は淘汰されるべきなのか。
精神病患者への差別をしているのは誰なのか。


俺にはどうしたらいいかわかんねぇよorz

物語としては当然フィクションだろうけど、
実際起きてる問題だし、現実の制度や症状にまつわる話ですからね、いつ自分や身近に起きるかわかんないっすよ。


随分前だけど、知り合いが夜中に付き添いで救急車に乗ったときに
「どこの病院にも入れなくて、ひたすら救急車のサイレンの音を聞き続けた」
って言ってた。

たまったもんじゃないよね。
一刻を争うから救急車使ってんだろ的な。

でも病院側にも色々事情はあるんだわな…
患者の家族は一生忘れないだろうけども、
もしどこかが無理して受け入れてくれたらその結果どうなったかってのは枝分かれしすぎるパラレルワールドっす。


新ブラックジャックによろしく というものがあるらしい


なんかね、てっきり13巻で研修医が終わるかもしくは
「俺たちの研修はまだ始まったばかりだっ!」(←打ち切り漫画のあるあるネタね)
的になると思ったんだけど、
とっても半端なところで終わってしまいました。

終わった感がなさ過ぎる!

と思ったらなんと。


続編が

新ブラックジャックによろしく

として刊行されてるらしいですwww


なんだよそれ〜!!!

ってか本当に、続編とかじゃなくてただの続投だぞ。

[こち亀]が途中で急に

[新こちら葛飾区亀有公園前派出所]
になるようなもんよ。

で、こちらは無料じゃないみたいwww

なので買いましょうww







結局無料の理由ってなんだったの?


このブラックジャックによろしく13巻まで全部無料だったんですよ。
むしろ読み始めたきっかけは無料だったからです。

で、じゃあなんでこんな素晴らしい作品が無料なのか。

前回の記事でそれについて適当な予想を書いたところ、
出版業界でお勤めという方から憶測コメントを頂きました。

その方から頂いたコメントを要約すると

漫画などはある売り上げがなくなれば当然増刷はされず、作者には一銭も入ってこない。
だったら途中までを無料で公開して続きが気になった人が続きを買ってくれれば利益になる。
という憶測です(;’∀’)



とのこと。

たしかに売れなきゃ収入にならないし、過去の作品は再度話題になるようなことがなければなかなか売れないですよね。

ってことで調べてみました。

まさにその通りでした!!!!


目的は集客のため。
無料公開にした理由は、同作品は2006年から増刷がかかっておらず、
増刷してもらえないのならこのまま(出版社に)眠らせていても意味がないからだという。
この無料公開の結果、有料の「続・ブラックジャックによろしく」が売れ始めた。

——————
マイナビニュース[漫画家・佐藤秀峰が語る「ブラックジャックによろしく」無料化の裏側]より抜粋。



いや〜これはプロとして素晴らしい考え方。

参考にしよう…。

てか自分が前回ブログに感想を書いたときの[無料の予想]が青臭過ぎて入院したいレベル…orz


本当に表現者にも色んな生き方がありますね。(強引な締め)


まとめ そして続編へ


上で取り上げさせて頂いたコメントの他、

「泣いた」
「腹が立った」
「抗がん剤恐い…」
など色々感想コメント下さった皆さんもどうもありがとうございます!

非表示にしてますが全てしっかり見させて頂いていますし、一生残しておきます!


著者の佐藤秀峰さんの目論み通り、続きを有料で購入予定です。

今は他の本を読んでいるのでそれが終わったらになりますが、
また読んだら泣くんだろうなぁ。
そしてみんなにも話したくなるんだろうなぁ。

その際はまたお付き合い下さいませ。

(追記:しっかり全部買いました,読みました!今度またレビューを書きたい)

それでは、今日も読んでくれてありがとございます、萩原悠(→@hagiwarau)でした!

作品の感想はむしろ→こちらにたくさん書きました!