どうも、割と長いことKORGerの萩原悠です!
KORGのデジタルワークステーションシンセサイザーのフラッグシップモデルであるKRONOS。
この度、ちょっとだけ違う特別モデルが発表されました!
それがKRONOS Special Edition。
正確には三機種、
- KRONOS2-SE 61
- KRONOS2-SE 73
- KRONOS2-SE 88
です!
KRONOS2(無印)からどこがどう変わったのか、どのへんがスペシャルエディションなのかを紹介しますね!
そもそもKRONOSとは
スペシャルエディションのお話をする前に、
そもそもKORGのKRONOSとはどういう存在なのかをお話せねば。
現在KORGが展開しているデジタルオーディオワークステーションシンセは3シリーズ。
手頃な価格で始められるファーストシンセであるKROSS。
KROSSよりも音源もグレードアップ、ディスプレイも見やすく鍵盤も良質になっているKROME。
そしてその上に君臨するのがKRONOS。
超大容量の音源、高画質大画面のディスプレイ、
コントロール系も充実していて鍵盤もピアノクオリティ。
これ持ってればキーボーディストとして困ることはないだろうという全部入りのデジタルシンセです。
そんなKRONOSのスペシャルエディションだよってのが今回のお話。
KRONOS2-SE
そもそも今回のスペシャルエディションは、正確には
KRONOS2の特別モデル
であるため、型番的には
KRONOS2-SE xx
ということになります。
(xxのところには鍵盤数が入ります。)
それを踏まえて、KRONOS2-SEがスペシャルエディションたる所以の部分、KRONOS2(無印)との違いを見てみましょう!
とりあえずはKORG公式の動画から
今回KORGさんちょっと面白めの動画ですねww
最初に出るプロモーション動画としてはあまりにもシンプルwwww
限定グラデーションレッド
一番の特徴は色ですwwwww
KORGさんホントによくやるんだよなぁ〜wwww
限定カラーの、赤いグラデーション!
いや、まぁたしかにかっこいいけども。
新音源Italian Grqand Piano
最近人気が急上昇しているイタリアングランドピアノ。
クラシックやジャズに引っ張りだこなピアノの音源をスペシャルエディション用に新規収録!
是非聴いてみてください。
すごい、オシャレコンサートグランドだ……。
ポップスに使うにはこんなゴージャスな音源でなくていいけれど、
ピアノ1本の音源とか、バラードの伴奏とかにも良さそうですね。
いやでもこのホールリバーブの感じからして、やっぱりクラシカルなピアノ曲が一番合うだろうなぁ。
新音源KApro Showcase
KAproとは、サウンドデザイナーのKurt Ader氏が作った高品位なサウンドライブラリーです。
KRONOSにはそもそも拡張音源として数多くのKApro製品が別売りされているのですが(そこそこのお値段で!!)、
その中から厳選されたサウンドが無料で、あらかじめ収録されています!
収録された音源を数えてみたらおよそ300ちょい。
別売り音源の中からこれら300の音源が無料でもらえるんだからこれはかなりお買い得!
まぁもちろん、気に入った音源があったらそれが含まれている製品版を買ってねってことなんだろうけれど、
それでいてもこの音源たちは普通のKRONOSを買った人たちは課金をしないと手に入らない音源なので、
同じKRONOSユーザーの間でもまだまだ使用者の少ないレア音源です。
積極的に使っていきましょう!
それ以外は全く同じ!
KRONOS2-SEは、色と多少の追加音源の違いだけで、
あとはKRONOS2の通常モデルと全く同じです!!
まぁ、そんなもんですよねww
KRONOS2の特徴
せっかくなので、KRONOS2としての共通の特徴、すごいところを紹介しておきましょう。
9つのエンジンの大容量音源
KRONOSの目玉、膨大すぎる音源の数々。
これは全部で9つの異なるエンジンを積んでいて、それぞれの分野で最高の音色たちが全てKRONOSに収録されているというわけなんです。
その9つとは、
- SGX-2:生ピアノ
- EP-1:エレピ
- CX-3:トーンホイールオルガン
- HD-1:PCM
- MS-20EX:アナログモデリング
- PolysixEX:アナログモデリング
- AL-1:アナログモデリング
- MOD-7:VPM/FMシンセ
- STR-1:物理モデリング
それぞれに超一級サウンドが収録されていて、その合計が実に23GB分。
想像がつかないとは思いますがKORGのデジタルシンセでひとつ下位のモデルであるKROMEは、大容量4GBですwww
ね?
KRONOSすごそうでしょ?
すごいんですよ。
これは単純に音色の数だけでなく、ひとつの音色を作るのにどれだけ贅沢なデータ録りをしているかなので、
パッと適当な音色を弾いただけでもすぐに違いがわかってしまうレベルです。
鍵盤
KRONOSは鍵盤の質も非常に良いのです!
特にKRONOS2-73やKRONOS2-88では、RH3(リアルウェイテッドハンマーアクション3)という、
高級なステージピアノなどに使われている生ピアノに限りなく近く作られた鍵盤です。
ちなみに、KRONOS2-61だけはちょっとランクの落ちるNH3(ナチュラルウェイテッドハンマーアクション3)です。
もう名前のことは深く考えないでww
最強のコントロール
KRONOSは多くのノブやスライダーを搭載していて、
数々のパラメーターに瞬時にアクセス出来ます。
カットオフやレゾナンスはもちろん、レイヤーやスプリットのバランスだとかイコライザーだとか。
リアルタイムでの演奏性に関してはさすが最上位機種と言わざるを得ないですね。
大画面ディスプレイ
KRONOSを使いやすくさせているもしかしたら最大の要因かも?
8インチのLCDタッチディスプレイ!
カラーで見やすい上にタッチですから。
あ、この画像のピアノのフタ、ドラッグすると開閉出来て音の明るさが変わりますwww
それくらい直感的に音がいじれる、それがKRONOSのすごいところです。