萩原悠Presents Vol.1
君の知らない物語
君の知らない物語
萩原悠Presentsと称したアニソンメドレーソロ公演の幕開けとなった最初の演目です。
このページではその作品について少し紹介します。
萩原悠のソロ公演とは
作編曲家として活動しているなかで、
あるときを境にアニソン、サブカル方面のイベントにもギタリストやキーボーディストとして出演することになりました。
しかし、もっと自分の面白いと思うものを枠にとらわれずにステージで表現してみたくなり、
コンプレックスだったにも関わらず萩原悠自らが歌うという選択肢を取ります。
今まではボーカルの後ろだったりバンドのなかだったりでのライブばかりでしたが、
このソロライブシリーズでは自分一人で歌ったり、あるときはゲストを迎えてのステージだったり、
とにかく全てが萩原悠プロデュースで行われます。
各演目でそれぞれ少しずつカラーの違いはあれど一貫している特色として、
萩原悠が本職としている作編曲、音源作りを武器に、
各楽曲をノンストップでメドレーにしたり、
全く違うアレンジにしたりで常に新鮮で楽しめるものになっています。
また、舞台に携わることの多かった経験を活かし、
ライブ1本を通したストーリー性を感じる作品に仕上がっています。
Vol.1の特徴
Vol.2やVol.3と比べて、ショーとしての要素が強い演目です。
「今まで観たことなかったライブを、カラフルな楽しさを届けたい」
ということで作り出された作品のため、
映画のような、舞台のような演出に特化しています。
そのため、最初と最後は映画の劇伴のようなオーケストレーション、
中身(特に前半)は明るくてポップなアレンジが多く、
曲を知らなくても楽しめる公演となっています。
曲目
1/君の知らない物語
歌:supercell
アニメ「化物語」主題歌
2/カルマ
歌:BUMP OF CHICKEN
ナムコ社ゲーム「TALES OF THE ABYSS」主題歌
3/Preserved Roses
歌:T.M.Revolution/水樹奈々
アニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」オープニング
4/最強パレパレード
歌:平野綾/茅原実里/後藤邑子
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱~SOS団ラジオ支部~」OP2
5/キラメキラリ
歌:高槻やよい(cv.仁後真耶子)
アニメ「アイドルマスター」07話挿入歌
6/帰り道
歌:八九寺真宵
アニメ「化物語」OP2
7/DANZEN!ふたりはプリキュア Ver.Max Heart
歌:五條真由美
アニメ「ふたりはプリキュア!Max Heart」OP
8/もってけ!セーラーふく
歌:泉こなた(cv.平野綾)/柊かがみ(cv.加藤英美里)/柊つかさ(cv.福原香織)/高良みゆき(cv.遠藤綾)
アニメ「らき☆すた」OP
9/ルパン三世のテーマ
歌:ピートマックジュニア(Pete Mac Jr.)
アニメ「ルパン三世」主題歌
10/ムーンライト伝説
歌:DALI
アニメ「美少女戦士セーラームーン」OP主題歌
11/おジャ魔女カーニバル!!
歌:MAHO堂
アニメ「おジャ魔女どれみ」OP
12/ultra soul
歌:B‘z
13/フライングゲット
歌:AKB48
ドラマ「花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011」主題歌
14/ワニとシャンプー
歌:ももいろクローバーZ
オムニバスバラエティアニメ枠「ユルアニ?」内「だぶるじぇい」主題歌
15/A・RA・SHI
歌:嵐
1999年のフジテレビ系バレーボールワールドカップイメージソング
16/#1090[千夢一夜]
作曲:松本孝弘
2002年からテレビ朝日系「ミュージックステーション」テーマ曲
17/Anything Goes!
歌:大黒摩季
仮面ライダーオーズ/000のOP
18/ふわふわ時間
歌:桜高軽音部
アニメ「けいおん!」劇中歌シングル
19/Cagayake!GIRLS
歌:桜高軽音部
アニメ「けいおん!」OP
20/紅蓮の弓矢
歌:Linked Horizon
アニメ「進撃の巨人」OP
21/コネクト
歌:ClariS
アニメ「魔法少女まどか★マギカ」OP
22/オリオンをなぞる
歌:UNISON SQUARE GARDEN
アニメ「TIGER&BUNNY」OP1
23/Don’t say “lazy”
歌:桜高軽音部
アニメ「けいおん!」1期ED
24/甲賀忍法帖
歌:陰陽座
アニメ「バジリスク ~甲賀忍法帖~」OP
25/No, Thank You!
歌:放課後ティータイム
アニメ「けいおん!」2期ED2
26/Butter-Fly
和田光司
アニメ「デジモンアドベンチャー」OP
27/ウィーアー!
歌:きただにひろし
アニメ「ONE PIECE」OP
28/君の知らない物語
構成
萩原悠Presentsのソロ公演は必ずプロローグ、起、承、転、結、エピローグ
の6つのセクションに分かれていますが、それはこのVol.1でももちろん同じことです。
ひとつひとつのセクションを追って解説します!
プロローグ
ライブの幕開けは
→映画館のような不愉快スレスレな重低音
→弦楽オーケストラ
→トランス風の4つ打ち
→ピアノによる無調音楽
→ナレーション
→弦楽オーケストラ
→トランス風の4つ打ち
→ピアノによる無調音楽
→ナレーション
という、わりと時間たっぷり使ったオープニングです。
このVol.1は「30分で27曲!」っていう触れ込みでやってますが、
実はこのオープニングが3分以上あるんですよねww
ちなみに、このときのわたしの心境↓
「あああぁぁぁぁあああああ緊張するぅぅぅぅぅうううううう!!」
起
1曲めはもちろんタイトルになっている「君の知らない物語」という曲。
この曲はドロップDというチューニングでギターとベースを弾くとカッコイイと思ったので、
完全5度下げ、カラオケのキーコンでいうとこの-7です。
うちのメドレーはわたしの音域だったり前後の曲だったり楽器の特性だったりの影響で
ほぼ原キーの曲はないんじゃないかってくらいなので、
原曲大好きな人、歌いにくくてごめんなさいね!
君の知らない「君の知らない物語」でごめんなさいね!!
(↑今思いついたから言いたくなった。)
続くのはJ-POPとしても有名なBUMP OF CHICKENの「カルマ」。
萩原悠Presentsはどの公演も2曲めはアニソンに詳しくない方でもわかるような曲を選んでいます。
続いては一人で二人分のパートをヒーヒー言いながら歌う「Preserved Roses」は、
あまりに滑稽でみんなが笑ってくれるのでオイシイ!
ワイヤレスマイクよりもワイヤードマイクの方が両手のマイクケーブルを振り回したり吹っ飛ばしたり出来て動きが大きく見えると思ってますが、
うまくやらないとこの曲が終わったあとスムーズにマイクを片付けられないという危険性もありヒヤヒヤです。
それに続く
「最強パレパレード」
「キラメキラリ」
「帰り道」
「DANZEN!ふたりはプリキュア Ver.Max Heart」
長調で明るく可愛い曲をノンストップで駆け抜けます。
この辺からようやくわたしの緊張もなくなり、みんなと楽しもうという余裕が出てきます。
「帰り道」をわたしと一緒に歌ってくれる生茶○ンダの可愛さにもご注目ください!
↑終演後いつもこんな感じw
承
萩原悠Presentsって、あまりMCがないんですよ。
ここでは一応MCがあるのですが…録音ですw
事前にわたしが自宅でもにょもにょと録った音源が流れますので、本人は水飲みタイムです。
ぶっちゃけここを逃すとマジで最後までないんです。
死にます。
さて、この《承》の枠は個別でも披露することの出来る4分程度のコンパクトな作品を置いています。
通称[ルパンライトカーニバル]、
萩原悠Presents全てのメドレーの中での一番人気の小品です。
→ルパンライトカーニバルの誕生秘話はこちらで!
このあと、アニソン縛りのイベントでは演奏不可だったり、時間の関係でカットしてたりしますが、
完全版ではこのあとに何故かJ-POPコーナーがあります。
B’z〜AKB48〜ももいろクローバーZ〜嵐
をパパっとやるのですが、
なんだかんだで楽しんでくれる皆さんに感謝です!
(この部分をカットしてる場合、強引にウルトラソウルだけぶっこんでますw)
転
起承転結の《転》の部分はコラボ枠です。
Vol.1では6人のゲストに参加してもらって
「Anything Goes!」
「ふわふわ時間」
「紅蓮の弓矢」
が組み込まれていますが、
「Anything Goes!」で私は渾身のオタ芸を披露しています。
コラボ枠の間に少し体力の温存、回復を図ろうとしましたが、
正直に言います。
肺がつぶれそうになるくらいにツラいですww
初回公演で「紅蓮の弓矢」をやった際に客席から
「ぎやああああ!!」とも「うぉおおおお!!」ともつかない声が上がったことから、
この曲はVol.3まで毎公演でやることにしてます。
結
Vol.1のラストスパートではギターを持ち、
弦、木管、金管のフルオーケストラが徐々に伴奏に加わっていきます。
Vol.2のタイトルになっている「コネクト」から始まり、
萩原悠Presentsメドレーでは《結》の常連
UNISON SQUARE GARDENの「オリオンをなぞる」などギターをかき鳴らした後、
「Dont’ say “Lazy”」〜「甲賀忍法帖」〜「Listen」
とガッツリと短調の曲を繋げて[物語]をクライマックスに向けます。
ちなみに、この辺わたしはいつもめちゃくちゃキレてます。
もちろんキレてる演出なのですが、
「このタイミングでそれやると喉に負担がかかって最後の曲めっちゃツラいんだよな〜」
ってのを、短調コーナーが終わったとき(=キレ終わったとき)に毎回後悔しておるorz
Vol.1〜Vol.4の全てで同じキー、同じテンポで入れることによって自由に行き来が出来るターミナル、
通称[Butter-Flight]と呼んでいる「Butter-Fly」のリフを挟んだあとの「ウィーアー!」にて、
みんなが「You wanna be my friend?」と歌ってくれるかどうかでこの公演の達成度を測ってます。
ぜひみなさん、ここ全力で歌ってください。
最後はタイトルになっている「君の知らない物語」をもう一度歌うのですが……
ぶっちゃけますね、
私ここ、嘘泣き始めるんですよwwww
なんですかね、この役者スイッチ。
めちゃくちゃ入り込んでるように見えて、じつは半分くらいは
「短調コーナーで無茶やったな〜声出ないな〜orz」とか考えてますw
それ以降はもはや原曲のメロなんてどっかいっちゃうんじゃないかってくらい自由に歌いながら、
バンド+シンセ+フルオーケストラの伴奏
全パートで盛り上げて終演に向かいます。
エピローグ
エピローグというのは名ばかりで、実際はエンドロール、むしろただのMCです。
このVol.1では途中に一度もMCをしないため、ここが最初で最後のMCとなります。
30分の大運動会…
いや、主にオタ芸と短調コーナーのキレ芸と嘘泣きと水分不足でフラフラしてますが、頑張ってMCしてます。
ステージに立ってるのは僕と少数のゲストだけですが、
この公演を作るのに助力してくれたメンバー紹介などをして、
無駄に大物ぶってステージを降ります。
(余談ですが、2014年の主催ライブ[アニソンAssembly]では全3時間60曲以上の最後がこれだったせいか、嘘泣きから戻ってこれなくなってマジで泣くというハプニングもありましたww)
以上で終演です。
実はこのエピローグも4分くらいあり、プロローグの3分のこともあるので、
つまり実際に歌っている時間は23分ってことですね。
意外と短い?
おわりに
ここまで、少しじっくりめに萩原悠Presents Vol.1「君の知らない物語」についてお話してきました。
だいたいこれで半分くらいですかね、
このページの下書き段階ではこの倍くらい書いたのですが…
なんかそこまで書いちゃったらもはやライブに行っての楽しみとか発見とかなくなるなぁと思いまして。
ってことで、残りの半分はまたどこかでこの公演をやる際に会場にてお楽しみください!
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