– 前回までのあらすじ –
エレキギターを手に入れ、
そして情報収集のためにシンコーミュージックの月刊誌GIGSを購読するようになった萩原少年。
今までは知りもしなかった世界、知りもしなかった機材たちがそこにはあり、さらにギターに対する興味が湧いてきた中で、ひと際気になった小さなハコの存在、今日はそんなお話です。
エフェクター、欲しい!
GIGSにはとにかく色んなアーティストさんたちの機材があった。
へぇ〜こんな形のギターがあるのか!
プロが使うアンプってこんなにデカいのか!
そして1番未知で、1番気になったのがそう、エフェクター。
なにがなんだかわからないけど、色んな色形のハコがいっばい繋がってる。
でっかいラックに入ってる写真も多かったし、足元にも沢山転がっていた。
これはなんだ、どうやら、音が変わるらしい。
すごい!
エフェクター、欲しい!
初めてのエフェクター
そんな感じで僕は、どんな音が出したいかなんて考えもせず、”エフェクターが欲しい”が優先していた。
早速、楽器屋へ。
今回は電車で30分くらい行ったちょっと大きな街、立川。
立川にある大きな楽器屋さん、宮地楽器。(今思うとそんなに大きくはない。)
そしてエフェクターが欲しい旨を店員のお兄さんに伝え、なんやかんやあって(よく覚えてないw)買いました!
中古のコンパクトエフェクター!!
それがこいつ!
YAMAHAのコーラス CH-10M
なんでコーラスなのww
わからんす、2000円だっていうから、それにしたんです。
コーラスというエフェクトがなにかをとっても雑に説明をすると、音に広がりを付ける効果があります。
広がりをつける……かぁ。
エレキギターのエフェクターって言ったらやっぱり“歪ませる系”じゃん!
でもそんなこともよくわかってなかったので、僕はなんやかんやあって(全く覚えてないw)、YAMAHAのコーラスを買いました!
歪みはアンプで作ってたので(むしろエフェクターで歪んだ音が作れるなんて知らなかったからね!)、
接続順がセオリーとか間逆で、
コーラス→ディストーション
となってしまっていて、なんならダブリングみたいな感じになってましたが、
これが僕の中での最初のエフェクター体験です。
2つめのエフェクター
その後暫くして、オーバードライブ、ディストーション、ファズ、そんな”歪み系エフェクター”の存在を知ります。
月刊GIGSで知識を得て、それはそれは欲しいさ!
ということで、またも米軍基地近くのスリーシスターズへ。
自転車で1時間くらいかかったけど、まぁいけるもんだな。
そこでとりあえず”歪みエフェクターが欲しい!”ということを伝えて見繕ってもらいました。
それがBOSSのOD-2Rです!
(このタイミングがBOSS(Roland)製品との初めての出会いです。)
うおぉ!ロックっぽい!
すごいことを思い付いた!
これがあればアンプをクリーンにしておいて、途中で踏むことも出来るから、すごい万能選手になれる!
自分頭いい!(普通の使い方です)
また、後々気付くことになるのだけれど、このOD-2Rはフットスイッチを別途接続すると、オーバードライブのモードが変えられます。
曲の途中で歪みの強さが変えられる!
本当に!楽しい!!
今後のエフェクターライフ
エフェクター楽しい!
たしかその後1年半くらいの間にBOSSのDD-3、FV-50、ZOOMの505あたりを買い揃えます。
それまであまりお金を使うことのなかった萩原少年がこんなにも色々買い漁るのは珍しいことなんですよ。
エフェクターが増えるということは、それだけケーブルを沢山使い、そしてどんどん音は劣化していきます。
ケーブルにまで気を遣えなかったので(金を使えなかったのだよ。)、
1番安いアホみたいなパッチケーブルを使っていました。
それはそれは音痩せしますわ。
それでも楽しくて、プロみたいに、いやむしろGLAYのHISASHIさんみたいに瞬時に色んな音が出せるようになって(この頃のGLAY、HISASHIさんが1番エフェクターを多用していた時期になります。)、
エレキギターってなんて楽しいんだ、無限の可能性がある楽器にどんどんハマっていきました。
そう、
わたしはギターにというより、エフェクターにハマるようにしてギターを好きになっていくのでした。
では今日はここまで。
次のページは
MIDIとの出会いです!