どうも、Walrus Audioめっちゃ好きな萩原悠です!
数年以内にグイグイ来ちゃうんじゃないかと思っているWalrus Audioの、
多機能だけどシンプルに使えるディレイペダル、
ARP-87を紹介したいと思います!
Walrus Audio
アメリカはオクラハマ洲にて細々と生産が開始されたWalrus Audioというエフェクターブランド。
じわじわと世界各国で人気を博して来て、
ちょっと日本は出遅れてるんじゃないかとさえ思う。
代理店のアンブレラカンパニーさん!頑張って!T-ウィルス作ってる場合じゃないよ!
(それは別の会社の話)
バイオハザード2 アポカリプス
posted with カエレバ
シンプルだけど一癖ある空間系エフェクターや、
王道の歪みエフェクターなど、
わたし個人的にはかなり推しなブランドです。
(追記:この記事を書いた数週間後、まさかの代理店がPearl楽器さんに変更になりました!)
ARP-87
![](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
今回紹介したいのはコチラ!
ディレイペダルARP-87。
宇宙探索をするイラストがめちゃめちゃカッコいい!
ツインペダル式6つのノブを持つマルチファンクションディレイ。
ただ、使い方は簡単です!
動画で確認してみましょう!
Reverb.comさん、いつもお世話になってますww
ARP-87の使い方
もう皆さん大体お分かりかと思いますが、
一応説明していきたいと思います!
Xノブ
![ARP87_4 2.jpg ARP87 4 2](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
いきなりですがXのノブの説明。
これはディレイモードによって効果が変わるノブです。
という簡単な一言だけを添えて、次にいきます。
Programで4つ(+1)のモードを選択
![ARP87_4 3.jpg ARP87 4 3](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
まず初めにこのprogramでディレイのモードを選びます。
D,A,L,Sとありますね。
それぞれ
Digital,Analog,Lo-Fi,Slapです。
デジタルモードはめちゃめちゃクリアで明瞭感のあるサウンドを、
リズムを立てるディレイに最適なモードです。
Xノブでかかるモジュレーションも割とクリアな感じです。
アナログモードはビンテージ・アナログ・ディレイの美しく芳醇なトーンを完璧に再現。
角の取れ方が絶妙で気持ちいい!
Xノブでテープエコーのようなモジュレーションがかけられます!
ローファイモードは音質の悪い残響を生成してくれて、
Xノブでディレイ音へのフィルターがかかっていき、繰り返すにつれて時間的変化をつけてくれます。
有機的で面白いサウンド、個人的には一番Walrus Audioっぽいなぁと思いました。
そしてスラップモードはいわゆるスラップバックディレイで、つまりはショートディレイです。
ロカビリー、サーフミュージックに最低なイケイケなサウンドです。
Repeats,ratio,level
![ARP87_4 4.jpg ARP87 4 4](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
この3つはよくあるディレイのパラメーターです。
フィードバックとディレイタイムとエフェクトレベルです。
ディレイタイムは最大1000ms、つまり1秒ですね。
昨今のデジタルディレイの世界ではべらぼうに長いわけではないですが、
必要十分な長さで、むしろ1000ms以上はディレイとしては長すぎてなかなか使いこなせないはずです。
dampen
![ARP87_4 5.jpg ARP87 4 5](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
ギタリストにはちょっと見慣れない名前なのがdampenかもしれません。
が、これもわかってしまえば簡単、TONEです。
つまり明るさフィルター。
DTMerにはピンと来ますよね、原理的にはハイダンプです。
高域を削るタイプのフィルターで、
つまりは全開がデフォルト、トーンを絞っていくことによってだんだん音がこもっていく……
あれ?
これギタリストにもお馴染みじゃね?
はい。
これです。
![](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
(パッシブの)ギターについてるトーンノブ、これは基本全開にしておいて、アタックがうるさすぎたら少しずつ閉じて使いますよね?
それと同じ効果のノブがこのDampenです。
ディレイは音量だけでなく音質の減衰っぷりも大事!
タップテンポ
![ARP87_7 2.jpg ARP87 7 2](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
ARP-87にはフットスイッチがふたつありまして、
右側にはTAPと書いてあります。
そう、タップテンポ機能です。
ここで踏んでテンポを指定して、
かーらーのーー!
さっきまでディレイタイムとして使っていたRatioのノブでディレイのタイミングを指定します。
![ARP87_4 6.jpg ARP87 4 6](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
タップで四分音符を踏んでおいて付点八分のディレイをかけるってことが出来るわけですね。
便利!
正確に付点八分とか三連とかのタップテンポを入力するのって結構難しいから!
フットスイッチを長踏み
ここまでで2つのフットスイッチ、6つのノブについての一通りの説明が終わりました。
十分に使えるディレイだということがおわかりいただけたかと思うのですが、
さて!
Warlus Audio、ここから本気出しまーす!
モメンタリースイッチ
左のbypassがオフ、つまりエフェクトがかかってない状態のときにこのbypassスイッチを長押しすることによって、
踏んでる間だけオン
という効果が得られます。
フレーズの一部にだけいきなりディレイをかけるなんてことが出来るし、
素早くオフにすることも出来ます。
X最大モード
![ARP87_10.jpg ARP87 10](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
bypassがオン、つまりエフェクトがかかっている状態でこのbypassスイッチを長押しすると、
踏んでる間だけXのノブが最大(右に回し切った状態)になる
という機能があります。
Xのノブと言えば各ディレイプログラムによって効果が違って、
フィルターやモジュレーションの効果でした。
つまりここぞというタイミングだけいきなりディレイにモジュレーションがかかる、
しかも全開で!
そんな面白いモードです。
現在のXのノブの位置に関係なく全開になるので、
効果をわかりやすくしたければ通常時 Xノブを控えめにしておいた方が差がわかりやすいですね。
FEEDBACK全開モード
![ARP87_9.jpg ARP87 9](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
次に右のtapスイッチ。
エフェクトがかかっているときにこのtapを長踏みすることによって
repeats、つまりフィードバックが全開になりとんでもなく深いディレイがかかります。
アナログのように発振することはなく絶妙な減衰加減でなだらかに消えて行くという、
あくまで過激系ではなく幻想系、宇宙的なサウンドになります。
左右の長踏みは同時使用可能
![ARP87_11.jpg ARP87 11](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
これはもう特殊な訓練が必要になりますが(笑)、
左スイッチ長踏みによるX全開機能、
右スイッチ長踏みによるrepeats全開機能、
このふたつは同時に使用可能です!
そして、途中でどちらか一方を離してももう片方は持続します。
慣れないうちはなかなかに難しいですが、
実際出来るようになったらめちゃめちゃ楽しい!
これらのことが外部エクスプレッションなしで出来るってんだからすごいね!
トレイルモード切り替え
ディレイをオフにしたときにそれまでの残響が残るのか残らないのかの選択、
これをトレイルモードの切り替えと言って、最近は選べるモデルも増えてきました。
bypassスイッチを押しながら電源アダプターを挿す
こうすることによってトレイルのオンオフを切り替えることが出来ます。
ちなみに、ARP-87の場合、
トレイルオフ(ディレイを切ったら残響もバスっと切れる)のときはトゥルーバイパス、
トレイルオン(残響が残る)のときはバッファードバイパスになるようです。
隠しモードeaster egg
まずはこのWalrus Audio公式動画を見てください。
その全貌が明らかに?
訳してみました。
実は君に言ってないことがあるんだ。
ARP-87には5つのアルゴリズムがある。
1つは隠されているんだけど、
見つけられた?
頑張れー♪
え、教えてくれないの!!!???
コメントで
「教えてくれー!わからないー!」
って言ってるのに対して、
「うちにメールして!そしたら教えてあげるー!」
って公式が返事してて、なんか遊び心あって面白いなぁ。
サウンド的には、どうやら通常の4つのモードではどうやったって出ないはずのトレモロ的な揺れが加わってますね。
どうやって出すのか、皆さんも探してみてください……。
なんて言ってるけど、実は日本国内ではよく探せば情報が手に入るんです。
なので、書いちゃいますね!ww
隠しモードの出し方
1.Programを”S”にする
2.tapスイッチを押しながら……
3.programを”S”以外に回して……
4.再度”S”に戻す
5.ここでtapを離す
これで隠された5番目のモード、通称Easter Eggになります。
Programノブが無効になり、Easter Eggの音しか出なくなります。
(他のノブは通常に動作します)
ちなみに、戻し方はありません。
一度Easter Eggにしたら、それまでのD,A,L,Sのモードの音は一生出なくなります。
……
嘘ですwww
隠しモードからの戻し方
上記と同じ動作をもう一度行うことによって、通常のモードになります。
つまりはS、スラップモードが返ってきて、
それ以降はまたprogramが通常動作します。
嘘ついてごめんなさいww
外部端子……
ARP-87はボディサイドに外部入力用端子があります。
なにをするかと言うと……
タップテンポ用です。
え、タップって本体のスイッチで出来るじゃん。
……外部端子必要か???
tapスイッチを長押ししてRepeat最大にしておきながら外部タップでディレイタイムを変えるってことが出来るのかな……
いやでも、それってもういよいよ足が足りないよwww
まとめ:宇宙の旅へ!
Walrus Audio/ARP-87
とっても楽しいディレイですね!
ARP87というのはアメリカの天文学者アルトン・ハープ氏が1960年代に発見した獅子座の銀河のことです。
そんな遠く離れた宇宙まで浮遊するディレイ、
無限Repaets最大Xモードなども駆使しながら遊んでみてください。
ちなみに、わたしがWalrus Audioどれくらい好きかというと、
これくらいです。
![ARP87_1.jpg ARP87 1](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
大ファンwww
こういうのってメーカーさんが下さるケースもあって、K●RG、Epiph●ne、Sh●re、SEN●HEISERさんのTシャツとか持ってますが、
これに関してはマジで自分で公式通販から買ってますからねww
久々に欲しいTシャツってのを買ったわ。
満足満足。
そんなわけで、おしゃれなTシャツ……じゃねぇや、
多機能でモジュレーションの気持ちいい宇宙的ディレイARP-87、
是非お試しください!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!
WALRUS AUDIO ARP-87
posted with カエレバ
![](https://xn--8mro61ayx1a.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)