どうも、リバーブの奥深さをひしひしと感じています、萩原悠です!

最近はコンパクトエフェクターでも面白いリバーブがいっぱいありますね!

ここではそんな面白リバーブの中でも個性の強い1台、

Walrus AudioFathomをレビューしたいと思います!

シマーリバーブに立体感が欲しい方は是非FATHOMを!


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FATHOM

FATHOM 2
こちらです!

なんだかロマンあふれるイラストが描いてある!

潜水艦です!!

FATHOM、それは水深を測ること、距離の単位です。

いいですねぇ〜好き!

FATHOMの動画





こちらです、海の底に潜っていくような深みがありますよね。

キメも細かくて透明感あるんだけれど、どこかゆらゆらとした不安定感がある。

一般的なリバーブとはちょっと違った響きがクセになるエフェクターなんです!


FATHOMのモード




FATHOMには大きく分けて4つのリバーブタイプが搭載されています。

それがprogramというノブで表されている

H,P,L,S

の4つの文字。

それぞ
  • Hall
  • Plate
  • Lo-Fi
  • Sonar

の略です。

Sonarって!!

SShimmerだと思ってた!!

なるほどね、潜水艦のソナーですか。

オシャレ。

実際サウンド自体はほぼシマーリバーブです。

残響にオクターブ上が足されることできらびやかさが加わるというものですが、

FATHOMのSonarではなんとオクターブ下も足される!

これにより、ただきらびやかなだけでない深みが出てるわけですね。

Lo-Fiってのは残響音がもっさりとしてる、モヤモヤとしたリバーブです。


mod


FATHOM 8 2
これがFATHOMのFATHOM感海の中っぽくするための機能です。

残響音に音程的な揺らぎを与えます。

LOだとほとんど揺れてなくて(Sonar時には全く揺れない)、

MEDでほどよく揺れて(ここが一番いいと思う)、

HIだとかなりガッツリと揺れます。

揺れを増やしていくことによってリバーブ音が主張が強くなっていくので、

そのあたりはこのあと説明するパラメーターたちで調節してください。


FATHOMのパラメーター


FATHOM 6 2
まずは上の段だけ紹介します。

  • decay
  • dampen
  • mix

decayはリバーブの長さ、
mixはリバーブの音量、
dampenはリバーブの明るさの調節です。

これらをうまく調整しながら好みのサウンドを作っていきましょう!

で、下の段にあるXってのはなんだ?


Xはプログラムによって変わる


FATHOM 8 3
このXというノブ、リバーブタイプによってその効果が変わります。

ホールリバーブとプレートリバーブのときにXはプリディレイ

原音が鳴ってからリバーブ音が鳴り始めるまでの空き時間の長さです。

ソナーのときはオクターブ上とオクターブ下のバランスが変わります。
左に回していくとオクターブ下の成分が増えて、
右に回していくとオクターブ上の成分が増えます。

Lo-Fiのときは残響のフィルターの開き具合の調整になり、
左に回していくほどにこもったサウンド、右に回していくと低音がスッキリした音になります。

sustain


FATHOM 3 2 FATHOMにはオンオフの切り替えをするフットスイッチの他に、

sustainというスイッチがあります。

これもまた面白くて、踏んだ瞬間リバーブが永遠に伸び続けます。

じゃーーーーーーーーーーーーーーーー(永久→)ーん って感じ。

この響いてる感じがすごく綺麗で幻想的。

狙ったタイミングで踏んでハッとした印象にさせることが出来ます。

直感的に使えるのいいですね!

もちろんどのモードでも使えます!

モメンタリーファンクション


FATHOMではエフェクトオフのときにバイパススイッチ(オンオフスイッチのこと)を長押しすると、押してる間だけエフェクトをかけることが出来ます。

曲のホンの一部にだけ残響を加えることが出来るので、

これまた個性的な演奏になりますね!

トレイル機能


トレイル切り替えとは、いわゆる”オフにしたときに音がスパっと切れるか残響が残るか”の切り替えのことです。

次のセクションにいったときにサッと空間を切り替えるのか、

それとも自然にふわっと響いて残響が終わるのか、

これで結構印象が変わります。

まとめ:深みと奥行きのあるリバーブ


WALRUS AUDIOFATHOM

いや〜これは本当に面白いリバーブです!

上下につくシマーリバーブ、そこにモジュレーション、

そして無限サステイン機能。

割と唯一無二な感じです。

イラストのイメージのせいかな、やっぱり水の中っぽいフヤフヤ感があるんですよね。

空気感というか水感。

多分モジュレーションのせいだと思うんだけど、これがほどよく角が取れていて絶妙に気持ちいい!

Dampen次第でバンドに溶け込むサウンドも目立つサウンドも作れる!

てかそもそもホールリバーブもプレートリバーブにもモジュレーションがかけられてプリディレイが調整出来るってのも便利!

バンドサウンドを大きく左右する高品質なリバーブ、一台持っていたいですね。

ぶっちゃけもっと安いリバーブペダルはいくらでもあるけれど、

こういった残響感は安物ではなかなか出ません。

みなさんも楽器屋さんで見つけたら是非試してみてください!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!