KORGの超コンパクト軽量MIDIコントローラーとして有名なnanoシリーズ

nanoKEYではペタペタながらも25鍵のmidiキーボード。


nanoPADでは16個のトリガーパッド。



nanoKONTROLではDAWの操作に最適なフェーダーとボタンのセット。


MacBookとほぼ同じ横幅にして必要な機能のみに絞った潔いコントローラーたちでしたが、

この度!新製品!

というより、合体だぁぁああ!!

nanoKEY Studioです!!


スポンサーリンク

nano KEY Studio



Nano 01
なんかでかくなったー!wwwwww

サイズは純粋に奥行きが倍に。
そしてパッド鍵盤ノブの全部のせ!

これひとつで制作もライブも全部出来るようになってるってか!

なるほど、そりゃたしかに“nanoKEY Studio”ですな。


nanoKEY譲りの鍵盤…が、生まれ変わった!



KEY,PAD,CONTROLの3製品が合体したとは言え、
やはりメインとして扱われるのはキーボードのようで、
名前はnanoKEY Studioとなりましたね。

正直鍵盤としての弾き心地は全く期待出来ません。
鍵盤と似た形に配置したボタンだと思ってもらった方がよいです。

僕は以前nanoKEYをSE出しのパッドに使ってたくらいですから。
(当時nanoPADも買ったけどソフト側でいい感じのサンプラーを持っておらず、EXS24の鍵盤のノートナンバーに割り振ったというわけです)

そんな感じで、あまり鍵盤だと思わないほうがいいですね。

公式のページにも

タイピング感覚で快適に入力

とか書いてあるしww
たしかにタイピング感覚だわwww

つまり、鍵盤としての質は残念を極め、
MIDIキーボードとしての弾き心地は現在市販のMIDIキーボード内で最低ランクです。

そんな鍵盤がなんと…


光る!



Nano 02
なんと、バックライトが搭載されていて、光ります!
どういうときに光るんだろう、普通に考えたらノートオンしたときだけど、
なんかちょっと違うかも知れません。

なぜなら。

新機能!!



なにやらよくわからない機能があるからです。

いまのところKORGの公式サイトを見てもさっぱりわからない二つの機能。

1.スケールガイド機能

キーが光るスケールガイド機能は音程に合ったオススメのキーを教えてくれます。

…ね、ぜんぜんわからないでしょ?

さっきの写真を見るかぎり、Ebメジャーペンタトニック(Cmペンタトニックスケール)の鍵盤が光ってるようですが、これはどういうことが出来るんでしょうね。。


2.イージースケール機能

どのキーを弾いても音楽的なフレーズを生み出します。

……ね?これも意味わからないでしょ?

適当に近いところにアジャストしてくれるってことなのかな?
ピッチ補正みたいな概念で。

ちょっとこれは続報を待ちましょう。


8個のトリガーパッド


Nano 05
nanoPAD譲りのトリガーパッドが8個。
ドラムや効果音を出すもよしですが、
コード演奏モードってのもあって、
キーを選択すると適当にいい感じのコードが割り当てられるモードです。

ちょっとしたオカズ程度にコードを鳴らすのに最適!

タッチパッド


Nano 06
KAOSS PAD,KAOSSILATOR譲りのタッチパッドがついていて、
フィルターなどをアサインすれば直感的な音色変化を生み出せます。

また、内蔵のアルペジエイターの中にはリズムパターンも多数入っており、
指一本でリズムを生み出すことも出来ます!

8個のノブ


Nano 07
こちらはnanoCONTROL譲りの小型ノブ。
シンセやエフェクトのパラメーターを自在に操れる他、
DAWソフトのミキサーとして使うのもアリですね!

ただ、やっぱりノブの作りは軽いので、
ちょっとデリケートな操作が必要かも。




USBもBluetoothも


こういうのは普通USBでつないで使うわけですが、
なんとnanoKEY Studioは、Bluetoothでも接続できます!

つまり!

ワイヤレスです!!

Nano 03

Bluetoothってことは、iPadとかiPhoneにもつながりますね。


Nano 04

(なんでこの画像のiPhone浮いてるの?ww)



充実の付属ソフト


このnanoKEY Studioにはいくつかのソフトウェアがバンドルされます。

それが結構いいのではないかと巷で話題です!
  • KORG Gadget LE
  • KORG Module Le for iPhone
  • KORG Module Le for iPad

  • – ここまでがiPhone iPad用 –


  • KORG Legacy Collection – M1 Le
  • UVI Digital Synsations
  • AAS Ultra Analog Session
  • AAS Strum Session
  • AAS Lounge Lizard Session
  • Propellerhead Reason Limited
  • Ableton Live 50ドル割引クーポン

最後のクーポンがなんか可愛いでしょww

今のKORGの一押しはKORG GadgetっていうiPad用シンセサイザーだけども、
PC用のKORG Legacy Collectionも結構いいぜ!

歴代のKORGのシンセの音が入ってるわけ。
なかなかオイシイです。


エディターソフト KORG KONTROL Editor


Nano 08
これはどうなんでしょう、

僕以前KORGの開発部にいたときに某シンセサイザー(ここではちょっと伏せます)のデバッグをやってて徹底的にエディターも触ってたけど、

そのときはイマイチ使いにくかったんですよね〜。

あれから数年、もうちょっとよくなってることを期待します!

まぁシンセよりも仕組みが単純だから簡単そうだけどね!


実はnanoCONTROL Studioもある


今日このページではずっと
「キーボード部分が主役」
って言ってますが、
コントローラー部分が主役のnanoCONTROL Studioもあります!

Nano 09
nanoKEY Studioのほうが本当にKEY,PAD,CONTROLの合体だったのに対して、

このnanoCONTROL Studioは純粋にコントローラーがパワーアップしてますね。

プレイ、REC、MuteやSoloのスイッチもついてジョグダイヤルもあるので、Studioって名前はこっちの方があってますね!
自宅制作環境にも一つあると便利かもだけれど、nanoシリーズはやっぱり軽いからなぁ。
軽すぎるからなぁ。

フェーダーとか短いんだもんなぁ。。。

せめてXYタッチパッドとまでいかなくても、リボンコントローラーくらい欲しかったなぁ……

はい。
僕はこっちは買わないです!


デモ動画



最初からこれを見せろって話ですよねwww

でも、ちょっと抽象的すぎてわかりにくいかも?
なんとなくかっこいいのだけれど……
そしてやっぱりあ〜〜フェーダーが浅いな。。。


まとめ nanoKEY Studio 3月発売!


そんな感じでまとめてきました、nanoKEY Studio

発売まではまだ少しあるようですが、果たしていくらでしょうか。

現在nanoKEY、nanoPAD、nanoCONTROLは1つ¥5,000。

単純にくっつけたら¥15,000。

でもそれよりは安くなって¥11,800くらい。

しかしこれはBluetooth搭載、しかも鍵盤にバックライト。

う〜ん。。。¥16,800くらい??
時代も進んだし、もうちょい頑張って安くしてくれるかも?

金額発表されたら再度紹介します!

追記 発売された!


ここまでは2016年1月30日、つまり発売の4ヶ月前に書いた記事でした。

そして、ついに発売されました!

2016年5月末についに!(割と押しましたね)

値段も発表されました!
上記の私の想像より少し安い、15,930円(税込)です!



↓サウンドハウスリンク






なんと初回分はさっさと売り切れてしまって、次回入荷は7月下旬だとか?
絶対に欲しい方は早めに連絡しておくとよいですよ!

僕も買おうかな……

そんな感じで、今日はおしまい!
最後まで読んでくれてありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!