どうも、ZOOMさんには昔からお世話になってます、萩原悠です!

ZOOMのギター用エフェクターシリーズG1の最新ラインナップ、

G1 FOURがリリースなります!

エクスプレッションペダル付きモデルG1X FOURと一緒にレビューしたいと思います!

初心者の最初のエフェクターに、自宅練習用のマルチに超おすすめ!

しかもめっちゃ安くて軽い!


前身モデルG1onとの比較もして、どのように変わったかもまとめます!

G1FOUR 11

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ZOOM


そもそも株式会社ZOOMとは、

1983年に東京で設立され、当時はMIDI機器やリズムマシンを製作してましたが、

1990年、ZOOM初のギター用マルチエフェクター9002の大ヒットによりギタリストにも愛されるメーカーとなり、

2006年にはハンディレコーダーの草分け的存在H4をリリースするとこちらがまたも大ヒット、

ハンディレコーダーと言えばZOOMと言われるまでになりました。

(わたしもH4を10年くらい使ってた!海で塩水に浸かって死亡させちゃったけどww)


そんなZOOMがエントリーユーザー向けに製作しているギター用マルチエフェクター、

それがG1シリーズなのです。

G1


G1FOUR 1
G1とは、それまでG2という名前で出していたマルチエフェクターから、

“さらにシンプルで簡単に”

というコンセプトで2006年に生まれたのが始まりです。

そこからG1G1N(NextのN)に、

G1FOUR 7
そしてG1U(USB対応)に、

G1FOUR 2
そこからG1on(onってなんだ)に。

G1FOUR 6
そんなG1が第四の進化、

G1 FOURになるというわけです!

G1 FOUR 20

じーわんふぉー。

ZOOMさん、名前そこそこダサいですwww

BOSSやLINE6と比べて、シリーズ内のラインナップが毎回ガラッと使い勝手が変わるのが特徴です。


G1FOURとG1X FOUR


G1FOUR 12
そんなG1 FOUR

Gシリーズでは定番になっていますが、

G1 FOURG1X FOURの2種類でリリースです。

機能や音色は全く同じ。

唯一違うのは……見た目通りですね、

Xの方にはエクスプレッションペダルがついています。

G1FOUR 10
基本はボリュームペダルになっていて、

パッチによって、奥側を踏み込むとワウペダルになったり、他のパラメーターをアサインしたりします。

まぁあると便利ですけどね〜その分大きくなってしまうのをどう捉えるかですね。

G1 FOUR 18

G1 FOURとG1X FOURの特徴


それでは、ここからZOOM G1 FOURの特徴、美味しい部分を紹介していきたいと思います!


エフェクターが60種類


この小さなボディの中にエフェクターが60種類収録されています!

著名なエフェクターのサウンドを模したものが多く、

そのまんまな名前がついているものがチラホラ伺えました。

まぁ難しいことわからなくても、カテゴリーごとにうまいこと並んでいるので、

欲しい音が入ってそうなところをグルグルいじりながら音出せばOKっす!

最大5台までのエフェクターを連結


エフェクターはどれか1種類しか同時に使っちゃいけないなんてことはありません。

逆にいろんなエフェクターを直列につなぎ合わせて最終的な音作りとなります。

ZOOM G1 FOURでは内部で5つまでのエフェクターを連結することが出来ます。

コンプレッサー→ディストーション→コーラス→ディレイ→リバーブ的な感じで5台一気に使うってことも簡単操作で作ることが出来ます。


アンプも12種類収録


フェンダーやマーシャル、ボグナーなどの主要なギターアンプのシミュレーターも充実!

キャビネットシミュレーターも搭載しているので、

ヘッドフォンで聴くときや宅録でライン録音する際にも迫力のあるサウンドを奏でることができます!

ついにGシリーズでもIR(インパルスレスポンス)を使った超リアルなモデリングが使われるようになりました!

これは今までのGシリーズとは一線を画す仕上がりになっているという証明になりそうですね。

50プリセット登録可能


G1 FOURは買ったら開封したら既にZOOM珠玉のサウンドプリセットが多数収録されています。

そしてそれを少しエディットしたり、ときにはイチからエフェクター並べていったりしながら自分だけのパッチを作っていきます。

そんなパッチの数は全部で50。

ユーザーバンクがわかれていないので上書きになってしまうのがちょっとマイナスではありますが、

いつでも初期化は出来ますからね、いいとしよう!

かなり直感的に使えるようになったインターフェイス


G1FOUR 3
これが最大の利点!

初期のG1はそんなに出来ることが多くなかったのでよかったのですが、

ひとつ前のモデルであるG1onとかは、出来ることが多いくせに本体にボタンが少なかったからどうにも使いにくかった。

それゆえにおもちゃっぽい扱いになってしまっていましたが、

G1 FOURは違う。

本体中央にある1,2,3,4,5のボタン。

これが5つのエフェクターを示し、

ボタンを押すことによって個別にオンオフし、

今どれが有効になっているのかまで一目でわかるというわけ。

また、手前のふたつのフットペダルには小さいボタンもついていて、

卓上で使う際は大きいフットペダルをガツっと押し込まずとも操作出来るようになっているというのも見逃せないポイント!


軽い小さい


ここまでが一番基本になるスペック。

で、これだけのことが出来てこんなにも小さくて軽いから驚いてるのです。

そもそも、これくらいのクラスで対抗馬と言えばBOSSのGT-1です。


→サウンドハウス ¥19,980-





小さくて軽くて、ギターケースに入れて持ち歩けちゃうことをウリにしています。

そのサイズは横幅305mm x 奥行き152mm で重さはわずか1.3kg

じゃあZOOM G1 FOURは?

BOSS GT-1と条件を同じにすべくエクスプレッションペダルありのG1X FOURのサイズをお伝えしましょう。

横幅216mm 奥行き156mm 重さ610g……

……は?

軽いぃぃぃぃいいい!!!wwww

あのGT-1の、軽さで話題になったGT-1の半分かよ!!!!


ちなみにエクスプレッションペダルのないG1 FOURは

横幅130mm 奥行き156mm 重さ340g

軽すぎる……BOSSのコンパクトエフェクターの方が重いくらいじゃないか……

ってところで、大体の筐体の感じはお察しかなぁ。

軽いってことは丈夫さには欠けるのか……

でも前身モデルのG1onより絶対マシだと思うw

G1 FOUR 12
サイズ的にはこんな感じです。


アプリから追加音源等をダウンロード可能


最近こういうの流行ってますね!

高価なマルチプロセッサー系はこのようなアップデートが必須になっていますが、

なんとZOOMは一万円以下のG1 FOURでもやってくれるなんて!

数ヶ月、数年経ってZOOMがもうちょいいいサウンドとか、

誰それが作った音色だとか、そういうのがネットで発表されるわけです。

それをダウンロードしてG1 FOURにぶちこむことによって、

常に最新のサウンドが使えるというわけですね。

すごい世の中になったものだよ……。


単三電池4本で18時間駆動


いやこれはすごい!

デジタルエフェクターだし、そこそこ電池は食うはずなのですが、

最大で18時間まで使えるそうです!

ただあれですよ、それこそエフェクトを増やせば増やすほど駆動時間は減りますし、

特にディレイやリバーブなんかを使ってたら電池はガンガン減るはず。

15時間以上使えるなんて思わないでいた方が安心だと思います!

もちろんアダプター対応してるので室内、普通に自宅やライブハウスやスタジオで使うならアダプターを繋ぎましょう!

そして、自宅での使用ならUSBバスパワーにも対応してます!

68種類のリズムパターンとルーパー

G1 FOUR 7
これは結構すごい!

ドラムパターンがそれなりに収録されているので、ひとりで練習するときもなんか楽しい!

しかもルーパー機能がついているので、

内蔵のリズムマシーンに合わせて自分で数小節のコードを弾いて、

それをループ再生させながらメロを弾くとか、

そういうことがこれ一台で出来ちゃいます!

G1 FOUR 10
めっちゃ便利。

練習はかどり放題!

チューナー内蔵


これは全然当たり前のことだけど初心者さん向けに一応。

チューナーついてます!

なので、別途買わなくていいし、

ライブ中もこいつがあればチューニング簡単!

AU端子


G1 FOUR 14 2
これも今や当たり前かもしれないけれど一応。

ギターの入力端子のほかにAUX入力端子ってのがあって、

ここにミニステレオケーブルを使って音楽を流すことが出来ます。

つまり、アンプやヘッドフォンから音楽とギターの音をミックスして聴くことが出来ます!

当然だけれどAUX端子に入れた音楽にG1 FOUR内のエフェクターは全くかかりません。



とにかく安い!










そんなG1 FOURの最大の利点は、やっぱり値段が安いこと!

どちらも一万円を切っているというすごさ!

BOSS GT-1が2万円ですからね、それを考えると本当にすごいと思います。


G1FOURの実際の使い心地


G1 FOUR 1
実際にG1 FOURを使ってみて思った、かなり使いやすい!

少しだけお話しましょう。

G1 FOURを便利に使うためのモード切り替え


大まかに分けるとモードは3つ。
  • 音色を作るEDITモード
  • プリセットごとを切り替えるMEMORYモード
  • コンパクトエフェクターを並べてる感覚で使えるSTOMPモード

それらは本体左上のボタンで切り替えます。

G1 FOUR 5
この画像ではEDITモード。

音色の細かい調整とかをここでします。

そして一度ボタンを押すと今度はMEMORYモード。

G1 FOUR 6
今はプリセット48番のサウンドってわけですね。

この状態で手前の大きいペダルを踏むとひとつずつ隣のプリセットに行きますが、

真ん中の5つの小さいボタンを押すとプリセットの10の位が変わります。

つまりプリセット48だったときに真ん中のボタン”3″を押すと……

G1 FOUR 2
うわー白飛びorz

38ですww

結構これは便利で、遠くの番号のプリセットに行くのにひたすら隣を押し続けるって、

マルチエフェクターあるあるでもあるんですよね。

この使い方は嬉しい!

最後はG1 FOURの一番美味しいモードでしょう、STOMPモード。

G1 FOUR 4
G1 FOURでは5つのストンプを並べて使えます、

そして真ん中の小さいボタンは5つ……。

そうです、これ対応してるんですね!

G1 FOUR 3
小さいボタンの”3“だけ押してオフにしたら画面の中でも3つめのエフェクターだけがオフになりました。

(このプリセットでは3番がまさかのアンプモデリングだったからあり得ないことになってるけど、説明だから!)

こうしてひとつひとつのエフェクターを簡単にオンオフ出来るってわけです!

ぶっちゃけライブ中に押せるようなボタンではないのでライブでは使い難いかもしれませんが、

こういうマルチエフェクターって卓上使いも想定して作られているので、それ用の機能ですね。

マルチエフェクター内のエフェクトをそれぞれコンパクトエフェクターのように踏んでオンオフしたいとあれば……

それは兄弟機のG3をご購入ください!





本体真ん中あたりに並ぶ3つのフットスイッチがそれぞれのオンオフに使える専用スイッチです。

さすがにG1FOURに比べてボディが少し大きいだけあって便利だわな。

フットペダルはに手で押しやすいボタンもついてる


G1 FOUR 17
これこそ卓上使いのための配慮ですね。

この部分、小さいこの部分だけ押しても同じ効果なんですよ。

卓上に置いてるペダルを手でグっと押すのって意外と大変なので、

このポチっとボタンはナイスです!


G1onとの比較


G1 FOUR 23
G1 FOURがリリースされても、しばらくは旧機種のG1onが売られているでしょう。

しかもちょっと安く。

じゃあG1onとG1 FOURを比較したときに、どこがどう変わっていて、

どっちの方がいいんだろうか。


とにかく使いやすいだろう


実践的にライブに持ち込んだわけではありませんが、

G1 FOURになって格段に使いやすくなりました。

真ん中の5つのボタンが最高にグッドデザイン賞だわ!

わかりやすい!

ワンサイズ上のG3みたいにすごくライブ向けとは言えないけれど、

それでもちゃんと離れたナンバーのプリセットにも飛べるし、

十分と言えましょう!

実際のアンプやエフェクターを模したエフェクト


G1onでは数多くのオリジナルエフェクターが入っていましたが、

G1 FOURではなんと実在する有名ブランドのエフェクターを忠実にエミュレートしたサウンドになっています。

特にアンプに関しては、マーシャルやフェンダーだとはっきり言えるようになっている分、

より本物のアンプらしいサウンドになっていると言えるでしょう。

ちょっと筐体が丈夫になった


G1 FOUR 24
G1onがね、シリーズ最高に安っぽかったとも言えるかもしれません。

上の画像のように、何度も踏むことになるペダル部分も安っぽいプラスチック。

ボタン類の水色も安っぽさに拍車をかけている気がします。

G1 FOUR 26
それに比べたら大分作りがしっかりしていると思います!


若干値段が上がった






G1onが最初に出たときってのはいくらだったっけなぁ。

今はG1onが少し値下がりしているので、

G1 FOURが新発売のタイミングではちょっとだけ高く感じるかもしれません。

ちょっとだけね!

音色数は減った


実は減ってるんですww

こういうのって普通最新モデルが出ると内蔵エフェクトとか増えるじゃない!

しかしG1 FOURは見事に減ってますwwww

アンプモデル22種類を含む全100種類のエフェクトと言っていたのがG1onで、

最新のG1 FOURではアンプモデル13種を含む全78エフェクト。

結構減ってるやんww

(G1X FOURの方はエクスプレッションペダルを使ったエフェクトが収録されてるのであと6つエフェクトが多いです)

まぁええねん、先述の通り、それぞれのパッチのクオリティが上がっているので!


電池駆動での最大時間が短くなった


これは今調べてたら初めて知ったところです。

G1 FOURは単三電池4本で最大18時間とのことですが、

G1onは最大20時間とうたっていたらしい!

でも皆さんこれは気にしないでいいと思います。

どっちにしろこんな長く使えないから!!

(検証もせずに思い込みだけで書いていることをお許しくださいませ。最大18時間、というのは通常最低限のエフェクトだけを立ち上げてる状態での持久時間で記載していることが多いため、実践的なエフェクトを組み込んでいるとほぼこれより短くなるという見解です。)

まとめ:1万円以下でこれはすごすぎる



G1 FOUR 11 本当に、すごい時代です。

高いエフェクターってのもたくさん世にはありますが、

まずはこう言ったお手軽価格お手軽サイズのマルチエフェクターを使って

“エフェクターとはなんぞや”

を知るというのもいい機会ことだと思います。

現にわたしは大昔、ZOOMの505というマルチエフェクターを手にいれたことによりエフェクターについて少しずつわかってきたのですから。

ってことで、是非ZOOM G1 FOURでマルチエフェクターデビューしてみてください!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!