どうも、フェイザーフェチの萩原悠です!

近頃フェイザーについて改めて調べていく中で、自分にとって理想の1台が見つかったので購入しました!

MXRPhase45です!

フェイザーと言えば、しかもMXRのフェイザーと言えば普通はPhase90ですよね!!

しかし今回わたしが購入したのはPhase45!

しかも現在販売されている復刻版ではなく1980年製のヴィンテージ個体です!

このPhase45を選んだ理由と、Phase90やPhase95との違いや、ヴィンテージPhase45と復刻Phase45の違いついてもまとめていきますので参考にしてください!

Phase45 1

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MXRのフェイザー






フェイザーというエフェクターが作られ始めたのは1970年代前半。

厳密にはどこが最初かは怪しいけれど、

おそらくMXRDODElectro Harmonixでしょう。

そのうちの一角にして現代もなお「フェイザーと言えばコレ!」に君臨しているのがMXRのPhase90

MXRというブランドの最初のエフェクターですね。

この製品の爆発的なヒットが今日のフェイザーエフェクターの地位を確立させたと言っても過言ではありません。

それくらい伝説のエフェクター……ってのがPHASE90の話!

わたしが今回購入したのはMXRの5作目のエフェクター、PHASE45の方です!


PHASE45


Phase45 1
これです!

PHASE90より鈍い色ですね。

わたしが選んだのは1980年製の中古だから余計ですかね、

現行品はもうちょっと明るい色してます。





このPHASE45を選んだ理由、PHASE45の特徴をお話したいと思うのですが、

そのためにはPHASE90のお話をもう少ししないといけません。

PHASE90の特徴



細かくは別ページに書いたので→コチラを読んで欲しいのですが、

簡単にまとめると

  • SPEEDのみ調整可能
  • アナログフェイザー
  • クセが強い
  • 4段フェイザー
  • 音量が上がる

こんな感じです。

シンプルなワンノブはフェイザーの強さは全く変えられず、波のスピードだけをコントロールします。

また、クセがかなり強いのと、オンにしたら勝手に音量が上がってしまうこともあり、

「フェイザーかけてるぜぇ!!」と強調してくるサウンドになります。

そこがPhase90のいいところとも言えますが、今回わたしが欲しかったのはそういう部分じゃないんだよなぁ。


Phase45の特徴


そんなPhase90と比べて、Phase45がどんなエフェクターなのかをお話したいと思います。

仕様はほとんど同じ


Phase45もPhase90も、見た目ではほとんど変わりません。

特に変わった機能があるわけでもなく、

どちらもSPEEDノブのみで、

アナログフェイザーになります。

ふむふむ、この点は全く一緒なんだな。


2段フェイズでさわやかでさりげなく使える


Phase45 3
もう理由はただこれだけ!

Phase90は4段フェイズ回路を使っていて、この回路が多いほどクセが強くなるのですが、

Phase45は半分の2段フェイズ回路なんです。

名前の由来はここなんですね、フェイズ回路が半分だから、90の半分の45だと。

段数が多いとその分特に低音域に強くクセが強く現れるため、

つまりはPhase45の方が低音域がスッキリしているということになります。

これがわたしの心をがっつり掴んでしまったのよ。

めちゃめちゃさりげないサウンド!

気持ちいい……

比較動画多数





Phase45とPhase90の違いは意外とわかりにくいため、

探してみたらやっぱりありました、比較動画!

上の動画は現行品同士を比べた動画で、

この下の動画はヴィンテージ機同士を比べた動画を貼っておきます。





どうでしょう、Phase90の方がモヨモヨ感が強くて、

Phase45の方がシャキッとしてませんか?

Phase45現行品やヴィンテージ同士の比較


今回わたしが1980年製のPhase45を購入したのは、

某楽器屋さんの協力あってのことでした。

これまでフェイザーはElectro HarmonixのSmall Stoneと、MOOERのNinety Orangeを使っていました。

Ninety Orangeなんてめっちゃ安いのよ。

なんで使ってるかというと、Phase90風だけどかかりがさわやかでマイルドだから。

でもちょっと待てよ、

Phase95って現行品のフェイザーにはPhase45モードってのがあって、

あれはかかりがさわやかでいい感じだったな……ってことで、あれよあれよでこのセッティングです。

Phase45 99
ヴィンテージのPhase45を2機と、現行品の復刻版の方のPhase45を1機。

一応わからなくなったときの比較対象としてPhase90。

こんなに贅沢に弾き比べさせていただきました。

現行品の方が音が綺麗


現行品のPhase45とはかなり音が別モノで、

まずパッと聴いたときの明るさが違います。

その点ヴィンテージ個体は高音域がそんなに出ていない。

揺れの感じもなんだか不鮮明でしたね。

でもなんかいい、なんかいい感じだ!

高域の明るいフェイザーが必要なときはElectro HarmonixSmall Stoneを持ってるので、

そっちを使おっと。

ヴィンテージは1機ずつ音が違う


2つのヴィンテージPhase45はどちらもかなり違う音でした。

わたしが選んだ方がかかりが薄くて、もう片方は低音が太くなる、ちょっとPhase90に近い感じでした。

これはもう仕様が違うとかじゃなくて単純に個体差でしょうね。

シレッと違うパーツが使われてるのかもしれないけれど、

当時の製作のムラかもしれないし、劣化具合が違うからなのかもしれない。

もうこの辺は完全に好み。

そんな気もしてきちゃいますww

でもわずかな違いで、自分が一番気に入ったモデルを選んで購入させていただきました!



Phase95との違い






わたしがPhase45の存在を知ることになった一台、

そして今からフェイザーを買おうと思ってる方にわたしが一番お勧めしたいのがこのPhase95

これはMXRのフェイザーシリーズの中では多機能系で(他のブランドと比べると全然大したことないけど)、

Phase90の音Phase45の音をボタンひとつで切り替えて出すことが出来るんです!

つまりはフェイズステージを変えてるってことでしょうね。

本家がPhase45のサウンドも出ると言っている以上、

小さいし、Phase90の音も出せるし、

Phase95大正義で議論終了かなとも思いましたが、

やっぱり実機と比べちゃうと味気ないですね。

Phase45実機の方が温かみがあって、

なんだかワクワクするサウンドになっています。

このちょっとのワクワクの差がエフェクター選びの決め手ですよね〜。




Phase45の2つの注意点


わたしがベタ惚れしているPhase45ですが、使う上での注意点を2つ紹介しておきます。

特にライブで使う方は注意!


電源アダプターが使えない


わたしの持ってるヴィンテージPhase45は、

電源アダプター非対応なんです。

電池を入れるしかない!

ぬぉ〜んなるほど、ヴィンテージでたまにあるスタイルね。

その点、復刻版ならもちろん……

ん?



おいおいマジかよ、復刻版でもアダプター使えないのかよ!

たまにそういうのあるんだよな〜
そこは当時の感じをとかじゃなくて今風に使いやすくしてくれよ!

ってことでアダプター、パワーサプライは使えません。

必ず電池が必要ですのでご注意。

Phase45 5

インジゲーターがない


Phase45 4
このPhase45なんですけど、オンにしたときにどこも光らないんです!

昔のエフェクターらしいですねぇwww

で、これは流石に現行の復刻版では改善さr……

は?



されてないのかよ!!

どこも光らないのかよ!!

Phase90にはあるのに!!


これじゃオンにしてるのかオフにしてるのかわからない!

もともとかかりが薄いからうっかりかけっぱなしにしちゃうってのも怖いし、

ループスイッチャー内に入れてる状態でしっかりオンになってるのかが不安になっちゃう。

事前にしっかり確認しても、いざってときに電池切れでオフになってるかもしれない怖い……。


まとめ:Phase45オススメ!


Phase45 2
エフェクターは、せっかく買うなら効果のはっきりしているものを選びたくなるのが常だと思います。

しかし、こういう縁の下の力持ちタイプの1台も音源に彩りを与えてくれるので是非みんな導入してみて欲しいです。

早速わたしはガンガン使ってます!

アルペジオにうっすらかけておくとか、歪んだ低音弦のリフにかけてアタック感を出すとか、

Phase90だと波がうるさすぎちゃうところを、シレっとかけておいて曲が有機的に仕上がる。

そんな便利な1台です。

みんなにおすすめってわけじゃないけれど、

Phase90を買おうと思っているなら是非phase95にして、

45のモードも試してみてくださいww

ってことで今日はこのへんで。

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!