どうも、意図せぬノイズが大嫌い!萩原悠です!

エレキギターでは多かれ少なかれノイズが出てしまうのはもうしょうがないのですが、

でも出来るだけノイズは小さくしたい!

ってことで、ここでは定番オススメノイズゲートノイズリダクションペダルを紹介、レビューしていこうと思います!

NoiseGate Top

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ノイズゲート/ノイズリダクションとは


そもそもノイズゲート(ノイズリダクションも同じ意味)とは、

ノイズだけを綺麗に消してくれるなんて素敵なものではなく、

“小さい音をもっと小さくする”

というただそれだけのことです。

エレキギターは弾いてないときにもジーとかザーとか結構ノイズがあるので、

それを無音にしてくれるものです。

例えばギターを普通に弾いた音量を100として、音量が20以下の音は0にする

それがノイズゲート!

20以下を0にするか、
9以下を0にするか、
55以下を0にするか、

それを調整するためのスレッショルドというつまみがついていて、

これをうまく調整しないと音が途切れてしまったりして不自然になるので、

ちょっとシビアに設定しましょう。

Threshold
と言っても、弾いてみて不自然だなと思ったら緩めていけばいいので、

10秒もあれば完了します!

これでノイズが減るんだからそりゃ便利ですよね!

特に深めに歪ませるという方は、休符をしっかり休符にするためにも是非とも導入してみましょう!

速弾き王者イングウェイ様もこの驚きようですww



ね?

すごいでしょ?

ノイズゲートの繫ぎ方


ギター用のノイズゲートは色々な意見がありますが、

わたしのオススメは大きくわけて2種類の繋ぎ方があります。

それが
直列タイプ
センドリターンタイプ
です。

(命名はわたし。)

直列タイプというのはそのまま、普通のエフェクターのようにインプットとアウトプットを繋ぐだけというシンプルなもの。

センドリターンタイプというのは、

ノイズの発生源になるような歪みエフェクターなどをノイズゲートにセンドリターン接続するという繫ぎ方。

こちらの方が自然で精度の高いノイズリダクションが可能です。

ループなら歪みを挟む


NS 2 6
つまりこういう使い方ですね。

BOSSのNS-2が開発した画期的な繫ぎ方で、

こうすることによって原音のニュアンスをほとんど損なわずにノイズ部分をカットしてくれます。

ちょっと繋ぐのが面倒という正直な気持ちもありますが、

これをすることによって劇的にノイズがなくなるんだからやる価値十分にアリです!

ノイズを発生させるといえばやっぱり歪みエフェクターですが、

それ以外のエフェクターを入れちゃいけないということもなく、

このセンドリターンの中にいくつエフェクターを入れても構いません。

直列ならギターのすぐ後


DECIMATOR 4
ノイズリダクションはノイズが発生してからでないとリダクション出来ないという、これは常識です。

センドリターンタイプが歪みエフェクターをセンドリターンに入れていたということは、

直列タイプのノイズリダクションは歪みエフェクターの後……と思いがちですが、

これはあまりオススメしません。

NS 2 8 2
というのも、たしかに歪みエフェクターを使うことによっていきなりノイズが増えますが、

あれは歪みエフェクターによるノイズというより、

ギターのノイズを歪みエフェクターが増幅させている

のです。

そう、つまり一番のノイズ源はどのエフェクターでもなく、エレキギター本体なのです。

とくにシングルコイルを使っているギターの場合、ノイズをハムキャンセルせずに出力してしまうので、

そこに歪みエフェクターをかけることによってノイズがグンと上がってしまうという仕組みです。

ってことで、

ギターからのノイズが歪みエフェクターで増幅されるその前に、リダクションしておきましょう!

NS 2 10 2
部屋の隅の僅かなカビが湿気に触れて大繁殖してしまう前に掃除する、その考え方!

部屋中に大繁殖してしてしまってからだとちょっとした掃除では駆除出来ずに、

全部の壁を取り替えるとか大掛かりなことになってしまいますからね!


オススメのノイズリダクション


NoiseGate
ってことで、ここからは定番でオススメのノイズゲートペダルを紹介していきましょう!

BOSS / NS-2






まずは大定番コチラ!

BOSSNS-2

先の動画でイングウェイが驚いてるやつですねww

今回わたしがこのページを書くにあたって色々ノイズゲートを試してみましたが、

結局これが一番よかったです!

なんならBOSSコンパクトラインナップの中で一番評価が高いのってこのNS-2なんじゃないかと思うくらいによく出来ています。

ノイズを増幅させやすい歪みエフェクターなどをセンドリターンに入れて使うという画期的な方式を生み出し、

1987年の販売開始以来ノイズゲート界のど真ん中にいるモデルです。

DECAYは基本左に回し切った状態で、音の切り側があまりに不自然に感じたら少しずつ右に回していきましょう。

モードは2つあって、

ひとつはノイズリダクションのオンオフを踏んで切り替えるモード、

もうひとつはノイズリダクションONと完全ミュートとを切り替えるモードです。

NS 2 3 2
たしかに、ノイズリダクションってライブ中のオンオフするって機会ほとんどないし、

だったらミュートスイッチとしても使えるようにするというのは現場重視のナイスアイディアですね!

チューナーアウトとかついてたらもっとよかったんだけどね〜。

いやでもそれは高望みしすぎですさーせんw


ROCKTRON / HUSH the PEDAL






もうひとつの大定番がコチラ、

ゴツい見た目がいかにも仕事してくれそうなROCKTRON

ロックギタリストの間では絶大な信頼を得ています。

直列繋ぎ専用モデルで、

操作出来るスレッショルド(どれくらいの音量をノイズと判断するか)だけなので使い方もめちゃめちゃ簡単ですね!

原音への影響も少なくシレッとノイズがなくなっているので、

深く歪ませるタイプのギタリストには必需品です!


iSP / DECI-MATE MICRO DECIMATOR






高品質で有名なDECIMATORシリーズの最小モデル。

いろんなパラメーターはないですが、これを最初につないでおくだけでマジでノイズがスっと消えます!

DECIMATOR 4
レスポールで試したらノブがちょうど真上を向くところで一番気持ちいいゲートがかかりました。

小さすぎるため電池は使えないけれど、

とても信頼のおけるノイズゲートです。

「難しいこと考えるのは面倒だけどとにかくノイズだけどうにかしたい!」

という方はとりあえずDECIMATORを導入しましょう!

DECIMATOR 3 2
一度これを使ってしまうと、

DECIMATORを使ってないギタリストを下に見てしまうかもしれませんw

それくらい自然にノイズがなくなります。


TC Electronic / Sentry Noise Gate






こちらはセンドリターンのループに入れて使うタイプのノイズゲート。

最大の特徴はDAMPというノブ。

他のノイズゲートは

「ノイズだと判断したらそいつを無音になるまで押しつぶします!」

というスタイルなのに対して、

このSENTRY NOISE GATEは

「ノイズさんたちにどれだけ静かになってもらうかを相談します。」

のスタイル。

つまりTHRESHOLD以下になった音量をどれくらい小さくするかを決めれるというわけです。

全開にしておくのが普通のノイズゲート。

ただ、そこまで完全な無音になったらなったで不自然だってこともありますよね。

ノイズが少し小さくなるくらいで十分、むしろそれくらいの方がいいという方はSENTRY NOISE GATEがオススメ!



MOOER / Noise Killer






最後は激安ブランドのMOOERから。

昨今乱立している中華系激安エフェクターブランドの中でもMOOERは一歩抜きん出ていると思っています。

値段も安く筐体も小型。

トグルスイッチでゲートのかかり具合をHard/Softの二種類から切り替えられます。

この値段でここまでのことが出来るのであれば問題なさすぎる!

言うなれば若干リダクション始めのカーブが不自然?

でもそれは他のモデルと比べなきゃわからないレベルです。

もしくは、刻みに命かけてるタイプのギタリストはちょっと不満が残るかもしれませんな。

プラス2000円くらいでBOSSのNS-2が買えると考えると、

ちょっとこのMOOER/Noise Killerにするのはもったいないかなぁ。

小さいから好きって方もいますが、

だとしたらiSPのDECIMATOR Xにして欲しいものです。


まとめ:ノイズ対策はエチケット


NoiseGate Banner
ピックアップがこんなにも原始的な仕組みで、

歪みを生むプロセスもあまりにアナログ。

つまりエレキギターという楽器を弾いている以上、

ある程度のノイズはしょうがないです。


しかし、だからと言って気にしなくていいわけではなく、

いい演奏をしたいならやはりその合間のノイズにも気を配りたいものです。

休符をしっかりと休符に、ブレイクをビシっとブレイクにすることによって、一音弾いたときの説得力が増すというものです。

ノイズリダクションはこれまでこまめに右手でミュートしたりボリュームペダルなどで逐一切ってたのがバカらしくなるくらいに便利です。

是非一度導入してみてください!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!