どうも、5弦ベース歴1年の萩原悠です!
一般的なエレキベースには4本の弦が張ってありますが、
エレキベースの中には弦が5本張ってあるモデルがあります。
そんな5弦ベースのメリットやデメリットをお話していきたいと思います!
(6本とか8本とかってモデルもあるけれど、どんどん一般的でなくなるので、ここでは5弦ベースのお話だけにしておきます。)
5弦ベースとは
4弦ベースがそれぞれ高いほうからG,D,A,Eの音程から始まるのに対して、
5弦ベースはそれに加えてもう一本、Bから始まる第5弦が取り付けられています。
つまり、4弦ベースでは最低音がEまでだったのに対してさらに低いBまで出せるようになり、
低い方に音域が広がるというわけです。
という、まぁそこまではわかってる方も多いですよね。
わたしの5弦
ここでいきなりですが、わたしの使っている5弦ベースの自慢です。
YAMAHAのBB2005です!
中古で手に入れましたが、めちゃめちゃ気に入ってます!
アクティブ回路で3ピースネック、割と珍しい独立ブリッジです。
わたしはこの5弦ベースを手に入れて1年以内に、持っていた全ての4弦ベースを手放しました!
5弦ベースのメリット
では、実際にそのYAMAHAの5弦ベースを使ってみて感じたよかった点をまとめてみましょう!
音域が広がる
これはもう当たり前すぎることですが、より低い音域をカバーすることが出来ます。
全体の重心が下がった曲への対応はもちろん、
“基本的に4弦ベースで足りるんだけど一瞬だけ、ホンの一回だけDの音が出したいんだよなー”
ということにも対応出来ます。
これが意外と便利です!
自分はそんなにへヴィネス系は作らないのでlowBまでゴリゴリに使うということは今のところまったくないのですが、
この”ちょい足しlowD”は結構助かっています。
ダウンチューニングをする必要がない
キーやテンションの関係で敢えて半音下げとかにしてる方は別ですが、音域の関係で仕方なくドロップDのしたりしてる方!
5弦ベースを手に入れればそんな悩みからは解放されます!
どうしても弦を緩めるとテンション(弦の張り具合)が変わってしまって音のコシもなくなるし弾き心地が変わってしまう。
それにライブ中に1曲だけドロップDともなると、
弦1本だけチューニング変えると他の弦の張り具合も変わって結局全弦チューニングし直しです。
そんな手間ともおさらばさ、そう、5弦ベースならね!
指置きに使える
ベースの指弾きの場合、親指をピックアップに乗せて演奏することが多いですが、
つまりはピックアップの位置でしか弾けないってことになるんですよね。
その点5弦を指置きにしながら4弦ベースを弾けば、もう右手のポジションが自由自在!!
便利!
自分はこれ5弦ベースを買ってから気付いたのですが、かなり有益なメリットでしたよ!
曲によって指の位置を変えて音色を調整していたわたしにはめちゃめちゃ嬉しい!
ポジションに余裕が持てる
これ!
今回これが言いたかったんです!
4弦ベースよりも音域が下に4度広い5弦が加わったからって、5弦が活躍するのはそのとっておきの低音を鳴らすときだけではありません。
今までEやFでは4弦の開放や1フレットを押さえていたのが、5弦の5フレットや6フレットで同じ音が出せるようになりました。
これはいい!
めちゃめちゃ弾き易い!
以下はその理由です。
近くなるから 左腕全体が楽
そもそもベースはネックが長いから、ヘッド付近で弾くより少しでもボディに近い方が左手が楽です。
身体の小さい日本人にとってこのちょっとしたことでもかなり弾き易くなるなぁと痛感。
だって5フレット分近くなるって言ったら、それは15センチくらい近くなるってことだから!
ね?
楽な気がしてきたでしょ?ww
フレット間隔が狭くなっている
弦楽器全体の構造上の話なのですが、
ギターやベースもハイフレットに行くにつれてフレットの間隔が狭くなるので、
つまり同じ音を出すならボディに近いほうが指の開きが少なくてすむのでフィンガリングがしやすいんです。
隣の音の移行する度に押さえやすさを感じるし、より力の抜けた状態で弾けます!
弦のテンションがゆるくなっている
力の抜けた状態といえば!
弦楽器はブリッジとナットで支えて、その間は基本的に浮いてます。
その浮いてる部分を押さえて音を出すわけですが、中央に近づけば近づくほど押さえやすくなります。
つまり、本当は12フレット付近が一番押さえやすいんですよ!
ってことで、5弦があることによって全体のフレーズが5フレット分上がる、その分弾き易い!
開放弦での音の暴走を防げる
弦楽器は構造上どうしても開放弦だけはどうしても音質が変わってしまいがちですが、
弦が1本増えていることによって開放弦を使わなければいけない機会が減っています。
それがポップスやロックメタル系で多いEの音だともなりゃこの恩恵は意外と大きい!
これのおかげで曲全体を通した中で安定した音圧で演奏することが出来ます!
これ、レコーディングとかだとかなり助かりますよ!
5弦ベースのデメリット
そんなとっても便利な5弦ベースですが、少なからずデメリットもあります。
自分が感じたデメリットを書いてみます。
ネックが太い
これはまぁね、しょうがないですよね。
自分普段ギターを弾くことの方が多いのでなおさら。
ただ、実際そんなに気になりません。立って弾くときによほどベースを低く構える人以外は。
だからほら、5弦ベースを低く構える人ってあまりいないでしょ?
パッと見どこ弾いてるのがわからない
これがわたしが一番苦労した点です。
面白かったのが、弦が1本増えただけで今どこを押さえてるのかが全くわからなくなるんです。
1弦から4弦までは4弦ベースと同じだから今までどおり弾けばいいはずなのに。
どうやらギターやベースって手前、太い方の弦から数えて認識しているんですね。考えたことなかたー。
弦間ピッチが狭い
5弦ベースは4弦ベースに比べてネックが太いですが、それでも弦1本分素直に太いわけではないのです。
それだとさすがにネックが太くなりすぎちゃう。
ってことで、5弦ベースや6弦ベースなどは、4弦ベースに比べて弦同士の間隔が短いです。
そうするとね、ちょっと弾きにくいんです。
うっかり隣の弦にも当たっちゃったりするので。
ミュートしなければいけない。
4弦ギターよりも弦が多いのと、特に一番太い5弦に関してはすぐ共振しちゃうので、結構しっかりミュートしてあげる必要があります。
わたしはフレットラップという便利アイテムを使って対処しています。
これを使うようになってから不要な共振ともおさらば出来たので、
5弦ベースを買うならこれも同時購入するぐらいがいいと思います!
弦の値段が高い
ただでさえギターに比べてはるかに高いベースの弦。
その上太い弦がもう一本追加されてるとなればお値段もそれなりです。
4弦ベースの替え弦に比べて需要も少ないのでさらに値段は上がり…
ちょっと張替えが億劫なレベルです。
しかし張り替えたての5弦の響きはやっぱり気持ちいいですよ!
ERNIE BALL 2011-05-10
ネックが反り易いかも
やっぱりね、弦が多いので。
しかも5弦は太いのでネックを引っ張る力が強いです。
となると、心配になるのはやっぱりネックの反り。
自分はネック反っちゃうのが怖くて演奏し終わったらすーぐ弦緩めてますww
まとめ:5弦便利
正直、5弦ベースは思ってたより便利です!
重低音が必要ってわけでもない方でもおすすめ!
5弦ベース仲間が増えたらいいなぁ。
ってことで今日はこのへんで!
最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!