– これまでのあらすじ –
小学生のときにピアノと出会い、
中学生のときにギターにハマり、
高校生のときにバンドを一生懸命やって、
専門学校でギターを学んだわけですが、
ここからは大学生編です!
わたしは、洗足学園音楽大学に入学することになります。
作曲がやりたい
それこそ専門学校に行って、
文字通り音楽のことだけを専門的に勉強した2年間を過ごしました。
が、う〜ん。。
どうもなにかが違う、ギターを弾くことは楽しいんだけど、
ギターがもっとうまくなりたいというより、
もっといい音楽を作りたいと思っていた。
そうだ、自分は音楽の中の1パートだけを担いたいんじゃなくて、
全パート、全行程をやりたいんだ!
バンドをやってるときも、なんなら曲を作ってライブへの戦略を考えてってときの方が楽しかったわ。
てことは、プレイヤー科にいるよりもやりたいことがあったんだわ。
母の快諾
これが本当に恵まれてましてね、
僕がもうすこし勉強したいだってことを理解してくれました。
すごいよね、この時点でもう二十歳ですし、働いてる奴もいっぱいいる。
しかも音大なんて、行ったところでどうなるかもわからない。
自分もそのときどの程度の熱意を伝えられたのか、
いや、どの程度熱意があったのかもわからない。
「音楽でやっていくんだ」
そんな漠然とした気持ちは、
将来という言葉とは到底結びつかない薄っぺらいものだったのに。
本当に感謝。
後輩と一緒
そもそもこの音大の存在を知ったのは、
高校の頃の2つ下の後輩が音大に入りたいって話を聞いて、アドバイスってほどじゃないですけど、ちょっと話したりしてたんですね。
→“高校生編まとめ”参照
そしたら、自分も興味が出て来ましてねww
高校のときの2つ下と、2年制専門学校を出た僕、
ここでまさかの同期となります。
ちなみに、この子は卒業するまでずっと僕のことを”センパイ”と呼び続けました。(わたし、彼女らの代の子達からの呼び名が”センパイ”だったので。)
お前が俺に教えてくれたんだから、もう”センパイ”も敬語もいらないって言ったんだけどね……。
オープンキャンパス
ここで実際に音大の施設を目の当たりにして、
雑誌でしか見たことなかった機材たちがたくさん。
めちゃめちゃ興奮したのを覚えています。
ここに4年間通えるなんてすごいワクワクする。
友達たくさん出来るかな〜(出来ないだろうと気づいていたw)
試験2日前に試験があると知る
今回受けたオープンキャンパスは、そのまま一次試験もセットになってるものでした。
あ、そうだったの?
明後日試験なの?
やばいやばい、楽典ってなによ、黄本なんて知らないぞ!
属七の根音省略ってなに?
やばい、わからん、音大入れない!
このタイミングで少しだけ焦りましたが、
なんだ、属七の根音省略形ってⅦdimのことで、
楽典の世界ではⅤ7のon3rdでomit1って考え方なのか…
こんな感じで、用語さえ覚えればイケると確信し、第一試験は合格しました。
なので、読んでくれてる方の中で音大に行きたいバンドマンさんとかが居たら、
バンドやDTMである程度理論的に曲作ってる人だったら、用語を置き換えるだけでこの試験は突破出来ると思いますよ!(頑張って!)
さて次は二次試験です。
二次試験 5曲以上収録のアルバムを作る
AO入試って今でもまだあるのかな?
それで入学したのですが、たしか一次試験が面接と楽典と聴音と
二次試験はコースの教授からそれぞれに言い渡される課題をこなすことでした。
僕に出された課題は
5曲入り以上のCDを作ること
でした。
ほぉ。
一応うちの入学試験の中ではかなり難しい方に入ります。
入学して一年目の終わりにようやく一曲書き上がるような子もいたし。
そりゃ僕は専門学校から来てるわけですから、これくらいは出来てないと!
5曲入りアルバム
なにが入ってたんだろう、
- オーケストラのオーバーチュアのような曲
- 専門学校に入学するときに作ったギターインストのアレンジ
- なにか……ピアノっぽいのだった気が……
- エリーゼのために を編曲したギターインスト
- FFⅦACをイメージして作ったループ系のダンスミュージック
- 1tr.のリプライズでドラマのBGMみたいなやつ
こんな感じだった気がするなぁ。
CDのジャケットも作りまして、それが先日発掘されたんだけど、
肝心のディスクはありませんでしたww
音楽・音響デザインコース 作編曲専攻
音大って、行ったことない人にとっては多分未知ですよね。
全員ピアノがバリバリ弾けて絶対音感なんだろうとか言われたことありますが、
うちのコースは全然そんなことないですww
音楽・音響デザインコースと名付けられて、
元々はシンセサイザーコースという名前でした。
シンセサイザーをいじったり、バンド編成の曲を作ったり、PAをやったり録音をやったり。
結構コース内でもやってることは多岐に渡り、割とふわっとしてましたww
その中でも自分は作曲専攻という立ち位置になり、基本的にはDTMでの作曲を学び始めることになります。
今どきの作曲は曲を作るだけでなく、音を作る、打ち込みをする、ミックスをする、などいろんなことやらなきゃいけなくて、
それらを学ぶために学校に通うことになります。
後輩を教える
自分は試験が受かって入学が決まったのちに、
もうひとりの後輩が音大に行きたがっていると知ります。
そして彼の入学のために自宅に通って楽典とか聴音を教える日々というのがありました。
これがどれくらい続いたのかは忘れたけど、めでたく彼も合格することが出来、現在では一流のエンジニアとして、僕よりも何倍も立派に働いています。
あ、二次試験ではベースを弾いたんだけど、曲は僕が作りましたw
次回からが音大生編です
そんな感じで、すこしずつですがプロフィールブログも更新していきますのでよろしくお願いします。
“音大編“ではなく”音大生時代編“なので、20歳〜24歳までの間のことがここに含まれます。
全10回くらいになるかな。
頑張っていこう!
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