どうも、つんく♂さん推しの萩原悠です!

本当につんく♂さんの影響で作曲家になったとも言えるわたしですが、

久々に大好きな本を読み返したので改めて感想を書きたいと思います。


つんく♂さんが2008年に執筆した一番になる人というエッセイです。




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つんく♂







つんく♂さんと言えば、言わずと知れた時代を作った名プロデューサーですね。

もちろんその下地には自身がボーカルをつとめるシャ乱Qというバンドがあるわけで、

そこから徐々にハロー!プロジェクト、そしてモーニング娘。などのプロデュースに発展していくわけです。

近年では咽頭がんに患ってしまい、

ボーカリストとして一番辛い“喉を失う手術”をしたことでも話題になりましたが、

その決断が早かったことから、今でも全然お元気だそうな。

一番になる人


1ban
この本は2008年に出版され、

トータル8作目の書籍ということになります。

一番になる人“というタイトルですが、

これは

「俺は一番になったぜ!」

でもなく、

「一番になれる人となれない人はここが違うんだ」

でもなく、

「誰もが一番になれるのだ。」

という本です。

前書き部分にはこのようにあります。


僕は運よく、何度も何度も「一番になる」ことができました。
でもそれは、僕に才能があったからではありません。
正確にいえば、僕自身、才能がなかったからこそ、「一番になる」ことができたのです。
凡人だったからこそ、「一番になる人」と自分との違いを分析しm売れるための方法を研究することに力を注ぐことが出来ました。
誰もが一番になる可能性を秘めています。
この本はそのための「パスワード」を随所に盛り込んだつもりです。
それは選ばれた人だけが知っている、特別なパスワードではなく、誰にでも使える道具のようなものです。
この本を読むことで、そのことに気づいていただければ、これほどうれしいことはありません。



これよ、

この考え方とこの口調。

これが素人のクソガキとマセガキをたくさん集めて日本一のダンスボーカルアイドルを作り上げた男の言葉よ。


誰もが使える泥臭い行動と妄想が満載


この本を読んだ感じ、本当につんく♂さんはすごい人だなと再確認しました。

それは天才的なアイディアとか抜群のセンスとか、全然そういうことじゃないんです。

ただやるかやらないか、

目標を叶えるためにはどのように考えたらいいのか。

それらがひたすら書いてあるのです。


章に分かれてるわけではないのですが、

この本の内容、つんく♂さんが披露してくれているのは大きく分けてこのふたつです。


妄想力貪欲さ


妄想力


本書を読めば読むほど、つんく♂さんのすごすぎる妄想力にシビレます。

どうしたら売れるのか、どうしたら人はついてくるのか、

それらを考えに考えて分析して実践する。

この妄想力あっての女性アイドルのあの歌詞ですよ。

つんく♂さんの歌詞は生々しくて等身大だって評判ですよね。

彼はこの妄想力こそが成功の、達成のカギだと言っていて、

妄想力を鍛えろ、それが本書の割と強めなメッセージのひとつです。


貪欲に


やると決めたらやりきる、単純なこともひたすら繰り返して。

そして一番を目指す。

一位を取れて初めて見えてくる世界がある。

これがつんく♂さんの理論です。

明確な目標を、周りにバカにされてもしっかり打ち立ててそこに向かって進んでいくというのがつんく♂さんスタイル。

みんな一生懸命やってるつもりなんですけどね、ここまで出来る人はそう多くないんだろうなと感じました。

頑張らねば。


実家の手伝いで学んだこと


あまり内容を具体的に書きすぎないように気をつけているのですが、

1パートだけ。

わたしが一番好きな部分で、

つんく♂さん、幼き日の寺田光男少年が実家のお店の手伝いでじいちゃんとばあちゃんから教わったことだそうです。

「人の遊んでるうちに働けよ」

「今は売れないもんも、頭使えばうれるようんなる」

「安く売ってはいるけれど、安物を売ってはいけないんや」

これ、そのまんんま覚えておこうと思って、

わたしもちょこちょこ思い出すようにしています。


日常サイズの話


一番になった人のありがたいお話でありながら、

つんく♂さんの妄想力のおかげでとてもわかりやすい、

日常に落とし込んだ書き方になっています。

売店のおばちゃんに偉そうな口きくな。

チャック開いてるとツッコまれて笑える人になれ、

「そんなのカンケーねぇ!」「やだねったら、やだね」が流行った理由、

などなど、

とてもわかりやすくて自分でも実践出来そうなことばかり。


是非あなたも、なにかの「一番になりたい」なら、

ちょっと1時間だけ、この本を読むことに費やしてみませんか?

読み終わったあとの「ちょっと休憩」が勿体無くなるくらいに、

頑張りたくなると思いますよ!


ってことでおしまい。

最後に、1994年リリースですが2013年に録り直された方の“シングルベッド”を置いておきますね。

個人的には再録で本家より好きな音源ってなかなかないのですが、

この音源はめっちゃいいです。





ってことで最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!