どうも、Omnisphereには日頃大変お世話になっています、萩原悠です!

大ニュースです!

Omnisphere2が、Omnisphere2.5にバージョンアップします!

しかもOmnisphere2の登録ユーザーならアップグレードは無償!

やったぜ!

調べてみたらなんだか面白い機能がついたじゃないですか!

わたしはまだOmnisphere(1)を使ってるけど、

これを機にOmnisphere2にしようかな。

…………で?

どこが新しくなったの?

ってことで皆さんにも紹介しますね。

Omnisphere2 5

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Omnisphere


Omnisphere 1
そもそもOmnisphereというソフトですが、スペクトラソニックの3大ソフトシンセのうちのひとつで、

主に空間系というか、イメージを音にすることに長けたシンセサイザーです。

舞台音楽や映像音楽のご依頼をいただくことの多いわたしはまぁ本当に重宝してますよ!

前身のAtmosphereというシンセのときから使っていて、

名前がOmnisphereになり、(わたしは今ここまで)

Omnisphere2になり、

そしてこの度Omnisphere2.5だそうですね!


Omnisphere2.5の特徴


無償アップデートということで、

なんだろう、ちょっと音色のパッチが増えたのかなぁ、

そんな風に思ってましたが、

どうやらそれどころじゃない予感。

(パッチも増えてます)

Hardware Synth Integration機能

そんな激ヤバ機能が実装され、ソフトウェアシンセサイザーの歴史が変わる瞬間です!

Hardware Synth Integration機能


簡単に言えば、

ハードウェアシンセサイザーのつまみでそのままOmnisphereのパラメーターを操作出来る

ということ。


手持ちのシンセサイザーをいじればそれに対応したOmnisphere内のパラメーターが変わるので、

まるでOmnisphere専用のハードウェアコントローラー

いや、これはもはやOmnisphereがハードウェアシンセサイザーになったかのよう!

たしかにOmnisphereは色んなことが出来るのがウリですが、

ページのどこにあるのかわからなかったりでより操作が複雑になってしまうので、

この機能はより直観的にOmnisphereをいじれることになるでしょう!

従来のソフトシンセもパラメーターひとつずつをノブひとつずつに手動でアサインしていけば似たようなことができましたが、

もうそれとは異次元、公式が既にワイヤリングしてくれるってことですからね!

対応シンセサイザー順次増加中


もちろんシンセサイザーはそのメーカーによって製品によってちょっとずつ機能が違ったりはするわけですが、

Spectrasonic社の方で主要なシンセサイザーのドライバーを順次製作しているとのことです!

今のところ以下のシンセサイザーは対応済みとのこと。

  • Sequential Prophet 6
  • DSI OB-6
  • DSI REV2
  • Moog Voyager
  • Moog Little Phatty
  • Moog Sub Phatty
  • Moog Sub 37
  • Moog Subsequent 37
  • Korg Minilogue
  • Roland System 8
  • Roland System 1
  • Roland SE-02
  • Roland SH-01A
  • Roland JP-08
  • Roland JU-06
  • Roland JX-03
  • Roland VP-03
  • Novation Bass Station II
  • Novation Peak
  • Behringer Deepmind



うぉおおお!!

うちの可愛いminilogueもある!


わかりやすい操作パネルと小型化に成功した4ポリアナログシンセのMinilogue。

わたしも普段から使ってます。

こいつがOmnisphereのコントローラーになるなんて、

最高じゃないですか。

楽しみ。

音色も増えてる


一応ですが、数百程度の音色パッチも増えているようです。

公式サイトの文言では、アナログシンセ系の音が増えてるっぽいですね。

でも、もともとOmnisphere2で既に13000もの音色があるわけで、

アップデートしてどれが増えたかってわかるもんなのかな……

せっかくだから新しく追加されたパッチを使ってみたいけど、

ライブラリに埋もれちゃいそうwww

4レイヤー??


ちょっと気になってる情報がありまして。


“4レイヤー/パッチを使用可能に”

とあるんですね。

なんのことかはまだはっきりしませんが、

もしかしてこれ、

1つのパッチで4つのレイヤーまで重ねられるってことですかね?

今までは2レイヤーを重ねるという使い方でしたが、

もしかして4つまでいけちゃう感じ?

だとしたらこれはすごいです、より複雑なパッドシンセとか、

より過激なリードとかが作れちゃうってことですからね。

結構2レイヤーで1音色、それを別音色で2トラック重ねるってことやるので、

それが1トラックでできるってことですね。

すげ。

というか、それで動作がちゃんと追いつくってのがすごいわ。

2018年 夏にリリース予定


Omnisphere2.5の発表があったのは2018年5月ですが、

リリースはもうちょい先、夏頃になるとのことです。

楽しみだなぁ。

あ、一応シンセエンジンやモジュレーションマトリクスも増えているらしい。

より複雑な音作りをする方には嬉しいですね!

どんどん難しくなるけれど、挑戦のし甲斐があります。


これからOmnisphereデビューする人も!






まだまだソフトウェアシンセサイザーをちょっと毛嫌いしている方も多いと思います。

グリグリいじるのが醍醐味のシンセサイザーにおいて、

マウスをクリックしながら音作りをするなんて。

しかし、そんな方こそOmnisphere Ver.2.5をおすすめします!

今購入してもv2.5に無償アップデートできるようなので、

是非ともOmnisphereを使って立体感のある音源を作ってみてはいかがでしょうか。

わたしはOmnisphere2にアップデートしてない勢なので、

ここで2にアップデート(有償)してそのまま2.5にしちゃう感じかなぁ。

それではまた!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!



ちなみに、わたしが愛用してるもうひとつのぶっ飛びプラグインシンセはZ3TA+2のレビューはコチラです!