どうも、フェイザーマニアになりつつある萩原悠です!

フェイザーって実は奥が深いんですけど、

とかく皆さん

「Phase90かBOSSが安定っしょ?」

となっているかもしれません。

もしくは、そもそもマルチエフェクターに入ってるやつで十分だとか、

フランジャーの方が楽しいだとか。

もったいない!

使い方や使い所も説明しますので、

Electro HarmonixBad Stoneを使ってごらんよ!

高速シフト、6段フェイズ、RATE固定など、

魅力たっぷりのBad Stoneの紹介です!

BADSTONE 1

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フェイザーとは


まずフェイザー(フェイズシフター)とは、原音とエフェクト音のズレ具合を周期的に動かすというモジュレーションエフェクターに分類され、

この点ではフランジャーやコーラスと同じでありますが、

上記2種類と違ってディレイ回路を使わずに位相(フェイズ)だけをズラす(シフトする)ため、

シャープですっきりしたサウンドが特徴です。

逆相がぶつかったときに独特の”詰まり感“がコンプレッションのようになるため、

カッティングなんかには最高です。


Bad Stone


もともとは1970年代にリリースされた、かなり古いフェイザーなのですが、

それがサイズダウンして復刻されているというのが現代のBad Stoneです。

まぁまずは公式の動画を観ていただきましょう。




せっかくなのでわたしなりにBad Stoneの特徴も紹介しますね!

明るい音の6段フェイザー


フェイザーは位相回路をいくつ入れるかによって大体の音色が決まり、

段数が多い方が音のクセが多くつきます。

しかしBad Stoneはそこまでエグくはありません。

Electro HarmonixはSmall Stoneという別のフェイザーも長年大人気ですが、

そのどちらもちょっと爽やかめなサウンドです。

あまり重くなりすぎないところが使い易い!

しかし4段フェイズのSmall Stoneよりかは深めにくっきりかかるので、効果がわかりやすいですね。

世界初のFEEDBACK調整


BADSTONE 2 2
Small StoneフェイザーがRATEのノブとCOLORスイッチ(大まかに音色が変わる)しかなかったのに対して、

こちらBad StoneにはFEEDBACKというノブがあります。

当時世界初と言われていて、このBad Stoneの生産、大ヒットのおかげで今日のフェイザーでFEEDBACKが調整出来るようになったと言っても過言ではありません。

ちなみに、FEEDBACKというのはフェイズ回路を通り終わった音を再度フェイズ回路前に戻すという作業。

これをどれくらい戻すかによってフェイズ回路を通る量が変わり、結果のクセがより強くなるというわけです。

さらっとかけたいのかがっつりかけたいのかはこのFEEDBACKで調整するというわけですね。

モデルによってはRESONANCE(クセってことだわ。)という名前になっていますが、

やってることは一緒です。

やってること、がフィードバックで、それによって変わる効果がレゾナンスかな。

名前が違うだけ!どっちも一緒!


RATEの幅がめちゃめちゃ広い


BADSTONE 7
RATEというスピードコントロールがあるというのはフェイザー界では常識なのですが、

Bad StoneのRATEスピードはめちゃめちゃ幅広い!

遅いとなんと0.05hz!(20秒で1周期!)

速いとまさかの32hz!(1秒に32周期!!)


フェイザーの”シュワシュワシュワシュワ”の

1回目のシュから2回目のシュまでの間が、RATEを一番遅くすると20秒かかるwwww

もうそれはほとんど波の動きを感じられないよww

逆に最速にすると1秒に32シュワです……もうシュワシュワには聴こえませんww

こんなに幅広いフェイザーは現代でもほとんど見られないでしょうね。

ちなみに、よくあるフェイザーの最速RATEは9hzくらいです。

(注意:1970年代当時の元祖Bad StoneはRATE幅が0.2hz〜32hzだそうです。現在販売中の復刻版を作るにあたって更に遅い方に幅を広げたんだとか)


マニュアルシフト


BADSTONE 6 2
Bad Stoneのもうひとつの特徴として、

フェイザーの波の動きを任意のポイントで止めることが出来ます。

それがAUTO-MANUALスイッチ

AUTOにしておくのが普通の使い方で、これをMANUALの方にするとフェイザーとしての揺れがなくなり、

その代わり右上のMANUAL SHIFTのノブで帯域を調整します。

位相がぶつかって周波数バランスが変わってるのにそれが動かないってことで、

ワウの半どめのような特徴的な音を作ることが出来ます。

これは結構面白いですね!


Small StoneやPhase90との違い


フェイザーを探しているとなったらとりあえずMXR Phase90を思い浮かべると思います。

そのPhase90と比べてどうなのか、

また同じElectro Harmonix社のSmall Stoneと比べてどうなのかを自分なりに紹介していきます。

Phase90より爽やか






何度か言っていますが、Phase90は結構エグみのあるフェイザーなんですね。

なので、爽やかな音にしたいとなったらあちらではちょっと低音が膨らみすぎてしまいます。

Electro HarmonixのSmall StoneかBad Stoneをおすすめします!


Small Stoneは4段、Bad Stoneは6段フェイザー





同社製品同士の比較ですが、

Small Stoneの方は4段フェイザーという仕組みで、

より爽やかな音になっています。

それに対してBad Stoneはもうちょっとフェイザーとしてのクワっとした成分が多めで、

位相がズレてコンプレッション感も強くなっています。

高音弦でのカッティングとかだとこのBad Stoneの方がいいですが、

アルペジオにうっすらかけるとかであればSmall Stoneの方が奥行きが出るかもしれません。

Bad Stoneで奥行きも欲しかったら別途リバーブも追加してください!

ちなみに、Phase90も4段だからその点は爽やかめなはずなんだけど、

オンにすると自動的に音量が上がってしまうところや、レゾナンス強めなところから、やっぱりPhase90はエグい音なんだな〜。

超高速,超低速RATE


Bad Stoneらしさってなんと言ってもこれですよね。

RATEの幅の広さ!

速い方にもSmall StoneやPhase90の倍くらいの速さまでいくし、

遅い方も両者の半分以下どころじゃないところまでいきます。

なんせ最遅設定で1周期20秒だからww

20秒かけて息吸って吐いてを繰り返せと言われたら、それはもう息してないように見えるでしょ?

固定シフト


RATEを止めるというのもSmall StoneやPhase90では出来ない技です。

ワウの半どめのような効果が欲しければ是非!

ちなみに、固定シフトは絶対にBad Stoneでないと出来ないのかと言われるとそうでもなく、

BOSSのPH-3EQDのGrand Orbiterなどでも出来ます。

でもBOSSはデジタルだし、EQDはちょっと高いし……

Bad Stone、イイヨ!

Bad Stoneの使い道


せっかくなので、わたしなりのBad Stoneの美味しい使い方を紹介したいと思います。

どれも”個人的にはスキ!“というだけなのですが、

誰かの参考になったらいいなぁと思いまして。


RATE固定でハーフトーン的な使い方


BADSTONE 6
そもそもストラトのハーフトーンって、

ふたつのピックアップで位相が逆になってるために音がぶつかりあってあの特徴的なサウンドになっているのです。

もちろんハーフトーンは周期的になにかが動いているわけではないので、

それはつまりRATEの動かないフェイザーです。

おや、固定RATEってハーフトーンなんじゃね?

その通り!

揺れる必要はないけどあのちょっとした詰まり感が欲しいときに是非!


高速RATEでシンセ的なリードを


BADSTONE 7
こちらBad StoneのRateの速さを活かして

「これがバッドストォォンだぁぁぁぁ!!!」

と叫びながら使いたい音色を。

歪んだサウンドで中音域をちょっと強調させて伸びやかに弾くフレーズ。

ちょっとディレイとかもかけて王道のリードサウンドを作ったらそこにCOLORスイッチを上げた状態でRATEマックスのBad Stoneを投入しましょう。

音がトレモロのように刻まれた感じになり、まさかシンセサイザーかなと思うくらいに不思議なサウンドになります。

揺れ周期を16分音符とかに合わせてもいいのですが、いやここは最速でいこう!

楽曲を一気に印象付ける面白サウンドになります。

使いすぎには注意www


まとめ:ヴィンテージでありながら多様なサウンド!


さて、どうでしょう、Bad Stone気になってきたんじゃないですか?

今やデジタルエフェクターで色んな面白機能は沢山使えますが、

こうしてアナログ機材独特な感じってのも音楽やる上でいつまでも欲しくなっちゃいますよね。

是非導入してみてください!

ってことで今日はこのへんで。

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!