どうも、実は楽器屋でも働いていた萩原悠です!

楽器は是非試奏して欲しいと思ってましたが、

初心者さんこそ緊張して

「試し弾きでなに弾いたらいいかわからないです、まだ全然上手くないし……」

とか言って楽器を構えたままフリーズしてしまう方を見てきました。

今日は、楽器屋でギターやベース、エフェクターの音出し試奏のときになにを弾いたらいいかというお話なのですが、

ぶっちゃけフレーズとか曲とかはどうでもいいんです!

下手だとか上手いとかは全然関係ないし恥ずかしくもない。

小学生だからとかおっさんだからとか女だからとかは関係ない!

とりあえずは試奏してみれ!

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楽器屋ではドンドン試奏しよう!




最近は通販の発展により、直接楽器屋に行かなくても楽器が変えるようになりました。


店舗に商品を出したり接客する人員を配置したりする必要がない上に、

ネット上の強豪他店舗との価格競争にもなるため、

通販は実店舗よりも安く売ってることも少なくありません。


しかしやはりまだまだ楽器業界は実店舗に魅力があります。

それは実際に触って、音を聴くことが出来ることです。

大事なのは店員の情報でも値下げ交渉でも送料がかからないことでもありません。

自分で触って確かめることが出来ることです!

楽器は持ってみないとわからない微妙な差があったり、

弾いてみないとわからない、理論上説明しにくい個体差があったりします。

せっかく買うならその辺も吟味してから買うようにしましょう!

と言われても、

試奏が苦手な方もたくさんいます。

家でひとりでギター弾いてるのと違って、周りが色々気になりますよね。

が、これだけはしっかり覚えてください。

試奏は自分のためにするんです!



試奏が緊張する理由


とは言っても、楽器屋で音出しするなんて初めはとても勇気がいりますかね。

でも、なんでだろう?

試奏が緊張してしまって勇気が要る理由、

思いつく限りにリストアップするとこんな感じでしょうか。
  • 上手くないから恥ずかしい
  • 買わなきゃいけない空気が怖い
  • 試奏で弾くべき曲がわからない
  • 他の人が試奏してるor試奏したいかもしれない
  • ギターが全く弾けない
だいたいこういう感じなのでは?


それぞれ理由はあるけれど、

でもやっぱり基本的に初心者さんにありがちっぽい理由ですね。

これ以外の理由もあったら是非追加したいので最下部のコメント、またはTwitter@hagiwarauへご意見ください!

それでも試奏しよう!


試奏を躊躇してしまう理由は数あれど、

でもやっぱり是非とも試奏はして欲しいのです。

これから、それぞれの試奏を避ける理由を全部潰してやる!

そしてその後に試奏でなに弾いたらいいかという本題に入ろうか。

上手くないから恥ずかしい


これが一番愚かです。

はっきり言って、くだらない!

むしろ楽器屋さん的には一番歓迎なんです、これくらいの層が。

楽器に関していきなりうまい人なんて存在しません。

それぞれの楽器がそれぞれ全く違う構造で出来ているんだから。

つまり誰もが初心者から始めた、そして楽器屋さんは初心者さんにこそ優しいものであり、

店員さんも基本はそのスタンスです。

だから上手くないことなんてどうでもいいんです。

むしろ、極論を言ってしまうと、

誰もあなたの試奏なんて聴いてません!

店内の適度なBGMや雑音と同じ程度にしか考えてなくて、

試奏の音を聴いてるのなんて本人と、

あとは初心者のお客さんだけです。

初心者のお客さんは楽器屋に慣れてないのと、

「うわー自分も弾いてみたいけどこんな感じで他の人にも聴こえちゃってるんだ〜うわぁ恥ずかしい。」

という心理とカクテルパーティー効果(聴きたい音を集中して聴くことが出来るという人間の聴覚の特殊能力。誰もが持ってる。)が働いているので、

それにより緊張してしまっているんです。

周りの人なんて気にしなくていいんです、

周りの人もあなたのこと全く気にしてませんから。

(逆によっぽど上手かったら聴かれますwww)


買わなきゃいけない空気が怖い


いやいやいや、わかりますけどね!

でも、実際数万円する楽器が試奏するたびに売れるものだと思ってます?

だとしたら楽器屋時代のわたしはもっとラクでしたよwwww

試奏をお願いされたからってその時点で店員さんはお買い上げのことなんてほとんど考えてませんよ。

買うつもりがあるから試奏する“である必要は全くありません。

試奏した末にドンピシャだったら買う“でいいんです。

文房具コーナーでボールペン試しに書けるようになってるとついグルグルグルって書いちゃうでしょ?

あれくらいのノリでよいよ!


試奏で弾くべき曲がわからない


これがつまりは今回の本題なので後述しますが、

簡単に言うと、

あなたの使い方次第&なんでもいい

です!


他の人が試奏してるor試奏したいかもしれない


自分が弾いてみたいタイミングで、誰か他の人が試奏してたりしたらアンプが使われてるので試奏出来ませんね。

でも、楽器屋って実はアンプいくつかあるから。

それに、今試奏してる人だって永遠にしてるわけでもないし、

あなたの試奏したいギターやエフェクターも接続やチューニングの準備があるからすぐには試奏出来ません。

つまり、タイミングはもう関係ないってことだ。


逆に、

自分が試奏してる間に誰か他の人が試奏したいかもしれない、自分は邪魔かもしれない。

うるせぇ!

そんなことまで考える必要はない!

そこをどうにかするのは楽器屋の仕事!

試奏用のアンプを増やすなり、

前の人をどかすなり、

別のフロアやコーナーのアンプを使うなり、

アンプシュミレーターとヘッドフォンを用意するなり、

店員にやらせろ!


ギターが全く弾けない


あ……それはスミマセンでした。

全く弾けないなら試奏もなにもないですね。

だとしたら、

まずは持つだけ持ってみよう。

そして鏡で見てみよう。

どうですか、かっこいいですか?

テンション上がりますか?

ちなみに予算は足りてますか?

そんなもんでOKです。

木材による鳴りの違いもPUによるピッキングニュアンスの違いも指板のRもアームの可変幅もどうせわかんないんだから!

ただ、出来れば数本持ってみましょう。

「どうせ持ってもわからないから」

ではなく、

わからないからこそ持ち比べるんです。意外と違うから!

なんとなくボディの厚さやネックの長さ太さなどで自分にフィットする気がするやつというのがありますから。

そのフィット感と見た目の好みが絶妙にマッチした1本があれば是非そいつを買うべきです!


試奏でなにを弾けばいいのか


ようやく!

ようやく本題です!

楽器屋さんでの試奏時になにを弾いたらいいのかですが、

簡単にまとめると

  • 試奏の定番曲なんてない
  • 自分が普段弾いてる曲やフレーズを弾く
  • その楽器でやりたいものを弾く
  • そもそも曲でなくてもいい

です!

細かく説明しましょう。


試奏の定番曲なんてない


これなんですよ!

試奏するときはこれを弾かなきゃいけないみたいなのは全くないんです!

そりゃたしかにギタリスト界の定番フレーズみたいなのは世の中にいっぱいあります。




この動画の”Smoke on the Water“なんてリリースから何十年経ってもやっぱり定番フレーズです。

でも別にこれを弾かなきゃいけないなんてことは全くなく、

試奏は自由なんです。



自分が普段弾いてる曲やフレーズを弾く


試奏の定番フレーズがないってことは、

逆になにを弾いてはいけないなんてこともないんです。

アニソンしか弾ける曲がなくて恥ずかしいですか?

最近の流行りを知らなくて恥ずかしいですか?

いや全然えぇやん!

何度も言いますが、周りはあなたの試奏を聴いてないですし、聴いてもなにも思いません。

言ったでしょ、試奏は自分のためにするんです!

いつも自分のギターで弾いてるのと同じフレーズを弾くのが一番違いがわかりやすいです。

弾き慣れてる曲で弾きやすさや音を確認しましょう。

その楽器でやりたいものを弾く


とりあえずギターを少しは弾けるとして、

楽器屋で新しいギターだとか使ったことのないエフェクターだとか、

そういうのの試奏をするとする。

なんでそれを試奏したくなったんだろう?

こういう曲調を弾きたいからこういうギターが欲しい。

こういう音を出したいからこのエフェクターが欲しい。

それならそれを弾きましょうよ!

単純な話です。

そもそも曲でなくてもいい


試奏で曲を弾かなきゃいけないって誰が決めたんですか?

むしろ、試奏で一生懸命なにかの曲をフルコーラス弾いてる人とか割と冷めた目で見られますよ。

一回ジャーーンと弾くだけでレンジ感もわかるし、

一回ティロリーーーーーと弾くだけでサスティンもわかります。

それを色々ピックアップ変えてみたりアンプのセッティング変えたりしながらギターの特性を行くならまだしも、

曲を弾くことに専念してる人はもはや音なんて聴いてません。

あれはただ欲しいギターをデカい音で鳴らせて楽しくなっちゃってるだけです。



まとめ:つまりなんでもいい


つまるところ、試奏でやらなきゃいけないことなんてないんです。

それを伝えるためにこのページを書き始めて、

「弾くのないならこういうフレーズ弾いてみなよ!」

みたいなのを作ろうと思ってましたが、いやそれさえ要らないわ!

自分の欲しいサウンドや使いたい使い道があるならそれをそのまま試せばいいし、

「このギターやエフェクターってどんな音するんだろう」っていう興味段階だったらいつも弾いてるフレーズとかを弾いてみて違いを体感すればいいし、

なにも弾けないんだったらとりあえずギターを構えてみて、左手はなにも押さえなくていいからピックを適当に持ってジャラーーンと弦を弾いてみてください。

それを嫌がる店員はいませんし、冷やかす客もいません。

だって、

あなたのことなんて、誰も気にしてませんから!


これで少しは気がラクになって、「じゃあちょっと今度触ってみようかな。」となってくれたら嬉しいです。

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!