どうも、ワイヤレスはLINE6一筋の萩原悠です!

まぁ一筋と言ってもね、それは事実なんだけど、逆にそんなに使う機会がないとも言えるww

わたしが使っているのはRelayシリーズ最初にリリースされたG30。

それを元にRelay G50、G55、G70、G75、G90など数々の上位機種がリリースされていますが、

逆にもっとシンプルはG10というモデルがありましてね、

これがなかなか評判いいんですよ!

ってことでここではRelay G10の紹介です!


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Relayシリーズ


アマチュアでもギターやベースをワイヤレスにして動き回りたい!

そんなアーティストに大人気のLINE6のRelayシリーズ。

独自のデジタル転送方式を開発し音質劣化も極力抑えられているため愛用者も多いです。

そんなRelayシリーズで最もシンプルで簡単なのがRelay G10というわけです!


Relay G10



それがコチラです!

最近はこういう形のワイヤレスも増えてきましたが、リリース時は結構珍しかったのよ?

これがRelay G10というものです。

特徴を紹介していきましょう!

ギターに直接挿す!


Relay 20
これがラクですね〜。

送信機にそのままプラグがついてて、直接ギターにつなぐだけ!

従来のモデルだったらギターからパッチケーブルを使って送信機に繋いでましたが、

じゃあその送信機はどこで固定するんだと、そういう問題が出てきていました。

これなら簡単にギター本体にジャッと挿して終わりです!

しかもそれですぐに電源がつく仕様になっています!

(電源がつくと光ります)


最大15メートルまで離れられる


憧れのワイヤレス!

そしたらやっぱりどんどん遠くまで行ってみたくなります。

G10で離れられる最大距離は……15メートル!

ぶっちゃけ最近のワイヤレスシステムの中ではかなり短い方。

でも、15メートルもあったら十分ですよねぇ。

ちなみにこれはメーカーが公称している”最大値“なので、

14メートルなら絶対に大丈夫という保証をするものではありません。

間に入る障害物(人とか、自分とか、となりのエフェクターとか)だったり、

その空間に飛んでる電波だったり(「ここWi-Fi飛んでんな」「見えるんかい!!」)

とかで変わりますのでご注意だ!


受信機にドッキングさせて充電する


Relay 15
ワイヤレスで送受信をするわけですから、当然電源が必要になります。

受信機はアダプターでコンセントから電源取るとして、

送信機はそんなことするわけもなく。

乾電池が入っているのかと思ったけどこれもはや乾電池が入るようなサイズでもない。

そう、内蔵電池です。

しかも、その充電は簡単で、受信機の方のドックに差し込むだけ。

つまり、ギター弾き終わったらそのドックに挿しておけば次に弾くときにはバッチリ充電出来てるってことなんです!

いや〜これは考えましたね!

めっちゃ快適やん!

あ、それと、充電はUSB接続です。


フル充電で8時間まで使えるらしい。

最大14本同時使用可能


これすごいなぁ。

送信機と受信機がドッキングしてる状態からペアリングは済んでて、

そのまま使うと簡単に音が出るわけですが、

そんな使い方で14本までいけるらしい!

すごい!

これが最新のデジタルシステムなのね!

逆にこれじゃあLINE6がめっちゃすごいことやってるって気づかれないねww


3メートルのケーブルトーン


Relay 16

LINE6がRelayシリーズをリリースしたときに初めから持たせていた機能のひとつがこのケーブルトーン。

なにかと言うと、

“実際にケーブルで繋いだかのような音質劣化を敢えて付加する”

という機能です。

人間ってオモシロ!

シールドを使うことによる音質劣化がなくて済んでるのに、

逆にそれじゃ不自然だってことで劣化させたがるようです。

でもたしかに、これがあることによって自然な音になるので、

絶妙なセッティングだなぁと。

Relayの上位機種では想定しているケーブルの長さを変えて音質を調整できますが、

G10の場合は3メートルのケーブルを使った感じに固定されています。


いきなり抜いてもノイズが出ない


ギタリストベーシストのみなさん、

アンプにつながってる状態でシールドをいきなり抜くとどうなるかご存知ですか?

そう、ブツッ!!というなかなか不快なノイズが出ます。

これはもう当たり前、アンプ側は受信し続けているのにいきなりケーブルの接点が変わったらそりゃノイズになります。

これはLM楽器業界の常識なのですが、

なんとこのG10、そのノイズが全く出ないんです!

恐らくこの”挿しただけで電源が入る機構”のおかげだと思うのですが、

抜くとその瞬間に電源が切れます。

どんなに速く抜いても、必ずその一瞬前に電源が切れてくれるので、

受信側にノイズが飛びません。

すごい、これは便利。

ライブで複数のギターを持ち替えるとき、

複数のトランスミッターを用意するのも面倒だしコストがかかる。

かと言ってケーブルの差し替えとなると一度エフェクターかアンプでミュートしなければいけない。

G10だったらギターの持ち替え時にサッとこれを抜いて差し替えればOK!!

Relayの上位機種にも出来ない超便利な使い方!

対応してないギター



挿したらすぐ電源が入り、抜いたらその瞬間に電源が切れる。

このすごい機能を実現しているのはこのプラグの形状。


よく見ると、普通のギターシールドに比べて線が一本多いんです。

(TRS端子と言い、ヘッドフォンなどのステレオケーブルでは一般的。)

この一本こそが重要で、細かいことはわかりませんが恐らく電源のオンオフを司る信号をこれより根元で行なっているんだと思います。

で、ここからが本題。

G10は楽器を選ばずほとんどのギターベースで使えますが、

ジャックをしっかり挿した状態が電源オンになるトリガーになるので(むしろ電源スイッチが他にないのよ!)、

ジャックの形状や内部でやりとりする信号によってはG10の電源が入りません。

例えばYAMAHAのサイレントギターSLG200シリーズや、エレアコのAシリーズ、APXシリーズ、CPXシリーズ。

このあたりは電源が入らないようです。

また、明確には言われていませんが、アクティブタイプのピックアップで、配線仕様が特殊なギターも電源がうまく入らないとのこと。

線引きとしては、

“シールドを挿すと電源が入るタイプのギター”

はアウト率が高いです。

つまり、わたしが好きなサスティナー付きギターも軒並みダメってことかorz


対処法としては、プラグの先っちょだけ変わってればOKなので、

G10にこんな感じのプラグをつけてからギターのアウトプットに繋ぎましょう。



これで解決や!


インジゲーターとかがない


Relay 18
これはライブで使うときにちょっと怖いポイントです。

送信機と受信機がしっかりつながっているかとか、

電波強度の表示があったりするものなのだけれど、

それがG10には全くない!

20年前の携帯電話にだってあるのにだよ?

なのにこのG10にはない。

電波強度のインジゲーターどころか、

つながってるかどうかのマルバツさえも判断出来ない。

これは怖い。

もし音でなくなったりしたときにどこが原因なのかがわからないでしょ?

これはあまりよくないですねぇ。

G30以上のモデルにはバッチリあります。


G10はライブには向かない?


本来LINE6さんは、rG10を自宅での使用を想定して作ったそうです。

というのも、送信機と受信機の結束が強すぎて、同時に使う他のワイヤレスの邪魔をしてしまうことがあるそうです。

とは言えやはり実際ライブで使ってる方も多く、皆わりと普通に使えています。

ただなぁ〜……やっぱりインジゲーターもパイロットランプもないのは不安だ。

目に見えない線が本当につながっているのかどうかは、どうにか”見える化“して欲しいですよね。

家では別にいいけど、ライブ中に1分間音が出なかったらヤバいでしょ?

そんなときに、少しでも早く復旧できるように、どうにかランプ光ってほしかった……。

まとめ:G10でワイヤレスデビュー!


家の中であっても、ケーブルで繋がった状態というのはそこそこのストレスです。

短いやつでいいやと思ったらちょっと遠くの物に手を伸ばそうとするとケーブルが引っ張られてエフェクターとかアンプとかガシャーンだし、

3メートルとか5メートルのケーブル使ってると足元やテーブルの上にグルグルグルグルグルグルあってめちゃくちゃ邪魔。

それがこのG10で解決するわけよ!

しかも絶対電池も切れないドッキングチャージ!

もちろんライブでも使えて、なんならギターの持ち替え時にはこの超小型送信機が役に立つ!

便利な世の中になったものよ!

これで2万円は安い!

是非LINE6 Relay G10でワイヤレスデビューしちゃってくださいませ!

最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!