どうも、いや〜衝動買いした!萩原悠です!

そうです、MORRIS(モーリス)の12弦ギター

MB-305-12を衝動買いしてしまいました!!


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MB-305-12


MB 305 12 1
買ってしまいましたよ!


MORRIS(モーリス)のMB-305-12、

12弦ギターです!


御茶ノ水で衝動買いしてしまいました。

見た目あまり状態が良くないってことでとても安かったですが、実際そんなに弾きづらいこともないし、

ネックの状態もまぁ悪くなかったので買っちゃいました!

12弦ギターの情緒的なサウンドは舞台音楽とかでも使えそうだし

……まぁ今すぐ使うあてがあるわけではないんだけどさ……(本格的な衝動買いww)


詳細を突き止めることはできないけれど、

MB-305-12は1980年代のモデルなので実際その頃の個体です。

店員さんには

「これボディはハカランダ材ですよ!今では超希少木材の!!」

って言われてついその気になってしまいましたが、

多分これ違います。

MB 305 12 10
いやサイドとかの木目はめちゃめちゃきれいだけれど、

モーリスのカタログ見たらMB-305-12はそんなこと一言も書いてなかったwww(むしろ何材なのかの記述が全くなし)

上位モデルのMB-320-12はサイド材とバック材がハカランダらしいけれど、

MB-320-12MB-305-12じゃ流石にクラスが違いすぎるので、まぁありえないかなとw


ちなみにハカランダ材ってのは、つい最近ローズウッド材がワシントン条約で

「輸出するときは許可が必要じゃぞーレベル2」

に認定されてちょっと希少な木材になってしまいましたが、

ハカランダ材はそれよりずっと前にレベル3認定されちゃってるので、かなり希少な木材なんです。

なので、1980年代とは言えMB-305-12クラスのアコギにハカランダ材は……ありえない!!


追記:ハカランダでしたwww


このページをアップロードしてから数ヶ月後、

モーリスのギターに詳しい方からコメントを頂きまして、

どうやらこの機種はれっきとしたハカランダ材が使われているそうです!

サイドとバックにハカランダの合板が使われてるようで、それゆえの音抜けの良さだそうです!

(コメントくださった村岡様、ありがとうございます!)

そもそも12弦ギターとは


MB 305 12 3
一応12弦ギターというのがなにか、というお話もちょっとだけ。

普通ギターって弦6本なんですよ。

7弦ギターとかいって低い方にもう1本追加されてるやつもあるけれど。
(更にもう1本追加して8弦ギターってのもある。)

じゃあ12弦ギターってのはどんだけ低くなるんだよと思うことなかれ!

そういうやつじゃないんです。


12弦ギターって、普通の6弦ギターの1本ずつにもう1本”副弦”という弦が張られているのです。

MB 305 12 7
それで普通なら1本押さえるべきところを、その副弦もまとめて押さえる、
つまり全てのポジションで本弦(っていうのかなw)と副弦常に2本ずつ押さえる、ということになります。

なにそれめっちゃ難しいじゃんって思ってたけど、実際弾いてみると簡単。

というか普通に1本だけ押さえようとすると自然に副弦も押さえちゃうような絶妙な位置に張られています。

細い方の1弦と2弦は、本弦と全く同じ弦が副弦として張られていてつまり全く同じ音がダブルで鳴る
MB 305 12 11
それより太い方、つまり3弦4弦5弦6弦の副弦は本弦より細い弦が張られていて、副弦が本弦の1オクターブ上の音が鳴るようになっています。

MB 305 12 13

ふむ……なんだそれー!!

まぁ、これは申し訳ないけど弾いてみないと完全に理解するのは難しいと思うw

理論上わかってても

「で?それがどうしたの?」

ってなるもんなぁ。

簡単に言えば、
音に独特の広がりが出る!

って感じです。

全く同じにチューニングされた副弦であっても、微妙に音程ってズレちゃうんですよ。

それがぶつかりあって何故かいい感じの響きになるという。

ヴァイオリンセクションとかも、あれだけの人数がいて微妙に音程がそれぞれ違うからこそのあの広がり感なんですよ。

全員がピッタリ同じ音程に合わせられちゃったら逆に音が細くなっちゃうのです。

12弦ギターってのはそういうサウンドを出せる、結構面白いギターなんですよ!


12弦ギターの名演


実はわたしもあんまり12弦ギター詳しくないので、

このギターを手にいれたからには、どんなサウンド、空気、ニュアンスを醸し出せるのか、

ちょっと勉強がてら調べてみました!

As Tears Go By by / The Rolling Stones





まずはThe Rolling StonesAs Tears Go By byという曲を。

いや〜。

なんかめっちゃいい。

めっちゃいい曲!

なるほど、副弦によるコーラス効果のほかに、

このモチっとした低音とキラっとした高音が同時になるのも魅力なんですね。


森恵「粉雪 (レミオロメン)」





アコギの弾き語りでありながらこの音域の広さ。

本人が演奏後に話してるけれど、まさに冬のシンとした感じ、冷たい感じ出てるなぁ。


12弦ギター、実は安いモデルもたくさんあります!


こういういい演奏を聴くとちょっと12弦ギター欲しくなって来ちゃうでしょ?w

あまり今までちゃんと探したことなかったけれど、実は12弦ギターって手頃な価格でも買えるみたい。


YAMAHA FG820-12

→サウンドハウス ¥33,800-



ちょっとこれは弾いてみてとか全然してないんだけど、YAMAHAのFGだったら安心だろうってことで紹介。

FG820についてはコチラで紹介しつくしてるけれど、本当にコスパが最強!


ZENN / ZD24-12
→サウンドハウス ¥17,800-



なんだこの超激安モデルwww

ZENNってのはサウンドハウスの自社ブランドで、

PA系でいうところのクラシックプロ、エレキギターのプレイテック的な存在です。

本当にとりあえず12弦ギターが必要って方はこれでもいいのかもしれないけれど……

大丈夫かなぁ、大丈夫じゃないだろうな。

でもレビューコメントがみんな幸せそうだからいっか!

コスパはよいってことでしょう!

まとめ MB-305-12 可愛がります!


ちょっと他の12弦のことしらべたりしてたら横道に逸れてしまった!

うちに来た子はモーリスのMB-305-12です!

結構いい買い物だったんじゃないかぁ、よく考えたらモーリスのギター買うのも初めてだ!

今後の制作で活躍してもらいます!

ってことで今日はこれでおしまい!

最後まで読んでくれてありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!