どうも、最近また機材買い込んでる萩原悠です。
先週ですね、また面白そうなもの買っちゃいました!
Roland VT-3です!
今日はこいつを動画にしたりして紹介します!
是非ごらんください!
下の方におすすめ設定用意しました!
Rolnad VT-3
コイツです!!
かっこいいっすね!
こいつはRolnadのAIRAってシリーズのうちのひとつです。
AIRAはダンス系、エレクトロ系の音楽をやるクリエイターやパフォーマーのために作られたシリーズで、
それぞれ909や303など昔の名機を元に今風な改良がなされています。
リズムは909、ベースは303、そういうのを元にしてるのはわかるのですが、
それではこのVT-3の元になった機種はなに?
…………
……コイツです!
BOSSのVT-1です!
見た目に時代が表れてますねーwww
あ、BOSSってのはRolnadグループのギター部門、エフェクター部門みたいなもんです。
VT-3 レクチャー動画
さっきYouTubeに上げました!
思ったより長くなっちゃったので、
基本操作編と各モード遊び倒し編に分割しました。
とりあえずこっちが前編。
もしよかったら後編まで続けて見てね!
VT-3 使い方 おさらい
動画だとなんかダラダラと喋っちゃったところがあるので、
もう一度ここにVT-3の基本的な使い方をまとめようと思います。
真ん中の大きいノブでモードセレクト
VT-3には大きくわけて10のモードがあります。
- AUTO PITCH1
- AUTO PITCH2
- VOCODER
- SYNTH
- LEAD
- BASS
- MEGA-PHONE
- RADIO
- SCATTER
- DIRECT
この中からひとつ選択することから始めましょう!
ピッチとフォルマントを調整
ピッチは音程、フォルマントは……
もう動画を見てくれwww
ROBOTボタンでより機械的な声に
VT-3のオイシイ機能。
具体的には、しゃべりの抑揚がなくなります。
人間は喋ってると気付かないうちに自然と音程が上がったり下がったりしてるからね、
それを真っ平らにすることによってロボットっぽくするボタンです。
ミックスバランスとリバーブ
最後にミックスバランスの調整とリバーブの付加でおしまい!
ミックスバランスってのは、
入力した声、つまり”エフェクトかかってない声”と”エフェクトかかった声”のバランスを調整します。
リバーブはその名の通りリバーブの量です。ちょっとかかりがキツ過ぎるんだよな〜。
リアパネル
忘れるとこだった!
VT-3のボディ奥側に入出力がまとまってます。
・インプットはコンボジャックなのでXLRもTSも可能。つまりマイクのほかにギターとかもいけるってことだね!
・アウトプットはLRのステレオ出力、のほかに、エフェクト音とバイパス音を分けて出すことも可能!
・フットペダルを使ってバイパス設定が可能。ライブで使える!
・USBからバスパワーを取ったり、このままオーディオインターフェイスにもなります!
(動画では別途USBオーディオインターフェイスを使用)
VT-3 おすすめ音色設定
では最後にVT-3のおすすめ設定……いや、
これは完全に僕の好みです。
動画用にいじりながら
「あ、これいいなぁ」
ってなった設定をいくつか紹介します!
(真ん中のモードがどれを指してるのかわかりずらくてごめんorz)
VT-3 シンセのおすすめ設定
これが一番お気に入り!
動画内で一番しっくり来てましたね。
モードをシンセにしてフォルマントをガン下げ。
フォルマントってつまりはEQ、つまりはフィルターなので、
フォルマントを下げるってことは高域の派手に暴れる部分を抑えるってことになりますね。
あとは場面に応じてちょっとずつフォルマントを上げていって、
ウザくない程度に目立つポイントを見つければ即使えます!
VT-3 メガフォンのおすすめ設定
これもなかなか好きな音。
なかなか美味しい劣化具合とこもり具合。
ちょっとそのまま使うと劣化し過ぎというか、”やり過ぎ感”がでちゃうってときはこうやってミックスバランスで強引に調節しましょう!
これが一番気軽に使えるわ!
VT-3 ラジオのおすすめ設定
メガフォンと似た感じだけど、こっちの方が激しく歪みます。
もうそうなったら割り切ってガッツリとエフェクティブな使い方をしましょう!
フォルマントがワウペダルのように効くので、オイシイポイントを探して使えばOK!
僕は結構フォルマント最大のときのチープさがよいと思いました……が、
このあとEQでちょっとだけ上を削りたくなるなww
VT-3 ボコーダーのおすすめ設定
ボコーダー設定のときは率先して”ROBOT”ボタンを入れましょう!
ミックスバランスはMAX、リバーブをちょっとだけ入れてます。
音程もちょっとだけあげると、いい意味での”不自然さ”が追加されてよかったです!
VT-3 ベースのおすすめ設定
ベースはデフォルト設定が一番いいです。
本当によくチューニングされてると思いました。
ただ、僕はそんなにテクノ系とかの人じゃないので、ちょっとフィルターが開き過ぎかなと。
ってことで、ちょっとだけフォルマントを下げてウザさを抑えました。
使いやすさ重視!
VT-3 スキャッターのおすすめ設定
もうこれはおすすめとかないよwww
でも多分喋ってる途中にいきなりオンにしたりして言葉をぶっ飛ばせる使い方だと思うので、
それだったら音程とかは変えない方がいいよね。
さっきからどのモードのときも割とそうだけど、
こういうのはあれこれやりすぎるとわけわかんなくなっちゃうもんね。
VT-3 ダイレクトのおすすめ設定
最後です!
ダイレクトってのはそう、なんの変化もないやつです。
じゃあそれはバイパスとなにが違うのか……
ピッチやフォルマントは有効なんです。
つまり、ただ音程だけ上げ下げするとか、そういうシンプルな使い方が出来ます。
ってことで、ピッチを上げてフォルマントも上げ……
でもフォルマントは全開にすると不自然過ぎちゃうのでちょっと抑えめ、という設定にしてみました。
ヒャダインさんの女性パート、通称ヒャダル子とかもこの原理ですね。
↑PVではヒャダル子パートではももいろクローバーの青、
「ももかとかがちっちゃく可愛く踊ってる隣でこんなデカい私がドカドカ踊るのは無理」
と言って脱退した早見あかりさんがめちゃめちゃ輝いてます。
まとめ Rolnad VT-3面白い!
さぁそんな感じで、
これで大体皆さんにもこのRolnad VT-3の魅力が伝わったんじゃないかと思うのだけどどうだろう?
これのいいところは、これだけ面白いことが出来て意外と安いってとこですね。
Roland AIRA VT-3
posted with カエレバ
今はどこのショップも完全に同じ値段です。
(サウンドハウスさんには取り扱いがないようです)
新製品ですからね、もうしばらくは値崩れしないのでしょう。
こういうのは流行っちゃったらもうあとからは使いにくいから、
先に使い始めたもん勝ちですな!
是非皆さんのライブに、音源制作に、ちょっとしたパンチを加えてみてはいかがでしょうか!
ってことで今日はおしまい!
最後まで読んでくれてありがとう!
萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!